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開業までにやった事②〜競合調査をする
みなさん、地図は見てますか?
何を言ってるんだろうこの人は?と思った方は前回の記事をご覧ください。
さて、場所の候補が決定したら次にやることは診療圏調査です。
診療圏調査は「その場所に自分の商材のマーケットがあるか」言い換えればその場所で起業して十分に食べていけるのかを判断する作業ですね。
その前に!
その候補地の近くに幾つの競合(動物病院)がありますか?
徒歩が生活の主軸となっている地域では半径1km、車が生活の主軸となっている地域では半径2kmが1次診療圏、その倍が2次診療圏と考えられまます。
当然1次診療圏よりも2次診療圏の方が顧客数は少なくなります。
例えばこのような地域があったとします。
(例で描画作成)
A動物医療センターは建物も大きくCT設備も整っており1.5次診療を受け持つ地域の中核病院です。そのような病院が1次診療圏にある場合は注意が必要です。
Huff model、皆様ご存じでしょうか。端的に言うと「顧客から見た施設の魅力度はその売り場面積に比例する」といった法則です。つまり近くに大きい病院があった場合はその地域の顧客は既に規模が大きい病院の顧客であることが多く、小さい病院に流れることは少ない可能性が高いと言うことを示唆しています。
例えばあなたの病院が「地域に根ざした」病院だとするならばA動物医療センターは既に地域に根ざした結果、現在の規模になったと考えることが妥当かと思います(よっぽど価格帯が低いなどの差別化があるならば別ですが)のでそのポジションだと被ってしまうことが予測されます。
ですがあなたが考えている病院のポジションと似たような競合であれば、共同との差別化を図り、多くの顧客を掴むことが可能になると思われます。
あえて言葉にしておくと感覚的に理解していることだとは思います。ですが、銀行融資を受ける際には自身の言葉で伝え、アピールすることが大切になります。このブログだけでは不十分かとは思うのでおすすめの書籍をご紹介いたします。
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さて、次回は実際の診療圏調査のやり方をご説明致します。今回はこの辺で失礼いたします。