最強の学びの技法
学びの源泉は好奇心でいい
ビジネススクールやセミナーに通ったり、たくさん本を読んだりしても、その学びを仕事に活かせていないと悩む人がいます。
でも私は、「これを学んだら、こんなリターンがある」という目先の損得をあまり考えすぎないほうがいいと思います。
学びのパターンって一つじゃないんです。たとえば、仕事上どうしても必要だから短期間で身につけなきゃいけないもの。これについては好むと好まざるとにかかわらず、もう必死で勉強するしかない。
でも、今の仕事には直接関係なくても、自分がなんとなく気になっているテーマや、人生においてプラスになるかもしれないことを中長期的な視点でインプットしていく学びについては、そんなに難しく考えなくていい。
おもしろそうだな、と好奇心にそって学び始める。それで十分です。
人間は、その人が学んだものででき上がっていくので、興味関心にそって学び続けていけば、必然的にそれが自分の「個性」になる。
加えて、自分が何を勉強している時に楽しいと思うかどうかは、ものすごくよい「キャリアの羅針盤」になります。
本質的な成長は「意外なところから」
人が何かを学ぶ動機って、シンプルでいい。だいたい、楽しいと思えないことを無理に学んでも身につくはずがありません。
ただ、人間は、誰しもが「価値システム」なので、何に価値がある・何に価値がないという物差しを持っているわけですが、人が本質的に成長する瞬間ってその物差し自体が切り替わるんです。
つまり、本質的な学びによる成長とは、ある種のアクシデントなのです。
「戦略」で学びを武器に
それは、学びの「戦略」を立てること。戦略とは、「何について学ぶか」という大まかな方向性のことです。
こうお話をすると、「じゃあ、経営学を学ぼう」「歴史が気になる」「最新のテクノロジーについて知りたい」とジャンルの設定から入ってしまいがちですが、最も大事なのは自分が追求したい「テーマ」を軸に方向性を定めることです。
テーマとは、自分が追求したい「論点」ですね。
とにかく学び続けること。興味のあることはどんどん学んで、リテラシーを上げるポジティブな姿勢が人生を切り拓いていくのでしょう。
一部抜粋
強め女子会代表 LSLfuture -女性が強く生きる為の未来づくり-
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