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よかった作品 ~湾の6,7,8月編~

気づいたら今年も上半期が終わっているらしく、半年分の何かを積み上げている感覚が本当の本当にない。
最近は仕事をしている時以外は昔聞いていた懐かしい音楽、スニーカー、しょうもないおもちゃ、ベイブレードの4つを永遠に調べています。

Around The World / MONKEY MAJIK
YEEZY 450
フェイスティペット
シャークエッジ
が今のところ四天王です


1 : MOTHER2

こいつ可愛い

少し進めてから時間がなくて休止してまた初めてを繰り返しつつもやっとクリアしたMOTHER2。2年くらいかかったかもしれない。

ドット絵が好きなのでキャラクターをはじめ街並みなどのグラフィックがとても可愛く今更だけどやってよかった。
全体的に満足度高かったけれど、特にラスボス戦が終わってみんなそれぞれ日常に戻っていく感じが物語の壮大さと世界から見た子供達の小ささの対比として印象に残りました。
どういう作品でもそうだけど物語の終わりと初めはあくまでも観測者、プレイヤーである自分たちのためにあるものであって物語の中にいるキャラクターのためではなく、キャラクターからしたらずっと続いていた人生のワンカットを覗かれているだけなのでそういった終わりの部分をぶつ切りにするのではなくしっかりとグラデーションとして見せてくれるのはすごい良い。

MOTHER3もいずれやらなきゃ!

2:数分間のエールを

6月に公開された映像制作チーム「Hurray!」のアニメーション映画

あのフレイの制作した作品なので映像作品としてとても素敵で1時間ちょいあるMVみたいな感じの良き映画でした。
クリエイターを主軸にした作品で言うと映画大好きポンポさんと同じベクトルの映画ではあるけれどポンポさんよりはかなり現実的なストーリーで共感しやすい部分が多く没入感で言うとこちらの方があったかもしれない。

ブルーピリオドを読んだ時も感じたけれど自分は美大に行っていたわけでも美術予備校で絵を練習したこともないので創作において限界まで努力することを味わったことがなく、こういった創作にフォーカスした作品で感動できないというか感動する資格があるのかみたいなことを常々考えてしまうけれど、そんな悩みを吹き飛ばすまっすぐな主人公がとても気持ちよかったです。
自分に才能がないと音楽の道を諦めた先生の目の前にすごい才能を持った生徒が現れて、作品としては素晴らしくても楽曲に込められた想いとは的外れなMVを作られた先生の気持ちだったり、その道を目指すには実力不足でもその道を諦めるには勿体無いグレーな境界の才能を持つ人の葛藤だったり、陽の当たらない場所にある創作に対しての湿り気を随所に感じて面白かったです。文章だと上手く話せないからDVD出たら大人数で見ながら色々話したい。

3:Mega Shinnosuke - 愛とU

Mega Shinnosukeさんの楽曲
これを見つけた時は再生数が数万くらいだった気がしたけどこのnoteを書いてるタイミングだと140万になってた。もっと早くnote書いて古参面すればよかった!
流行ってから曲を知ってハマるのではなく好きだと思ってた曲が流行になっていると自分の好みと世の中の好みの交わる部分を認識できる不思議な気分が面白いので好きかもしれない。

1:35あたりからのテンポ上がる感じがめちゃくちゃ好き
音楽的な知識が何もないので解説しようがないけど曲がとても良いのでみんな聴いて〜

4:Intergalactic Bound by Yunosuke & CircusP feat. Hatsune Miku【MIKU EXPO 10th】

HATSUNE MIKU EXPO 2024 / MIKU EXPO 10th Anniversaryテーマソング
どこで止めても絵になるのすごく素敵

少女のような無垢さがありつつもどこか無機質な温度感だったり、どんな時代でも常に未来へのワクワクを感じさせてくれる近未来感であったり、これこそ初音ミクだなという感じの作品でよくRadialと一緒に夜中の3時くらいに真っ暗の部屋でMVを見ています。

最近のミクは性的に表現されていることが多いな〜と感じていて、それ自体はクリエイターの自由で作品の数だけ初音ミクはいるので別に良し悪しを自分が叫ぶつもりはないけれど、なんかもっと本来の初音ミクらしさを尊重した作品が増えても良いんじゃないかとは思う。楽器としてではなくキャラクターとして愛しているのであれば尚更。

5地面師たち

Netflixで公開されている作品
土地の所有者を偽り、不動産会社に土地を売りつけることで大金を得る詐欺師「地面師」のお話。

流行のコンテンツは早いうちに見た方がいいなと思い急いでみたけどめちゃくちゃ面白かった。
登場人物全員役にハマりすぎて超かっこよかったです。あとこういう作品って洋画の方がありがちだけど洋画だとなんとなく規模感がデカすぎて上手く感情移入できないことが多く、この作品は大半がフィクションであるとはいえ日本を舞台にした作品だったので感情移入しやすいのも面白さの一因だったのかなと思う。

「最もフェティッシュで〜」みたいなやつもっと決め台詞的に何回も言うのかと思ったら全然言わないしただのバイオレンスなのがおもろかったです。

6:最近のお仕事1

先日のKAMITSUBAKI FES'24で本格的に活動が始まった少女革命計画の全体とかグループとか個人のロゴ

ZUMAさんの作った神椿まわりのクリエイティブだったり岩佐さんの作った深脊界まわりのクリエイティブに触れながら生きてきたので、ある種第3フェーズ的な少女革命のクリエイティブを担当できたのはめちゃくちゃプレッシャーがありつつも嬉しかったです。

美古途ちゃんだと内罰的でしっとりとした印象だったり、硝子宮ちゃんだと歪さの中にある美しさ、繊細さだったり、御莉姫ちゃんだと王道的な華やかさの中にあるエッジやクセの強さだったりと、それぞれの印象に合うよう作ったので少しでもみんなのイメージに近いものを作れていたらという感じ。
こういう長く使うこと、色々な場面での使用が前提のロゴだと視認性や可読性、サイズ変更によった線の見にくさだったり印象の変化だったりと考えることが多く、世の中のカッコ良くも耐久力のあるロゴを作れる人はマジですごいなと改めて感じました。リスペクト。

7:ボカデュオ2024 WonderRoom 2.0

ボカデュオ2024で制作した楽曲?MV?のWonderRoom2.0
やる気、クオリティ、メンバーなどなど含んで2024年5本の指に確実に入っている作品。人生単位でも5本の指に入っている。

仕事としてクリエイティブをしている状況にありがたさを感じながらもなんとなく金銭のためにデザインをしていることに対する罪悪感だったり苛立ちを感じていたタイミングでちょうどボカデュオの開催のツイートを見て、やりたいけれど知らない人と参加して納期とかで揉めたくないなぁと思っていたら前からやり取りのあったバーチャルシンガーのNさんに声をかけていただき、音楽サイドと映像サイドでそれぞれ声をかけてチームを作りました。自分は今をときめくflapper3のKurashima Reiさんと今をときめくTHINKRのりたおさんを連れてきました。基本金銭の発生しないチャリティー的なイベントということにかこつけて人脈を150%活用したゴリゴリパワープレイアサインでしたが大正解でした。
後方で腕組みしながらイイネ!!って言うだけで超可愛いキャラデザと超良い映像が出来上がっていくのは見ていてとても楽しかったです。

再生数自体はこれを書いてる時点で1万再生で、気持ち的には多いけど世間的なMVの再生数でいうと少ないのかなという感じ。だだtwitterでエゴサしたりMVのコメント欄を見ると映像作品としても楽曲としてもかなり気に入ってくれている人も何人かいるようで万人にウケなくても誰かの胸に深く刺さる作品になってくれて本当に嬉しいです。
他者の評価であったり、誰かと比べてみたいな相対的な要素、評価はわかりやすく何かを図る指標にはなるけれどそればっかりに頼ってしまうといつか自分の好きだったものや作りたかったものがボヤけていって八方美人な誰にも刺さらない作品しか作れなくなってしまう甘く危険な罠かもと思っているので、相対的な要素ばかりに頼らず自分が絶対的に良いと思えるような作品を今後も作っていきたいなと思いました。WonderRoom2.0は絶対的に良いsaikou作品です。


去年は毎月やっていたのが信じられないくらいのペースの遅さだし今年があと4ヶ月で終わるのも信じられないけど首の皮一枚繋げて今年もなんとか頑張っていきたいです。
買ってよかったものリストとかのが良いかもしれない。

今後も何卒🦭🌊

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