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隊員はOiSaの夢をみるか?

7月3日の福岡は国際会議場で、私はたしかに見た(確信)

理子ちゃんが前日のInstagramのストーリーで「不安は無くなって自信が出てきた」(うろ覚え)と呟いたり、わた恋BDを見る会で「6周年ライブダイジェストと、わた恋BDを是非おさらいして、7周年ライブに来てほしい」と期待膨らむ発言をしたり、りるあちゃんがこれまたInstagramに「最高」を投稿したり。
ばってん少女隊のライブは常に期待と想像を大きく上回ってくるというのに、この煽ってくる前情報からどんなライブを準備しているのか、日に日にワクワクが昂っていくライブ前の数日感だった。
もう、メガ幸子ならぬメガさくらが出てくるのでは、と思わずにはいられなかった。

▼りるあちゃんが投稿した「最高」

4連の写真に、もう「最高」以外の言葉はいらないですね…

OiSaが見せる夢

第一部が始まり、「YOIMIYA」のイントロが流れ出したけどメンバーの姿はステージ上にはなく…
こ、これは…と思ったら、セットの最上階から現れるメンバー。
白い衣装にメンバーカラーの唐傘、真剣な表情の6人。

今回のライブのこの新衣装、可愛いのは勿論だが、肩から腕にかけての部分が布がないのが、バトル漫画で「布があっても結局自分の霊圧でぶっ飛ぶから、敢えて最初からないんだ…!」みを感じてすんごく悶えた。
実際、この日のばっしょーはそう思わせてしまうほどの強いオーラが出ていた。
(あとでどこからの着想だっけ…と調べたらBLEACHの砕蜂隊長だった。)

「YOIMIYA」で夢の世界へ誘われつつ、続いて始まった「OiSa」…と思いきや、そこから徐々に違う曲調が忍び寄ってくる。
被さってきた曲が「Killer Killer Smile」だ!と気づいた時には、もう既にばってん少女隊の手中にいるのだ。
驚くほどの数の曲をぶっ続けでやるパフォーマンス力も、ライブ後数ヶ月は頭の中で回り続けるメドレーの編曲も、ばっしょーの魅力だということはとっくに分かっているはずなのに、毎回驚かされてしまう。
「Killer Killer Smile」内の理子ちゃんの妖艶カルメンに魅了されているうちに、気がつけば「OiSa」の世界に戻り、「崇シ増シXXX物語」の後の、あれ?また「OiSa」…?そして徐々に「乙女の手札」へと変幻して。
ああ、これは「OiSa」の世界が見せている夢なのか、とようやく思い至るのだ。
曲や舞台上の雰囲気も相まって、「OiSa」は日本画に描かれている、場面や時間の転換として機能する雲のようだなあ、とも思った。「すやり霞」と言うらしい。

▼これである

「OiSa」はばっしょーの大きな転換点の一つになった曲であるし、去年の秋まで辺りは重点的に"「OiSa」推し"という形で披露されていたように思う。
そんな「OiSa」だけを押し出し続けるのではなく、「OiSa」を装置としてその他の持ち曲の魅力を発信していく手腕には、もう感嘆するしかない。まだまだ進化し続ける曲なのだなあ。

そこから更に「FORCES」(難曲感強いけど披露の度に着実に上手くなっていってるのがすごい)、はたまた「OiSa」、「MEGRRY GO ROUND」(りるあちゃんときいなちゃんが巡っている姿を永遠に見ていたい)と来て、これは明るい夢で終わるのかな…?と思わせてからの怪しさが増し続ける「OiSa」、そしてここでの「己Myself」!ちゃんせたのソロダンスで、表情は一切見えなかったけど増し増しの凄み、なぎ倒されるメンバー、そっと止める?りるあちゃん。圧巻されている間に「OiSa」がクライマックスを迎え、夢の終わりに到着した。

…と一拍をおいて、第一部ではメンバーが「ふうぅぅ〜〜〜⤴︎⤴︎⤴︎!!!」と盛り上がったのが、なんだかとても好きだった(笑)
その後に続くいつもの挨拶「私たち、ばってん少女隊〜〜だあぁー⤴︎⤴︎!!!」もいつも以上にテンションが高いように感じて、メンバーたち全員のやってやったぜ!という達成感がビシビシと伝わってきた。
この辺りもきっと、二部最後の理子ちゃんの言葉に繋がっていたんだなあ。

六曲一双

りるあちゃんに狂った私は、現場ではついついりるあちゃんにばかり目が行ってしまいがちなのだけど、この日はメンバー皆がキラキラしていて、気迫を感じて、どこを見ても最高だし、見ていないところで最高が繰り広げられているかもしれないしで、ずっと気持ちが忙しなかった。

ちゃんせたは一部での髪型と佇まいが天女かな?という美しさだった。
ハーフアップの二つお団子で紫の唐傘を持つ姿は、世の絵師たちがこぞって姿を描き残して後世に伝え続けるべき…
「Dancer in the night」の「僕らはそうして明日も生き続けるのでしょう」の部分で、メンバーの背中を突いて花開かせていく姿。
「崇シ増シXXX物語」の「I know You know I need you as known」で仰ぐメンバーからふわりと踊り飛び立っていく姿。
そして今回新たに加わった、「虹ノ湊」での「つまり皆んな浮かされてるんだ」で指を振ってメンバーを回転させていく姿。(ちなみにこの時の足さばきが超可愛い)
このライブで、あ、やっぱりちゃんせたは魔法が使えるんだなあと確信した。
もう魔法少女もびっくりの可愛らしさなのよ!

愛ちゃんはいつも楽しそうだけど、この日は楽しさにドライブがかかりまくっているように見えた。あとでアーカイブを見たら、もしかして瞳孔開いてない…?というほど。
一部のメドレー後のトーク中、腕のリボンが解けたのか、りるあちゃんに直してもらいながら2人でわちゃわちゃしている姿がとてもハッピーだった。永遠に見ていたい。
「Number Shot」の終盤、一部では「かませ!国際会議場〜!」で、二部では「かませ!ばってん少女隊ーー!!」になったのが、これから駆け上がっていくばっしょーの姿が見えるようで、胸がぐわっと熱くなった。

一部ではちゃんせたが天女だったけど、二部はきいなちゃんが天女でした。
ハーフアップに一つお団子、右頭部に大判の銀箔を散らすきいな姫は、天界から降り立ったと言われたら信じるほどの麗しさ…。
きいなちゃんの包み込むような歌声が大好きなのだけど、この日の「Dancer in the night」での「僕ら日々に溶けていく頃は 君はいないね」は、今まで聞いた中でのベストオブきいなちゃんだった。溶けた。
きいなちゃんはいちばんしっかりしている印象があるだけに、二部最後に上手下手でそれぞれお礼を言う際、きいなちゃんだけずっと客席に両手を伸ばして手を振り続けていた姿に、珍しくてびっくりした。楽しさや嬉しさといった陽の感情のメーターが振り切れているように見えて、すっっごく素敵な表情だった。

みゆちゃんの、「おっしょい!」での「だけん、てれんぱれんせんと待っとるけーんね♡」の「けーんね♡」の可愛さには吹っ飛んだ。ちょ、あざとかわいぎるでしょ、どこで学んだの!?
「虹ノ湊」の「人生がもし2回あるなら」からのみゆちゃんパートは、みゆちゃんが列からひょこっと顔を出して、そこからみゆちゃんをセンターにして三角に展開していくのだけど、そこのフォーメーションにアイドルの美が集約されているんだ…。アイドルオブアイドルなんだ…。
場所も相まって、特にみゆちゃんとりるあちゃんは去年の姿と重ねて見てしまうのだけど、みゆちゃんは本当にこの一年で恐ろしく成長したなあ。ところどころの歌い方が美しすぎて、眠れるライオンプリンセスはもう目覚めているよなあ、と何度も思った。
ちなみに、虹ノ湊衣装のみゆちゃん、尾道三部作に出てきそうな美人っぷりじゃないですか。

りるあちゃんは…ぐっと大人っぽくなりましたね。
見ていてドキドキが止まらないし、あの変化を表現できる言葉が見つからない。
にこっと笑う時の顔が、破顔というよりは微笑みに近い表情になってきて、そんなりるあちゃんと今回のライブでは100回くらい目があった気がするんですけど、毎回心臓を射抜かれちゃう…りるあちゃんは破壊と再生を司るんだね。
ダンスが激しくなればなるほど、思わず!という風に笑顔になっているりるあちゃん。弾けんばかりのダンスと、その瞬間の笑顔が本当に好きなんだよなあ。
出会った時から、というよりも出会う前から可愛いのに、毎回見る度に可愛いが更新されていってて、会う度に奇跡のような存在だなあ、と思う。
りるあちゃんは見ていると感謝の念が溢れ出してきちゃうね( 🙏˘꒳​˘ ) 

そして理子ちゃん。
今回の理子ちゃんの迫力は凄まじかった。
二部の「Number Shot」の始まりで、ステージセットの最上段で歌い出した理子ちゃんが「順序なんてカマせ!Number shot!」と言い上げた時、理子ちゃんの背後とても大きなドームが見えた気がした。そう感じてしまうほどの気迫だった。
理子ちゃんの言葉がどれも力強くて、こうやって言霊は宿っていくんだなあ…と思わざるを得ない。
一部で何回も「ソールドアウトありがとうございます!」と言っていたのは、よっぽど嬉しかったんだなあというのが伝わってきた。
二部は一体どこからあんなにボルテージがあがっていっていたのかがわからないけれど、会場がどんどんどんどん熱くなっていって、アンコールでも立ちっぱなしの人が何人もいて。
そして理子ちゃんの最後の挨拶で言った、「大きい夢を堂々と言わなくなっちゃって、目の前の目標しか見なくなっていた。でも、りるみゆちゃんが加入して今のばってん少女隊になって、もっと大きな夢を見てもいいのかな、と思うようになった。」と言う言葉は、きっと客席にいる多くの大人たちに深く刺さったんだと思う。(私もぼろぼろ泣いた。)
大人になると、大きい夢っていつの間にか見なくなってるよね…。当たり前だと思い込んでいた諦念を、理子ちゃんは真正面からぶち破りにきた。

そして最後の曲「Over」
きいなちゃんと理子ちゃんはこの曲を「挑戦の曲」と言っていた。たしかに、記憶の限りでこの歌の印象は、まだコロナ禍初期の全然ライブができなかった頃、宗像の道の駅でのドライブインライブの映像配信で、そらちゃんがいた5人の頃だ。
単純に今のメンバーの雰囲気と違うから寝かしていたのかと思ったけど、披露されて確かに難曲だな、と思った。
でもきっと、この曲もどんどん上手くなっていって、「一緒に見た景色は 一緒じゃないかもしれない」とか、「重なっていく音と 重なっていく時間」とか、これから何度も歌い重ねていく中でどんどん色付いていくんだろうなあ。

最後の挨拶が終わってメンバーが退場しても、ずっと手拍子が鳴り止まなくて、繰り返し流される終演のアナウンスと、帰省退場の声を張り上げまくるスタッフさんと。退場が進んでもう流石にアンコールはないとなった時に強い拍手に変わっていって、すごいライブに立ち会ってしまったなあ、と思った。
あ、この6人はもしかして結構大きいところまでいくのかも、と。

理子ちゃんに便乗しちゃうと、横浜にぴあアリーナMMという映像演出がめちゃんこかっこいい会場があってだなあ。
Perfumeのライブ映像を見てから、絶対ばっしょーがここでやったら最高だなあ、という大きい夢を思うのですよ。

前日譚

行きました、神湊へ。

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ちゃんせたと愛ちゃんが反復横跳びをしていたところで、しっかり反復横跳びしてきました、一人で。
フェリー乗り場にばっしょーの大島観光ポスターが大きく貼ってあってじーんとした。

その前に赤間宿にも行ったのだけど、こちらにもサイン入りでポスターが飾ってあったり。
酒蔵では夏場で酒造りはお休み中だからと蔵の中を案内してくれたり。
ばっしょーの動画を見て来た話をしたら、動画でメンバーが飲んでた甘酒を試飲させてくれて、動画直後のイベントで色んなところからお客さんが来てびっくりした話をしてくれたり。(沖縄とか栃木とか、と印象的だったらしい)
ちなみに甘酒は、まろやかで柔らかい甘みがあって、イガイガしてなくて、甘酒の印象が一新するおいしさでした。大きい瓶で買ったので、毎日飲みます!おすすめです!

宗像だからというのはあるにせよ、去年よりもばっしょーを色んなところで見かけて、着実に大きくなっているのを体感した。

宗像大社にも行ったけど、宗像まで来てお参りすることって、ばっしょーの更なる発展しかないねぇ。

ばってん少女隊が、もっともっと飛躍しますように。
できれば「ばっしょー山笠」、見たいです。


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