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バービー

<イントロダクション>
世界で一番有名なファッション・ドール、“バービー”の世界を初の映画化!
ドールの世界に革命を起こし、世界中を熱狂させてきたバービー。オシャレでかわいいだけではなく、常に時代を先回りし、性別や人種を超え「You Can Be Anything(なりたい自分になれる)」を発信、世界中に勇気を与えてきた。

そのバービーの、想像をはるかに超えたパワフルな物語がこの夏ついに公開される! 予告編が公開されるや否や、世界中のSNSのタイムラインを席巻、各紙もこぞって「この夏のベストムービ一」として猛プッシュ! 待ちに待った最強のイベントムービーがやってくる!

完璧なバービーランドから、人間の世界へ─。2人が知った驚きの秘密とは?
すべてが完璧で今日も明日も明後日も《夢》のような毎日が続くバービーランド! バービーとボーイフレンド? のケンが連日繰り広げるのはパーティー、ドライブ、サーフィン。

しかし、ある日突然バービーの身体に異変が! 原因を探るために人間の世界へ行く2人。しかし、そこはバービーランドとはすべて勝手が違う現実の世界、行く先々で大騒動を巻き起こすことに─?!

彼女たちにとって完璧とは程遠い人間の世界で知った驚きの〈世界の秘密〉とは? そして彼女が選んだ道とは─?

予想を裏切る驚きの展開と、誰もの明日を輝かせる魔法のようなメッセージが待っている─!

映画『バービー』オフィシャルサイト

ストーリーオブマイライフを作れたグレダガーウィグが、
バービーをテーマに撮るとのことで気になって見に行った。

後から聞くと、どうやら主演のマーゴットロビーが企画を、グレダに持って行ったと聞いたのと、
脚本のクレジットにはグレダのパートナーであるノア・バームバックが参加していたので、
マーゴットはこの夫婦に描いて欲しいとのことで持っていったのだろう。

なんせ、ノア・バームバックは、
あの『イカとクジラ』や『マリッジストーリー』を作った監督なので、、

実際バービーにはかなり手厳しい内容に溢れていた。
ケンが現実世界でバービーランドとは違い、現実に溢れる男性社会を経験したケンが、
現実世界で「俺は医者になれないのか?男なのに?」と勘違いを周りから諭されたにも関わらず、
バービーランドにその曲解したマスキュリズムを持って帰る様など、
様々な”界隈の仕草”として、とても優秀な演出だと思った。

この辺はノアの映画に非常に似ているので、
実は男性目線からの男ってクソだな!って指摘と思うと結構面白い、、。

的な感じで、割と女vs男やフェミニズム映画と思われがちな本作だけど、
そこで止まらずに実は回り回ってフェミニズムさえも、
この映画は批評の対象にしていることに気づかないといけない。

バービーが現実世界である人物との出会いから、
悲しみや老いさえも、その世界の豊かさであり、美しさであると気づくシーンや、
彼女が最後に選択する行動など、実は現在のジェンダー闘争に問いを投げかけた映画だった。

( N.T )

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