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Arsenal と レフェリーの相性(2023/1/25版)

ご無沙汰です。何年振りかにブログを書きます。

今シーズンのアーセナルはここまで快進撃を続けているわけですが、その要因の一つに、意外とレフェリーに試合を壊されてないというのがあるかもしれません。

そりゃもちろん、後にVARのミスと認められたユナイテッド戦のあれとか、ホームの連勝記録が止まったニューカッスル戦のあれとか、全然納得できてないですよ。あくまで、今までのアーセナルに比べたらという意味です。

そんなこんながきっかけで、アーセナルとレフェリーの相性を可視化できないかと思ってデータをまとめてみました。

https://www.whoscored.com/ ってちゃんとレフェリーのstatsも見れるので、そのデータを参照しました。

https://www.whoscored.com/Referees/82/Show/Howard-Webb

ちなみに、上記はハワード・ウェブさんのスタッツ。CLやW杯の決勝も担当していて、昨年イングランドのプロ審判協会(PGMOL)の会長に復帰し、EPLのレフェリングの改善に取り掛かっている個人的希望の星です。既に引退していますが、そんな審判のスタッツも見ることができます。

ここでみれるスタッツは、カード数やペナルティ数が見れる、「Discipline」と、試合結果「Results」の二つ。

今回は「Results」のデータを「ALL(シーズン)」で見て、右端のPoint pg(1試合毎のポイント)でソートし、5試合未満の試合と、イングランド以外のチームをカットしてみました。※EPL以外の試合も含まれています。

そこから、各審判と各チームが得た勝ち点の相関を見てとることができます。

ちなみに、勝ち点に偏りがあったとしても、審判による恣意的なジャッジを示唆しているわけじゃないですからね。あくまで、審判との相性という漠然とした印象だけど確実に感じているものを数値化してみようといいう試みです。また、個別の審判を非難する意図は一切ありません。

また、対戦相手の強弱やホーム/アウェイなども特に加味せず一緒くたにしたデータですので、その辺を前提にあまり肩肘はらず鼻くそでもほじりながら見てもらえるのがありがたいですね。

今回は5人ほどピックアップしてみました。

今回のデータは2023/1/25 時点での集計結果です。

アンソニー・テイラー

https://www.whoscored.com/Referees/99/Show/Anthony-Taylor

そもそも、アーセナルに相性の良い審判なんているのか?って話なんですが、ここ数年アンソニー・テイラーとは相性がいい気がします。実際はどうでしょうか?

試合毎の勝点:2(1位 / 31チーム中、1位 / BIG6中)

あれ、なんかいきなり良い数字が出てきましたね。僅差ではあるものの、リヴァプール、ユナイテッドを抑えて、アンソニー・テイラーから一番勝ち点をもらっていたのはなんとアーセナルでした。

と言いつつ、アンソニー・テイラーはダントツでアーセナルにレッドカードを出していたりもしますし、試合毎のペナルティもトップクラスにとられています。

マイケル・オリバー

https://www.whoscored.com/Referees/89/Show/Michael-Oliver

では、マイケル・オリバーはどうでしょうか?写真はマルティネッリがワンプレーで2枚イエローをもらった時の写真ですね。

試合毎の勝点:1.37(9位 / 28チーム中、6位 / BIG6中)

言ってももう少し良いかなと思いましたが、まぁまぁ悪いですね。BIG6中最下位なだけじゃなくて、レスター、セインツよりも下、試合数が少ないとはいえウィガンよりも下なのは中々ショックです。

ちなみに、オリバーがカードを出した枚数はイエロー、レッド共にアーセナルが1位でした…。1試合あたりのペナルティもダントツに高いですね。

スチュアート・アトウェル

https://www.whoscored.com/Referees/81/Show/Stuart-Attwell

マイク・ディーン、マーティン・アトキンソン、ジョナサン・モスが主審から退いた後のエース(何の?)は彼ですかね。昨シーズンのシティ戦のジャッジや、冨安顔踏みつけられなど、良い印象がほとんどありません。先日のニューカッスル戦のVARも彼と聞いて悪い意味で諦めがついたものです。

試合毎の勝点:1.59(14位 / 38チーム中、5位 / BIG6中)

想像通り、いや想像よりももうちょい酷い結果でした…。1試合あたりの勝点1.59はオリバーより高いですが、相対的には14番目。相当悪い相性ですが、何とBIG6最下位ではありません。アーセナルよりも相性が悪いのはチェルシーの勝点1.31。他サポの審判に対する評価ってあまり聞きませんが、チェルシーサポーターもアトウェルには良い印象がないかもしれませんね。

なお、イエローカードは3位、レッドカードは4位でした。ただ、イエローは他のBIG6のチームに比べると結構多くもらってますし、ペナルティも結構とられています。

ポール・ティアニー

https://www.whoscored.com/Referees/95/Show/Paul-Tierney

さぁ、ポール・ティアニーはどうでしょう?21/22シーズンは彼がレフェリーの試合で3戦3敗。今シーズンもアーセナルに唯一土をつけた審判です。

試合毎の勝点:1.25(21位 / 37チーム中、5位 / BIG6中)

すごい結果が出ました。勝点1.25で順位が21位。今まででダントツ悪い数字です…。彼のジャッジした試合の詳細な内訳は見てないですが、数字の相性的には今の所一番悪い審判なんではないでしょうか。いやぁ、すごい。ちなみに、ここでもアーセナルはBIG6中5位。6位はNLDでティアニーの主審でアーセナルに勝ったトッテナムでした。彼らも相性悪かったんか。なんか複雑な気持ちです。

ちなみにカード枚数は、イエローこそ7位だったものの、レッドは1位。2位とは1枚差ですが、1試合あたり0.25枚(4試合に1枚)という脅威的なハイレートです。本当に怖いなぁ。震えが止まりません。ペナルティは相対的には高くないものの、結構とられてますね。

番外編:マイク・ディーン

https://www.whoscored.com/Referees/85/Show/Mike-Dean

フィールドでの現役は退いたけど、この方を外すわけにはいきませんね。マイクディーンさんです。晩年は心身ともに丸くなった印象がありましたが、どんな数字が残っているでしょうか?

試合毎の勝点:1.52(8位 / 35チーム中、6位 / BIG6中)

アトウェルやポール・ティアニーを見た後だと天使のように見えますね笑。順位8位は決して良くないですが、オリバーよりも相対的には勝ち点をくれています。BIG6の中ではしっかり6位ですが。

レッドとイエローの枚数は共に3位ですが、ペナルティーは他で出しまくっていることもあり、相対的には低い順位でした。帰ってきてくれ!とまでは思いませんが、今となっては彼との試合もいい思い出な気がします(思い出補正)。

さて、ざっくり割り出したアーセナルと審判の相性でしたがいかがでしたでしょうか??個人的には印象と数字が割と近いかなと思いました。

22/23シーズンもちょうど折り返し地点。冒頭にも書いたように今シーズンはそこまでレフェリーが悪目立ちしてる試合が少なくて助かってる印象。後半もレフェリングでケチをつけられないくらいのパフォーマンスを見せて、久しぶりの優勝を勝ち取ってほしいです!!

Come on you Gunners!!


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