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開業までにやったこと③〜診療圏調査 Part1〜
前回の開業までにやったこと②競合調査をするからかなり間が空いてしました。今2つのシリーズを展開しておりますがバラバラで分かりにくくてすみません。。。
さぁ、競合調査が終わったところで次はいよいよ診療圏調査の実態に参ります。
診療圏調査に必要な情報は以下の5つです
・1次診療圏の人口
・2次診療圏の人口
・競合病院の数
・地域の犬猫の飼育率
・想定する(目標とする)客単価
これらの情報をもとに数値を出していきます。
まず人口調査ですが、国勢調査を利用するのが最も正確な情報が得られるのですが、問題があるとすれば国勢調査は5年に1度しか行われないため、年度によっては古いデータになる可能性があります。
なのでその場合はポスティング会社のデータを利用することをお勧めいたします。ポスティング会社は1年ごとに更新することも多いので割と正確なデータと考えても良いでしょう。
そこで1次診療圏の人口数がでましたら、次は2次診療圏の人口です。
お分かりかとは思いますが、2次診療圏はドーナツ型の診療圏ですのでお間違い無いように注意してください。
競合病院の数は現状ですとCalooペットを利用すると良いと考えます。Googleマップで動物病院を検索しても全てピンが立たない可能性がありますので注意が必要です。
飼育率の算定は狂犬病の予防接種量で確認することもできますが、この調査を行なっていない地域もあります(筆者が見つけられていないだけかも)。なので全国平均で20%(ペットフード協会)として考え、その値を代入すると良いかと思います。
あとは客単価目標を設定するだけ…なのですがここが意外と大変です。なぜなら「根拠はなんですか?」と聞かれるのです。
根拠?これは想定値でして…と説明しても理解してくれないこともあります。なので最初から診察料、そして混合ワクチンの金額などを設定した上で診察料+混合ワクチンでこのくらいの単価を予測している。と答えられるようになっておくと良いかと思われます。
これらができたら次は計算です!
長くなってしまったのでまた次回お話ししますね。