
【MLB】新年のご挨拶とオフシーズンHOU関連の諸々
皆さん明けましておめでとうございます、あすとろのーとです🙇♂️
昨年は主にTwitterで沢山のMLBファンの方々と関わることができ、とても幸せな1年になりました
関わってくださった皆さん、ありがとうございました
今年もアストロズ&シングルトンの魅力を広めるべく活動していこうと思っておりますので、2025年もどうぞよろしくお願いします!
さて、今回は新年一発目のnoteということで、オフシーズンのアストロズ関連の話題について幾つか触れていこうと思います
年末までのトランザクションまとめ
まずはアストロズの今オフここまでの動きをまとめていきます
お仕事やプライベートが忙しくてあまり追えてなかった人の助けになれば幸いです
2024年10月
•アレックス・ブレグマン(3B)をFAで放出
•ジャスティン・バーランダー(SP)をFAで放出
•菊池雄星(SP)をFAで放出
•ジェイソン・ヘイワード(OF)をFAで放出
•ヘクター・ネリス(RP)をFAで放出
•ケンドール・グレーブマン(RP)をFAで放出
•ケイレブ・ファーガソン(RP)をFAで放出
•ベン・ギャメル(OF)を FAで放出
10月はFA組の放出のみで特に動きはありませんでした
1月14日現在では菊池がLAA、バーランダーがSF、ファーガソンがPIT入りをそれぞれ決めています
ブレグマンに関しては早く去就を決めてドラフト指名権をチームにもたらして欲しいですね(個人的にはDET希望です)
2024年11月
•ホセ・ウルキディ(SP)をアウトライト
•NYYから金銭トレードでテイラー・トランメル(OF)を獲得
•トレイ・キャベッジ(OF)がウェーバー経由でPITへ移籍
•セス・マルティネス(RP)がウェーバー経由でAZへ移籍
•ペン・マーフィー(RP)がウェーバー経由でCWSへ移籍
•オリバー・オルテガ(RP)をアウトライト
•ランス・マカラーズJr.(SP)/クリスチャン・ハビアー(SP)/ルイス・ガルシア(SP)/JP・フランス(SP)/ベネット・スーザ(RP)を60日ILからアクティベート
•スティーブン・オカート(RP)をマイナー契約で獲得
•コルトン・ゴードン(LHP)を40人枠に追加(ルール5ドラフト回避のため)
•ルイス・カストロ(1B)をマイナー契約で獲得
11月もそれほど大きな動きはありませんでしたが、元全体35位指名のトランメルと復活の見込みのあるリリーバーであるオカートの獲得は注目ポイントですね
ただ、枠を開けるためとはいえブルペンのデプスとして計算できるセスマル/マーフィーを出してしまったのは少し納得がいかない動きでした
キャベッジは巨人入りで話題になりました
スターになれるポテンシャルを秘めた選手だったのでMLBでの覚醒を見れなかったのは少し残念です
NPBでも頑張って欲しいですね
2024年12月
•イーサック・パラシオ(RHP)を国際FAより獲得
•ジョー・ハドソン(C)をマイナー契約で獲得
•ルール5ドラフトマイナーリーグフェーズでフリオ・ロドリゲス(RHP)/ジーン・ピント(RHP)/アンダーソン・ビドー(RHP)/ニック・スウィーニー(LHP)/ジャック・ブロムグレン(SS)を獲得
•CHCへトレードでカイル・タッカー(OF)を放出
•CHCよりトレードでイーサック・パレデス(IF)/ヘイデン・ウェズネスキー(RP)/キャム・スミス(IF)を獲得
•アレックス・ゴンザレス(RHP)を国際FAより獲得
•ヨーマン・サンタナ(RHP)国際FAより獲得
•ロビアー・ヘルナンデス(RHP)を国際FAより獲得
•フアン・マルティネス(RHP)を国際FAより獲得
•クリスチャン・ウォーカー(1B)をFAより獲得
•グレイ・ケッシンジャー(IF)をDFA
12月は怒涛でしたね
タッカー放出のブロックバスタートレード&ウォーカー獲得というビッグディール連発で感情が忙しい1ヶ月でした
12月15日のリセットがかかる前に国際 FAで選手をたくさん獲得したのもポイントですね
ウォーカー獲得によってDFAとなったケッシンジャーは内野の守備固めUTとして貢献してくれました
打撃がシングルAレベルなもんで少々使いづらかった面はありますが、移籍先でも頑張って欲しいです
2025年1月
•ミゲル・カストロ(RP)をマイナー契約で獲得
新年早々かなり良い動きをしてきましたね
RP補強は極力お金を使いたくなかった中でオカートに続きマイナー契約での補強2件目
質は問わないので昨季のセスマルや23年のネリスようなフル回転を期待してます
化けたら儲けもんです
Danaの脳内を覗いてみよう
今オフここまでのアストロズの補強、かなり疑問に思った方多いんじゃないでしょうか
チームのスターであるタッカー&ブレグマンを早々に手放してパレデス&ウォーカーという新戦力で空いた穴を塞ぐという動き、近年のアストロズにしてはかなり珍しい動きですよね(穴はまだ塞ぎきれていませんが)
僕も当初は何がしたいのか分かりませんでしたが、日々が経つにつれてなんとなく「多分Danaにはこういう意図があったんだろうな」というのが僕なりに掴めてきたので、まとめていきます
1.タッカーおらんくなったかー
まずは何と言ってもタッカーでしょう
今オフのストーブリーグ全体で見てももトップクラスの衝撃でしたね
出すならバルデスの方だと思っていたので、トレード決まった時は思わず声が出ました
このトレードを敢行した理由として、1番大きな要因となったのはブレグマンだと思います
ストーブリーグ開幕当初は出ていた情報などを見ても間違いなくブレグマンとの再契約でしたから、早めにブレグマンと延長決めて残りの穴を安めの選手で埋めて終わり、というシナリオを考えていたはずです
ただブレグマン側が予想外の高額契約を希望したことで交渉は難航、長期戦へ突入することに
Danaも最初はしぶとく交渉を続けてたみたいですが、ウィンターミーティングのタイミングで何も決まってないのはまずいと思ったんでしょう、今オフトレード市場の大目玉であったタッカーを手放すことでチームの補強ポイントを埋める、という解答を出した訳ですね
このトレードによって、本来QOを出してFAに出す予定だったタッカーが今後3年間の1Bor3Bのレギュラー、不足していたブルペンのデプスかつ将来的なローテ候補、スター3Bになり得るポテンシャルを秘めた超有望株というチームの未来にプラスとなるであろう3人の選手に変換することが出来ました
個人的な意見ですが、僕は今回のトレードを受けて、アストロズは
「行けるとこまでコンテンドして負けたら再建」
から
「多少戦力は上下するけどコンテンドしながら世代交代の準備を進めて、やがては一生コンテンドし続けられるチームを目指す」
という方針に切り替えた様に感じました
おそらくオーナーが贅沢税超過を嫌がったことも少なからず影響しているとは思いますが、目の前の戦力低下よりチームの将来を選択したDanaらしくないトレードでしたが、未来を見据えていて個人的には悪くない選択だったと思っています

2.売らんバー・バルデス
タッカーのトレードの副産物として約$10Mのサラリーダンプに成功し、来季の推定ペイロールは約$224Mほどに
これによって贅沢税回避の可能性が浮上し、さらなる補強資金獲得のためにバルデスのトレードもあるかと思われましたが、Danaすぐさまは可能性を拒否
バルデスをトレードに出さない意向を示しました
これに関しては先発市場の高騰を見て、売るのは勿体無いと判断したのでしょう
バルデスが抜けても1シーズン戦い抜くことはできそうですが、戦力としてはだいぶ心許ないですし
バルデス放出→やっぱ先発足りないからバーランダー再契約、というクソムーブが実現せずに済んだので個人的にも満足です

3.アレ????
タッカー放出後もブレグマンと交渉を続けていたようですが、以前差は縮まりません
そんな折に突如湧いて出たのがアレナド獲得の噂
そしてこの件は噂に留まらず、実際両球団間ではトレード合意にまで到達しており、アレナドがトレード拒否権を行使したことで破談となったそうです
この一連に関しては未だに理解しきれていないのですが、パレデス獲得で3Bは埋まっても、ブレグマンが担っていたリーダーシップの役割まで補うことはできないと考えたのではないでしょうか
そのために経験値の豊富なアレナドを選んだと考えると後にウォーカーを獲得したのも納得できますよね
明確なトレードパッケージまでは判明していないので真偽は不明ですが、どうやらSTL側の年俸負担によって実質アストロズが負担するのはAAV$15Mほどにまで下がっていたらしいです
それでも現状のファームシステムから対価を出すのはあまり好ましくないですし、アレナドの打撃面の衰えも考えると成立しなくて良かったなと思いますけど.…

4.クリスチャン・ウォーカー降臨!!
結局アレナドとは破断、ブレグマンとも相変わらず近づかない中でどーすんのかなー、と思っていた頃に突如決まったのがこのウォーカーとの契約
某一塁手を筆頭に1B市場が完全に凍結していた中で先手を打てたのは非常に良かったですね
3Bの獲得は難しいと分かったことで遂にブレグマンを完全に諦め、経験のあるスター1B、ウォーカーを選択
契約が決まる直前にトレードルーマーズから「ウォーカーは4年契約を求めている」という旨の記事が投稿されていたのでけっこう割高になるかと不安でしたが、3年$60Mという相場通りの契約で落ち着いたのもかなり良かったです
これによってオフシーズン当初の至上命題だった内野のコーナーポジション2つを埋めることに成功
紆余曲折ありましたが来季も変わらず勝負する、という意思表示になりました
高齢の1Bに3年$60Mと聞くと、DFAされた某元MVPがよぎりますが、そこは同じ道を歩まないようお祈りするしかないですね

この辺りが今オフここまでの主な動きですが、ここで1つ気になったことがあります
それは「外部から獲得した(試みた)選手の保有期間が全員27年までである」という点です
再契約のブレグマンは除くとして、パレデス/ウォーカー/アレナドの3人とも27年オフにFAとなる選手です
ここから考えられることとしては、「27〜28年を目処に内部での世代交代を考えているのではないか」ということです
実際に、現時点で28年開幕時にチームに残っている選手はアルトゥーべ、アルバレス、ヘイダーの3人と調停前の選手しかいません
3年後の話なので何も決まっていなくて当たり前と言われれば当たり前なんですが、少なくともチームの顔である2人(アルトゥーべ&アルバレス)がいる間は再建なんてしたくないんで、勝負すると決めた今後3年間は賢く戦ってほしいですね
特に買い手側のトレードは慎重にお願いしますよ

ラストピースは君だ
ここまでの補強で必須項目であった「1B/3Bの固定」、「ブルペンのデプス獲得」に関しては達成できましたが、タッカー放出によって新たに「左打ちの打てるOFの獲得」という緊急ミッションが発生してしまいました
Danaから「CFはマイヤーズ、RFはマコーミックで行く」、という明言があったのでポジションはLF
ここの選択で開幕オーダーのクオリティが大きく変わってくるので、賢明な判断を期待したいです
獲得候補は主に6人、それぞれ軽く解説したいと思います
1.アンソニー・サンタンデール
アホです
現地アストロズファン大歓迎のサンタンデールですが、彼を獲得してしまうと「贅沢税超過」、「タッカーを放出してタッカー未満のQO案件獲得」、「2人目のQO案件獲得により2、3、5、6番目に高いドラフト指名権の喪失」など何やら悪いことが色々確定してしまうので、個人的には何としても避けてほしい選手です
契約面も5年$100Mレベルを要求しておりなかなか地雷臭がします.…
[追記]
年数短くなる代わりにAAVが高めの短期契約の可能性も模索しているみたいですね
えぐい対価払った後にオプトアウトで逃げられたらたまったもんじゃないですよ
2.ジュリクソン・プロファー
遂に花開いた元No.1プロスペクトですが、こちらも可能性は低そうです
問題は契約面で、AAV$15M前後で3年以上の契約を希望しているプロファーは残りの補強資金から考えると少しお高い物件です
能力面も一発屋の懸念があるので長期契約を結ぶのは勇気がいりますね
3.アレックス・バードゥーゴ
ここからは可能性高めの選手です
安定した守備力と平均以上の打力が期待できる選手で、アプローチ面も優れているのが魅力ですね
ただ今季キャリアワーストレベルのダウンイヤーだったのが懸念点です
契約もAAV$10M未満の1、2年契約で済みそうなのでかなりフィットしています
4.ジェシー・ウィンカー
個人的にイチオシの選手です
パワフルな打撃とハッスルプレーが魅力の選手で、守備力に不安はあるものの、過去にはOPS.900超えのシーズンもあったほど打力の天井が高いのが良いですね
アストロズには少ない感情的な選手で、PSなどでも期待できそうです
契約はバードゥーゴよりも安くなりそうなにで、お財布事情的にも1番フィットしていると思います
5.ヘスス・サンチェス
あまり無さそうですが一応トレード候補も
25年が調停初年度となる27歳のコーナーOFで、フルシーズンで目に見えて素晴らしい活躍はまで出来ていませんが、近年覚醒の兆しを見せている選手です
デビュー2年後以降全てのシーズンでSLG.400以上をキープしているのが評価ポイントです
ここのトレードにプレスリー放出を絡ませて獲得できれば最高ですが、これ以上MIAから選手を奪い取るのは心苦しいです.…
6.ジェイソン・ヘイワード
再契約枠ですね
昨季ウェーバー経由で拾った大ベテランで、攻守ともに期待以上の活躍をしてくれました
地区優勝の立役者でもあります
ただ「ヘイワード1人獲って補強終わり」となると流石に物足りなすぎるので、あくまでデプス要因、できればマイナー契約だと嬉しいです
CF&RFはリーグでも屈指に守備力である点、DPでの LF守備は比較的容易な点、最強スーパーUTのデュボンがいる点も考えて、個人的には守備は微妙でも打力の期待できるウィンカーを狙って欲しいですがどうなるでしょうか、期待して待ちたいですね
A shot so majestic you had to stop and stare 👀@Delta | #LGM pic.twitter.com/gf4YyPbpJC
— New York Mets (@Mets) October 9, 2024
こんなんほぼハーパーですよ
Jesse three-bags pic.twitter.com/Uj6Uh3MNzc
— New York Mets (@Mets) October 18, 2024
一塁手の全力疾走よき
ストップで!🫸
今オフ残りの補強資金が約$10Mほどしか残っていないことから、おそらくメジャー契約の補強は次で最後になると思います
プレスリーのトレードが贅沢税回避のために必須事項となっていますが、トレードバリューが地に落ちている今オフは流石に売れないでしょう
スプリングトレーニング開始も残り1ヶ月と迫ってきていますら、なるべく早く(1月中には)補強を終わらせて欲しいです

あとがき
元旦からちょうど2週間とかなり遅くなってしまい、もはや新年の挨拶とはなんぞや、って感じになっちゃいました👅
個人的な目標ですが、今年は「note毎月更新」と「Twitterフォロワー1200人達成」を目指したいです
特に「note毎月更新」については、昨年勝手にはじめた1ヶ月ごとのアストロズ振り返りnoteを勝手に諦めてしまったので、とても悔しい思いをしてます
アストロズもまだまだ今年も地区優勝できると信じていますので、特にア西4球団のファンの皆さんとは1年間バチバチでやり合おうと思っていますので、対戦よろしくお願いします👊
以上で新年の挨拶とさせていただきます
今年も1年よろしくお願いします
