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「富良野・美瑛ノロッコ」号で充実した富良野観光を満喫【夏の日の2024 #6】

(前回の記事)

これまたこざっぱりとしたゲストハウスを出発。今日ばかりは寝坊して乗り遅れると次の列車まで2時間待たさるうえに今日の富良野観光の計画が狂うので、緊張感のある朝でした。
予定通り7:49の列車にて富良野へ。

富良野で富良野線に乗り換え。まずは四季彩の丘に向かいます。これまた接続が絶妙に悪く、富良野で1時間20分ほど待たされましたが、文句を言わずに四季彩の丘に向かいます。

四季彩の丘は美馬牛(びばうし)駅から2km弱。公共交通機関もなにもありませんので歩くのみです。
が、歩いているだけで景色がいいのが北海道の魅力。涼しい風が吹いているので歩くのもそんなに苦にはなりません。

入園料500円を払って中へ。カートやバギー、ヘリコプターによる遊覧飛行もありますが、お金がないので諦め。お金がなければ自分の足で勝負すればいいのです。歩くのみ。徒歩ってどこまでいっても無料でいいですよね!(圧)

こちらはハート型の田んぼアートならぬ花畑アート。

お昼ご飯には四季彩の丘のすぐ横にあるうどん屋へ。てっきりテーブルで注文するのかと思いきや、カウンターで注文して天ぷらを好きに取っていってお会計という丸亀方式でした。
観光地価格でもなんでもないかなり良心的なお値段。空腹は満たされました。

北海道らしく山わさびつき。

そしお次はファーム富田に行きます。ファーム富田の最寄駅はラベンダー畑駅ですが、この駅は臨時駅でして、普通列車は停車しません。臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ」号しか止まらないのです。この列車、土休日のみ運行で1日3往復。つまり1日6回しかファーム富田に行くチャンスがやってこないのです。限られる運転日と時刻のせいで、旅程を組むのにはずいぶん苦労しました。

ということで美馬牛駅に戻って乗車。いったん美瑛駅に行ってから引き返し、臨時駅・ラベンダー畑駅に向かいました。

ラベンダー畑駅からファーム富田までは歩いて5分くらい。歩道のない道ですので、車には十分注意する必要があります。

中に入ってすぐに、根暗な鉄道マニアの私が似合わずにこんなものを買ってみました。「ラベンダーソフトクリーム」。

そんじょそこらのソフトとは大違い。まず第一、味やラベンダー(っぽい)香りが濃いのです。上げ底でもなく、このクオリティと量で350円なら文句はありません。とってもおいしいソフトクリームでした。

小腹が満たされたところで園内を一周。こちらは四季彩の丘とは違って入場無料です。
ラベンダーオイルの生産に陰りが見え始め、日本国内で生産しているのが富良野のみとなったときがありました。そこで富良野のラベンダーを一躍有名にした写真がありました。その写真は国鉄のカレンダーに採用され、全国から観光客を呼びよせることにつながったんだそうです。
その写真をそのままこの記事にのせることはできませんが、同じ構図で一眼レフカメラを構えて撮影してみました。小さく映っているのは「富良野・美瑛ノロッコ」号です。

バックには今なお活動を続ける活火山・十勝岳連峰をのぞむ、北海道の雄大な景色をよく表した構図だと思います。

今日だけで「富良野・美瑛ノロッコ」号に4度乗車しましたが、どう乗ったのかわかりにくいと思いますので、図にしてみました。

本当は美瑛の青い池などにも行きたかったのですが、なにせ公共交通機関のみですので、厳しいところがありました。今度は車で回ってみたいものです。

(次回へ続く)


明日は本土最北端の街・稚内を目指すことになります。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは。

〈執筆:R〉

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