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日経ソーシャルビジネスコンテスト 雑記

マミーズアワーズプロジェクトとして、長男が病気になってからの事を思い返しながらビジネスコンペに提出する資料を、子どもらが寝静まった一番集中できる深夜帯に作っている。

そしたら、夢にまで出てきて・・・翌朝泣きながら起きるという事態になったww

子どもが病気になったこと、命のやり取りをしている現場で一年24時間体制で付き添いをして気づいた事。

きょうだいの事、家族の事。

病院でECサイトを作って発信し始めた時の事。

普通のPRの感覚でメディアに話をしたら、あなたのやっている事は闇市みたいなもんだと袖にされた事。

病院にも患者会にも歓迎されず、なんなら当事者からも、そんな事でお金を取ったり注目を浴びようとするなんてどうかしてると言われた事。

だけど発注は途切れる事はなくて、1人でも必要としている人がいるのならと、一件一件と簡単なコミュニケーションをとり続けた事。

長男の回復とともに、わたしも身動きが取れるようになってきて、ふと外の空気に触れたときに感じた事。

退院してから元のコミュニティに戻るときの、なんとも言えない空気感。

コミュニケーションを提供することが、その空気感を緩和する方法じゃないかと「子どものお見舞い品」という切り口にサイトを転換した事。

その中で、コドモフクを扱うひよこ屋の岩倉さんに出会った事。
カテーテルカバーがわたしではない誰かが、もっと安心で安全な物として量産できないものかと、メーカーに話をしに行った事。
24時間付き添いについて、同じ感度で話を聞いてくれる記者さんに出会えた事。
医療的ケアの必要な子どもを在宅で看ているパレットイブの奥井さんに出会った事。奥井さんちに行って色々感じた事。

わたしたちに必要なのは、個々に扱っている物だけじゃない。そもそもの考え方が必要なんだと「チャーミングケア」の着想に至ったときの事。

実態も何もない、なんなら十分に説明できるだけの材料(HPやパンフレット)もないような「チャーミングケア」について、色々な人に話をしに回ったときの事。

親身に話を聞いてくれる人が現れ始めたときの事。

外部からの評価として、J300や社会貢献賞など目に見えて「あなたのやっていることは、決しておかしなことじゃないよ」と理解してもらえはじめた事。

STR企画の仕事を一旦全てやめ、無償で社会課題にガチで向き合ってみたこと。

そこで感じた事。

チャーミングケア」は大人の部活で終わらせてはいけないのではないかと感じはじめた事。

継続可能にするために、動きはじめた事。

全部が夢に出てきたわけではないが・・・思い起こせば、泣けてくる。

なんで泣けてくるのか

三人年子兄弟のお母さんという立場で且つ一人は病児だったという状況が故に、決してフットワークは軽くない。

稼働できる「ゴールデンタイム」が存在していて、その時間にしか動くことはできないし、出張を伴う場合は子どもたちを義母に預かってもらわないといけない。

そもそもワンオペ育児だったので、それがいきなり変わるわけではなく、負担が大きくないと言えば嘘になる。

だけど、だからと言って止めようとは思わない。やめる理由が見当たらないからだ。

わたしは最近思うことがある。「チャーミングケア」について、お母さん層だけでなくて、「お父さん」たちにももっと参戦してもらいたい。

子どもの面倒を見るのは女性だけの仕事ではない。

きっとこの感覚は、子どもに病気や障害のあるなしを問わず、おそらく全ての女性が感じている感覚なんじゃないかと感じる。

わたしは、なるだけ家の中でできる仕事をするようにしている。それは子どもの成長をそばで見たいからだ。

長男が白血病になって、ほぼ1年入院生活を送った。その間、下の二人の成長をわたしは見ることができなった。

当時二人とも幼稚園児だった。きっとそばで見ていたら毎日が可愛かったに違いない。

三男に関しては、それまでできなかったことが、できるようになったこともあったに違いない。

次男が初めて歯が抜けた時、一緒にいられなかった。

その1年は戻ってこない。だからできる限り、子どもたちの成長を見れる環境を作りたいと思った。

それはたまたまわたしが器用だからじゃなくて、結婚するまでの自分のスキルの積み重ねや、その後の努力で家の中でできる仕事ができる自分になったのだ。

マミーズアワーズもチャーミングケアも「仕事」という感覚ではない。

それをどうにか継続していくために、別の仕事をして回してきた現状がある。

これだけ時間を割いているのに「家事クオリティが下がってるけど、一体何してるの?」と言われて、また脳内が怒りで爆発しそうになるので、家計の足しになるように採算も取らないといけない。

そりゃ・・・泣けるという話だ。

泣きながら資料を作るっていうのも、初めての経験だ。もはや論文のようになりそうだが・・・ 評価をする方々に想いが伝わるといいなと思う。






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