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揺蕩う気持ちの記録

ライブが終わった後、今日のこの感覚は言い表せないなあ、と思ったけれど、まみりが解散したその先の自分のための記録として書き記すことにする。まみりの感想、4月を過ぎたらもう書けないんだし…。

3月18日は二丁魁×まみりツーマン。私にとってはまなみのりさラスト前の最後のライブになる。
1週間前に、はたと今回が最後の特典会になることに気付く。ほんとは2月が最後のはずだったのにね。最後だという自覚を持って挑めたと言うことに、二丁魁には感謝しきりである。

まみりは珍しいセトリだった。と思ったら、MCの話の感じだとミキティーさんが結構アレンジしたっぽい?
「TOKYO」は初めて見たエフェクト。いつもはサビのところで暗転したのちライトが点滅して、コマ送りのように見える(心の中でポリゴンショック形式と呼んでいる)のだが、この日は明るいライト同士での切り替えで、初めてサビの振りがしっかり見れた。そんな気はしていたけど激しく踊る3人はかっこよいねえ。
この曲の途中で唐突に、脳内に「違国日記」のセリフ、「きみさ 人生かわるね エポックだ」が降ってきた。両親を事故で亡くした姪・朝を引き取った槙生に対して、友人の醍醐が放った言葉だ。
「LUCK SONG」は久々フル歌詞で聞いたかと。ラストライブでは、「ココロト」と一緒に披露してほしいななどと思う。
「花びら」や「かかとを鳴らして」は、振り付けの麗しさにハッとする、知ってたはずだけど。
「できるなら…」は歌詞の自己内省感の強さから、ツーマンでは聞けない系の曲だと思ってた、けど大好きな曲なのでミキティーさんリクエストしてくれてありがとう!!私も泣いたけど、前後のおじさまも勢いよく泣いてたなあ。
今のまみりが歌うことで特に、まみりが求めていた「居場所」ってどこだったのだろうと思ったり。
まみり解散が発表されてからこの一年、ライブではずっと「過去のまなみのりさ」を追いかけてしまっていた気がする。けれど、それが前回のツーマンで一区切りになって、自分の中でようやく「今のまなみのりさ」に向き合えた気がした。今のまみりはしなやかで強くて美しかった。知ってたはずだけど。
MCでの「二丁魁さんとおなカマの皆さんはこれからもよい時間を過ごしていってください」という言葉で、否が応でもまなみのりさと私たちファンの「おしまい」を自覚させられてしまいどんよりした。
このどんよりは、自分の力ではどうしようもできない別れの時に感じる類のどんよりだ。

二丁魁は今回はアゲセトリだったのかな?半分くらい初めて聞く曲だった。
ぺいにゃむにゃむさんが途中のあおりで「しんみりしてる暇はないよ!」と言ってくれて、本当にその通り過ぎて、その言葉にちょっと救われた。
「カエルのうた」は、推しの名前でしゃがむおなカマと呆然とするまみりファンの対比がおもしろかった。私は呆然としていた方です。YouTubeで見たことあるけど、突然だと体がついていかないものですね。
「そっ閉じ 青春」は予習してたのでこれは!!となった。良い曲だ。

今回はカバー・コラボは最後。
まみりの「青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ」は、前回は「53.54.55歳…」の部分を歌わないことに対してリスペクトを感じたのだけど、今回は歌うことで表現されるリスペクトがあるような気がして、本当に歌詞に気持ちを乗せるのがうまい。
二丁魁の「かかとを鳴らして」は練熟してくれた感じ。前回の感情をぶつける感じも好きだったけど、今回の感情を落とし込んだパフォーマンスも好きだ。歌い続けてほしいなあ。
最後のコラボ「Good As Yesterday」は、多分初めて聞いたけど、栄心さんや日が紅さんの主旋律をまなみさん・りささんでハモリを入れたりと、グループの垣根なくハモっててすごかった。2グループの意地とプライドを感じた。そして、「昨日より良く」って、タイトルがよいな。

特典会は、いい大人だしいうのとアイドルの前では泣くまいと思ってたけど、話そうとした瞬間に涙が一気に喉に迫り上がってきて、一瞬で感情がばばばと溢れてきてしまった。
3人のハモリが好きということ、5年応援できてよかったということ、ずっと自分の道標だったいたということ、本当に大好きだという言葉、言いたかったことは伝えられたと思う。
前回のミキティーさんの言葉のおかげで、ちゃんとどこが好きとか伝えなきゃな、と反省したので、まじミキティーさんありがとう。
こんなに泣きながら誰かに「好き」ということなんて、思春期の時にもなかったのにね。
DDの始まりがまみりということもあり、私の中では大きな存在でした。
タイトルに反してるけど、このライブを経て私の青春がいっこ終わったなあ、と思った。
とはいえ、好きなアイドルに最後、対面で感謝を伝えられる機会のありがたさよ。

夜は同じ会場で二丁魁のワンマン。
ツーマン開催の感謝の気持ちというのと、ツーマンやフェス映像を見てきてシンプルにワンマンだとどんなんだろう??と思い。
(みかんさんと一緒に見たよ( ˘꒳​˘ 🫶) )

▼3/18のみかんさん🍊

声出し自体は先日友人に誘われた=LOVEの武道館公演でも体験していたが、イコラブと二丁魁は客層(=若い女性がメイン)は変わらないけど、熱量のベクトルが全然違うのが面白い。
イコラブは全体的にさらっとしててエンターテイメントとして音楽を楽しむ感じ。みんな推しのソロでペンライトを掲げたりはしないのね…と驚いた。
二丁魁は暗い情熱みたいなものが強くて、推しが放つエネルギーを貪欲に吸収していく感じ。あっこれが求めてたやつ!となった。
ちなみにイコラブの「この恋がトリガー」のMVが美しさの結晶の集まりすぎて最高なのでここに記す。

見る、ペンラを掲げる、振りコピする、コールを叫ぶの全部盛りが難しくて、コロナ前はなんでこんなマルチタスクができてたのか!?という戦慄。
…とはいえ、コロナ前はももクロとまみりしか追ってなかったから、コロナ禍にじっとりと憧れていた\オレモー!/やガチ恋口上をいよいよ聞くことができて感動する。
20曲くらいやって、体感3時間だったけど実際は2時間で密度しゅごい、となった。あとめちゃんこ腕がダルくなるという。
「リバ」がとうとう聞けた!という嬉しさや、
「かえるのうた」ではミキティーさんのところでしゃがめたという達成感もあり。
時間的にワンマンの特典会は断念。次はできればフルアルバム購入にあわせてライブ行けたらなあ、と思うのでその時にはきっと2回分買おう。
初回限定版のジャケットがちゃぶ台に座るメトロン星人彷彿とさせませんか?

その後10年ぶりくらいに訪れた店が全く変わらなくて、変わらないもの変わりゆくものに思いを馳せる。これまた数年ぶりにアブサンを飲むなどして、しこたま酔った。


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