ぽんぽこ生配信
芸人の語るエピソードを聞くと、頭の中に自分の知らない世界が広がって、不思議な感情に襲われる。
その感覚が面白くて、楽しくて、気づいたら夢中になっていて、どんどん引き込まれていく。
ランジャタイという芸人は、
私にとって、
深く知れば知るほど、
苦しくなってしまう、
色んな感情が溢れて、
収まりきらなくなってしまう、
そんな存在。
ランジャタイのぽんぽこ生配信を初めて見た時は、
まだ視聴者数が100人足らないくらいだった。
知名度がまだない芸人の、生配信。
今となっては何千人もの人が見に来ている、人気芸人の生配信だ。
2人の口からどんどん飛び出てくる話があまりにも面白くて、気づいたら聞き入っていた。
主に国ちゃんが話して、それに相づちをうつ伊藤ちゃん。話のオチで楽しそうに笑う2人。
国ちゃんの話すエピソードに私もニヤニヤ笑いながら、画面の中にいる楽しそうな2人を見て、まるで自分もそこにいるような気になっていた。
友達のようで、
楽しくて、
なんだか2人が漫画に出てくる主人公に思えてきた。
私が2人を描くなら、
国ちゃんは太陽みたいに笑顔を振りまく好青年。
伊藤ちゃんは不思議な能力を持ったミステリアスな男。
そんなことを考えながら2人の生配信を見ていると、
その日あった嫌なことなんて忘れていた。
嫌だったな、
辛いな、
また明日も、同じなのかな。
ん?この生配信、面白い。
アハハ!
ふふ、なんだこれ!
ええ、嘘でしょ!?笑
一日の終わりに見たものが、
私のその一日を、
楽しいものに変えた。
そこからぽんぽこ生配信は毎回見て、
できるだけリアルタイムで見るようにもした。
ハハハ!
くすくす
やばすぎーーー!
心が、
楽しかった。
ストレスでむしゃくしゃしていた私の心が
楽しくて踊ってた。
この友達は、ずっと私の味方でいてくれる気がした。
気づいたら、涙が出ていた。
楽しくて、くだらなくて、
キラキラしてて、羨ましくて、
好きだなあ!
と思った。
どんどん増えていく視聴者数。
毎回毎回増えていく。
お友達が、増えていく。
私の友達。
みんなの友達。
ランジャタイは、
みんなの友達。
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