身体が柔らかいとは
クールマアーサナやエーカパダ、ドゥイパダで首に足をかけれたりすること=身体が柔らかいと思っていませんか?
上記のような難易度の高い(高度な前屈)アーサナが形的にできている人でも腰・お尻・太ももの筋肉がカチカチになっている人は要注意。それはただ股関節を正しい位置から外して動いているかもしれないから。
肩関節もまた然り。プラサリータCで手が床についている=肩が柔らかいとは限らない。肩周りがガチガチの人は肩関節を正しい位置からずらして使っている可能性があるよ。
アーサナを取ることが人生の目的であるならそれはそれでよし。
けれど、もし心身ともに健康であることがあなたの人生の目的であるならばまず自分の身体の状態をチェックしてみてね。
身体が柔らかいとは「筋肉の質」が柔らかいことだと最近私は考えていて
関節が緩んでいるとはわけが違う。
私たちの身体は常にバランスを取っているから身体のどこかが硬くなっていると身体のどこかが緩んでくる。
だから手首、足首が緩い人は基本的に胸椎がカチカチになっていることがほとんどだし、
股関節、肩関節が正しい位置にない人は肋骨が自由に動いてないことが多い。
トップの写真を撮った2017年の私は全身ガチガチさんだったよ。
腰痛はもちろんのこと、お尻はいつもカチカチで、肩もガッチガチ。
アーサナの形だけにとらわれて自分自身の身体の状態と向きあうことを避け続けていた時期だったなぁ。
自分の身体がどんな風に動いているかを観察することは今の自分自身を観察するとてもいいきっかけになるし、ヨガを実践していく上でマイナスになることはない。
以前の私のように「ヨガはそういうものではないから」という理由だけで身体を無視するのはとってももったいない。
ヨガとはあなた自身のあり方そのものなのだから、身体を知ることでヨガ的じゃなくなるなんてありえない。
ヨガをしているのに腰がガチガチ、お尻がガチガチ、太ももがパンパン、肩がカチカチのひとは、自分の身体のつかいかた今一度要チェックだよ。
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