嘘......だろ.......(カイル・タッカートレード所感)
みなさんこんにちは、あすとろのーとです
はぁ.............…
まさかこんなことになるとは.…
現地12月13日、ESPNの記者ジェフ・パッサン氏からこんなツイートが投稿されました
https://x.com/jeffpassan/status/1867655382048637419?s=46&t=klCFOWvnbW1SuOGMGkJOJg
我らがKING、カイル・タッカーが3:1のトレードでシカゴ・カブスへ移籍することが決定しました
日本時間は深夜4時半ごろでしたかね
数日前からトレードの噂は出ていましたので、そろそろ来るかなと眠気を抑えながら待っていたのですが、あまりの衝撃に一気に眠気が吹き飛びました
悲しいニュースですが、起きてしまったことは仕方ありません
泣きたい気持ちを抑えて振り返っていきます
トレード概要
今回のトレード概要は以下の通りです
Cubs receive:
・OF Kyle Tucker
Astros receive:
・IF Isaac Paredes
・RHP Hayden Wesneski
・IF Cam Smith
アストロズ側は保有期間残り1年のタッカーを放出し、対価として保有期間残り3年のパレデス、保有期間残り5年、調停前のウェズネスキー、トッププロスペクトランキング全体73位のキャム・スミスを獲得しました
感想
このトレードパッケージ自体は割と妥当だな、という印象です
スターOFのタッカーと言えど、保有期間残り1年なら対価はこの辺りが妥当でしょう
しかしながら、このパッケージならタッカーわざわざを出す必要はなかったのでは?とも思いました
と言うのも、実際初期段階ではメインパッケージに鈴木誠也も含まれており、それならタッカーが抜けてRFの穴もすぐに埋まり、尚且つパレデス獲得で3Bor1Bの穴も埋められてアストロズ側は良いことだらけのかなり良いトレード案でした
ただ現実はそう上手くはいきませんでした
気づいたらパッケージから鈴木誠也の名前が抜け落ち、最終的にはOFは1人も獲得できないという意味のわからない形で落ち着きました
なんでなん?????????
状況整理
あまりの衝撃に脳が追いついてない方もいらっしゃると思うので今回のトレードで起きたことを整理しましょう
・3B(or1B)が埋まった
・ブルペンのデプス(将来的にはローテ候補を獲得)
・3Bのプロスペクト獲得
・約$10Mサラリーダンプに成功
・RFに絶対に埋められない大きな大きな穴が空いた
という状態です
確かに将来的に見たらめちゃくちゃありがたい対価なんですけどね
それよりも失ったものがあまりにも大きすぎるんですよ...…
獲得選手評価
今回のトレード単体は決して悪いものではありません
獲得した選手たちは皆将来のアストロズを担ってくれるであろう素晴らしい選手たちです
イーサック・パレデス
まずはメインの対価となったパレデスから
来季26歳の強打の内野手でメインポジションは3B、1Bや2Bでも多くの出場経験があります
彼の特徴は打撃
生粋のプルヒッターで、彼がこれまでMLBで放ってきたホームランは全てがレフト方向
MLB全体でも類を見ない、かなり珍しい選手です
そんな彼はクロフォード・ボックスを擁する右打者有利のMMPもといDPにピッタリの選手ですから、ポテンシャルも考えるとホームラン35本くらい期待できると思います
1Bができるのも大きいですね
後述するキャム・スミスをおそらく将来的な3Bとして見込んでいるはずなので、彼が上がってきた後スムーズに1B移行できるのはかなりありがたいです
また、このパレデスは今夏のTDLで狙っていた選手の1人で、早々にカブスが動いたために獲り損ねてしまった選手でした
それが半年越しに獲得できたんですから、フロントは大喜なんじゃないですかね
ヘイデン・ウェズネスキー
続いてウェズネスキー
27歳の右腕で、MLB通算68登板で内22回の先発登板経験があります
彼の武器はスイーパーで、投球割合の約40%を占めるこの球種が被打率1割台とかなり優れており、ピッチングメカニズム次第で十分化ける可能性はあると思います
来季は主にブルペンの一角として起用されることになると思いますが、先発機会も与えられるようなので、将来的にはローテ候補として活躍してくれたら嬉しいです
キャム・スミス
最後はスミス
今年のドラフト1巡目全体14位で指名された紛れもないトッププロスペクトで、将来的に大型3Bへの成長が期待されている選手です
サンプルが少なくあまり情報が得られていないので確かではありませんが、彼の武器はおそらく打撃と肩ですかね
肩の強さに関しては守備の映像が見つからなかったので未知数ですが、打撃ではマイナーで6試合連続ホームランという驚異的な記録を残しており、かなり期待が持てます
今季既にAAまで到達しており、そこでは若干苦しんでいるようですがマイナー通算ではOPS1.000超え
早ければ来季中のMLB昇格もあるかも?
今オフこれからの補強
Danaの奇行によってストーブリーグ開始直後に書いた僕の補強予想noteは大破綻、全く意味のないものとなってしまいました
これからする予想もどうせ当てにはならないでしょうが、とりあえず起こり得る未来を考えておこうと思います
現状の来季開幕オーダーがこちらなんですが、まぁ弱いですね
これでもア西ならある程度戦えるんでしょうけど、PSで勝てるチームには到底思えません
ここから補強しそうなポジション、選手をいくつか挙げていきます
1.1B
まずは以前から補強候補として上がっていた1Bですね
現状はシングルトン/デゼンゾのプラトーン起用が濃厚ですが、コンテンダーとしては少し物足りません
獲得して来る候補ですが、FAだとクリスチャン・ウォーカー、ポール・ゴールドシュミット、トレードでジョシュ・ネイラー辺りが有力ですかね
キャム・スミスを将来的な3Bとして見込んでいるはずなので、その際にパレデスをスムーズに1Bに移行できるようになるべく契約期間の短い選手がいいと思います
この中だとウォーカーが3年超の契約を求めているはずなので、獲得しに行くなら3年間で相場より高いAAVを積む必要があるでしょうね
2.OF
続いてタッカーが抜けたことで大きな穴が空いてしまったOF
鈴木誠也を連れて来れていれば万事解決だったんですけどね.…
DanaがCFマイヤーズ、RFにマコーミックでいくと言う旨の発言をしたようなので、補強するなら主にLFになると思います
現在のOF市場は大物にテオスカー・ヘルナンデスやアンソニー・サンタンデール、中堅クラスだとジュリクソン・プロファーやマックス・ケプラー、ジェシー・ウィンカーやアレックス・バードゥーゴなんかがいますね
フロントはタッカーが抜けたことで左打者を加えようとするはずなので、テオスカーは可能性低そうですね
3.バルデストレード案
Dana曰く「バルデスのトレードも依然としてオープン」らしいので、バルデスを出すことでその対価で先述した1B、OFの補強を賄う可能性もありそうです
候補としてはBOSやCLE辺りでしょうか
BOSは今オフ一貫して先発を求めていますし、1Bのトリストン・カサス、OFのジャレン・デュランやウィルヤー・アブレイユなど対価もそこそこ良いものをくれそうです
CLEの場合は大方ジョシュ・ネイラーとの交換になるでしょうねバルデスとネイラーの差額が$5Mほどなので、CLE側としてはかなり良いトレードになると思います
他だとOFのレーン・トーマスも若干出したそうなので、もし2:1とかで獲れたらかなりありがたいですね
ただバルデス放出もリスクを伴うものです
来季のローテ構想は怪我明けのガルシアやLMJも計算に入れざるを得ないので、下振れた場合かなり脆弱なローテになる可能性があります
残り1年でもバルデスは計算できるエースですから、基本的には放出は避けた方がいいと思います
あと「バルデス抜けて先発減ったからJV連れ戻してくるね」ってムーブをDanaが平気でやりそうなので、それが怖いです
4.ブレグマン再契約?
パレデス獲得によって完全に再契約の道は断たれたと思っていましたが、どうやらそうでもないみたいです
Dana曰く「状況は何も変わっていない」そうなので、ブレグマンとの交渉はまだ続けるようです
確かにブレグマンも残れば打線の厚みは増しますからね
ただそれだけと内野が完全にロックされてしまいますので、将来的にスミスやデゼンゾを上げたくても上げれない状況ができてしまうので、個人的にはあまり好ましくない未来です
それなら対価はスミスじゃなくてOFのケイシーやアルカンタラの方が良かったですしね
幾つか挙げてみましたが、何だかどれもすっきりしない案です
不可解なトレードを重ねてきた結果こんな歪なロスターになってしまいました
ここから立ち直ることはできるんでしょうか?
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回は突然の出来事でまだきちんと整理できてはいないのですが、とりあえず状況を整理しようと思い、自分を落ち着かせるためにもこのnoteを書きました
タッカーがいないRFはまだ想像できていません
ただ、カブスに旅立ってしまったタッカー、カブスから来てくれたら3人の選手は今後しっかりと応援していきますので、彼らには是非とも活躍して欲しいです