夫婦の日に思うこと2024
さて、今年もやってきました
今日10/20は北インドの「夫婦の日」です。
(インドの祭日は全て月の満ち欠けによって決まるので毎年日にちが変わります)
去年もこの夫婦の日についてnoteに書いたのでもうご存知の方も多いかと思いますが
今わたしがいる、デリー(北インド)の「夫婦の日」は
それはそれは、独特な伝統的過ごし方があります。
カルバチョート(Karwa Chauth Vrat)
https://evenear.com/event/detail/8323
↑のウェブサイトがわかりやすくどんな日か書いてくれてますので是非読んでみてください。
簡単に説明すると
結婚している女性が夫の健康を祈って日の出から日の入りまで断食をする日です。
去年まで「全く変な風習だぜ」とこの日を毛嫌いしていた私ですが
今年はもう少し冷静になって、一体どれくらいの既婚女性がこの風習に従っているのか
昨日から観察してみました。
私の知る限り、断食していない既婚女性は私しかいませんでした(笑)
前日から女性たちはメヘンディ(ヘナアート)を施し
今朝は夜明け前に起き、暗いうちに軽い食事をし、そして日が暮れて月が出てきた後に旦那さんと豪華な食事をする。
冷静に観察してみて、気づいたのは
男性陣よりも女性陣の方がノリノリなようだ、ということ。
メヘンディは結婚式など、お祝いの時にするもので
実はカルバチョートは多くの女性にとっては
女性たちがメヘンディをしたり、綺麗な服を着れる楽しみなイベントの一つなのかもしれません。
私はというと
もちろん目が覚めたのも日の出の後(7:30am)だし
断食するどころか、今日のフライトで日本に帰るので
夫と義父とモーニングもランチもして、空港に行く途中でコーヒーとスイーツも食べました。
実は結婚して初めてのカルバチョートの前日、
義父は明日は断食するんだよ、と言ってきたTHE昔ながらの人です。笑
(当時私は半日の断食をよくしていたので、抵抗も全くなかったのですが)
義母が私が断食することに反対したため
義父もそれ以降、断食を勧めることはなかったですが
その義父とカルバチョートという日に一緒に食事を楽しんだ今日は
とても感慨深かったです。
空港に来る途中で寄ったカフェでカルバチョートの話題になり
(ちなみに、週末はいつも満席のカフェも今日はガラガラでしたよ)
義父が冗談混じりに「君も本当は断食しなきゃなのにね〜」と言ってきたので
「旦那ちゃんの健康は毎日祈っているけど、自分の健康も同じく大事だから断食しないの❤︎」
と言ったら
「夫婦で一緒に断食したらいいじゃん」と義父。
最後に夫が
「僕は断食したくないから、お願いだから断食しないでね」
と3人で笑い話に花を咲かせました。
今日がこのカルバチョートというだけでなく
1年前まで、夫以外の誰も私の出発を快く思っていなかったし
ましてや周りの女性たちが断食している時に
断食をしないどころか家を空けるのに、家族全員に快く送り出してもらえる事は
本当に幸せなことだなぁと思います。
依存や支配ではなく、信頼と自立で関係性が築かれることほど
家族にとって(家族だけに留まらず、どんなチームにとっても)
豊かで幸せなことはないんだと、経験から学んでいます。
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わたしにとって夫の健康は何よりも尊いものです。
だからこそ今日も身体が欲するものを必要な量食べて、自分の健康も同じように大事にしようと思うんです。
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どんなに素敵な文化や伝統も
わたしの体質やライフスタイルまで汲み取ってはくれない。
だから、今わたしたちは
自分にとって何が大切で、何を優先したいのかを
自分自身で知ることが大切なんだと思います。
わたしはもともと、パートナーに依存しやすく、怒りっぽく
こんなふうに物事を客観的に考えることはできませんでした。
わたしにとって身体を整えチューニングすることは
こんなところでも人生を豊かにしてくれています。
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