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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
<イントロダクション>
マルチバースとカンフーで世界を救う!?
A24史上破格のスーパーヒット!
全人類が初めて体験する感涙のアクション・エンターテインメント!
映画批評サイトRotten Tomatoesでも95%FRESH!「文字どおり見たこともない映画」「感動で、うっかり涙した」などと熱狂的に支持された物語は、疲れ果てた主人公エヴリンの日常から始まる。経営するコインランドリーに監査が入り、国税局からイチャモンをつけられ、税金の申告をやり直さなければならなくなったのだ。故郷の中国からエヴリンの住むアメリカへやって来た父親は、相変わらず頑固で介護も大変。娘のジョイは元々反抗的な上に、恋人のベッキーの存在を理解しない母親に不満を抱いている。夫のウェイモンドは優しいが、優柔不断で頼りにならない。そんな中、国税庁で役人に絞られていると、突然夫が豹変。別の宇宙のウェイモンドだと名乗る彼はエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と宣告! まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバースにジャンプ! カンフーの達人である別の宇宙の〈私〉の力を得たエヴリンの全宇宙を舞台にした闘いが幕を開ける——!
アカデミー賞大本命の作品がついに公開ということで、速攻で映画館に駆け込んだ3月
DIY的な製作体制でCGなどを作り込んでいったらしいが、それでも邦画に比べるとかなりのクオリティを持っていた。
内容としてはぶっ飛び設定のマルチバースを主としながら、テーマ設定は『機能不全な家族の再生』というハリウッドの王道パターンになっており。
このおかげで無茶苦茶なマルチバースのぶっ飛びギャグで胸ぐらを掴まれて振り回されながらも、
終盤強引に泣かされてしまうという奇妙な感覚を味わった。
個人的にはマルチバースのぶっ飛び加減と機能不全家族というテーマは、アニメ『リック&モーティ』に通じるところが大いにあり、(実際にかなり参考にしていると思われる。※下ネタの多さも含めて)
『リック&モーティ』をハートフルに仕立てるとこうなるんだなという印象を受けた。
不条理さと奥にある真理のようなもの(エブエブではこれが真理だ!と見せつけられるので、、。)を、ほのかに観客に考える余地を与える作品としては『リック&モーティ』の方が好みだったので、こっちも是非有名になってほしい!
(netflixは早く『リック&モーティ』のシーズン4以降の吹き替えを作ってくれ!!切実!!)
( N.T )