付き合ってないフロイドにぶっかけられるリドル
見かけると側にやって来るだけでは飽き足らず、フロイドは最近勝手にリドルの部屋に現れるようになっている。今日も勝手に部屋に居座っているフロイドを無視して、リドルは机に向かって自主勉強していた。
「ねえ、金魚ちゃん〜ぶっかけて良い?」
側まで持って来た椅子に座って勉強を邪魔しようと話しかけて来るフロイドをずっと無視していたリドルなのだが、その言葉を無視する事ができる筈が無い。
「ぶっかけ……?」
彼の言っている意味が全く分からない。
「金魚ちゃん見てるとぶっかけたくなって来ちゃった〜。良いよね?」
笑いながらそう言ったフロイドは椅子から立ち上がると、急に制服のジッパーを下ろす。そして、下着の中から取り出した物をこちらを見ながら扱き出した。
「え……?」
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコ
どぴゅー!!!
びちゃあああー!!
「は〜すっきりした♡ ありがとう金魚ちゃん♡ 受精したら責任取ってあげるね♡♡」
「へ……?」
顔に白濁をぶっかけられ唖然としているリドルの側を離れたフロイドが、部屋から出て行く。パタリとドアが閉まる音を聞き、やっと状況を飲み込む事ができたリドルは怒りからわなわなと肩を震わせる。
「ふ、フロイドー! 今すぐ首をはねてやる!」
そんなリドルの声は、ハーツラビュルのキッチンでケーキを作っていたトレイに届くほど大きなものであった。
魚類は放精放卵による体内受精をするのだが、それが理由でフロイドから顔にぶっかけられてしまった事にリドルが気付ける筈がない。