エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
アカデミー賞大本命の作品がついに公開ということで、速攻で映画館に駆け込んだ3月
DIY的な製作体制でCGなどを作り込んでいったらしいが、それでも邦画に比べるとかなりのクオリティを持っていた。
内容としてはぶっ飛び設定のマルチバースを主としながら、テーマ設定は『機能不全な家族の再生』というハリウッドの王道パターンになっており。
このおかげで無茶苦茶なマルチバースのぶっ飛びギャグで胸ぐらを掴まれて振り回されながらも、
終盤強引に泣かされてしまうという奇妙な感覚を味わった。
個人的にはマルチバースのぶっ飛び加減と機能不全家族というテーマは、アニメ『リック&モーティ』に通じるところが大いにあり、(実際にかなり参考にしていると思われる。※下ネタの多さも含めて)
『リック&モーティ』をハートフルに仕立てるとこうなるんだなという印象を受けた。
不条理さと奥にある真理のようなもの(エブエブではこれが真理だ!と見せつけられるので、、。)を、ほのかに観客に考える余地を与える作品としては『リック&モーティ』の方が好みだったので、こっちも是非有名になってほしい!
(netflixは早く『リック&モーティ』のシーズン4以降の吹き替えを作ってくれ!!切実!!)
( N.T )
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