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乗って、撮って、呑む大学生の平日鉄道旅 in 水戸

「平日に昼酒をひっかけたい」

そう思い立って日帰り旅行を計画。今学期は平日に全休日を設けたので、その日に合わせて特急列車を予約しました。目的地は常陸国・茨城県。半年ぶりの茨城入りとなります。

普通列車グリーン料金より安く特急に

通勤ラッシュ末期の品川駅にやってきました。ここから特急ひたちに乗って水戸を目指します。まずは本職・乗り鉄です。

特急ひたち7号
往年のフレッシュひたちのカラーを纏う

このひたち7号はひたちの中で最も速く上野〜水戸間を走る列車だそうで、ノンストップの1時間5分で結びます。

今回はえきねっとの「チケレス35」を利用しました。特急券をチケットレスで、しかも35%引きで買うことができる便利なツールです。必要な額はたったの1,020円(品川〜水戸)!!これは同じ区間を走る普通列車のグリーン車料金より安い価格です。バグってます。

車内は出張なのか、スーツ姿の人がたくさん乗っていました。常磐線特急はとても速いので需要が大きいのです。

上野からの乗車率は7割以上

前を走る普通列車に遅延が発生してノロノロ運転が続きましたが、これがあることによりそのあとの回復運転・全力走行が見られます!!

ひたちに使われるE657系は最高時速130キロの高性能列車。普段は120キロくらいで頭打ちになるのですが、遅延した今日はMAX130キロを叩き出します。よっ、これぞひたち!!

速いはやーい!!

ところで、下り常磐線特急に乗る時僕はいつも左側の列を選びます。なぜかと言うと、土浦を過ぎる頃に窓からレンコン畑が見えるからです。5月はちょうどレンコンが緑の葉を伸ばしている季節で、いきいきとしたレンコンたちが見れました。

レンコン畑

レンコンは茨城県の誇る特産品ですが、他にも茨城県には出荷量日本一の作物があるのです。

それは意外にも「メロン」なんです!!データベースを参照すれば分かりますが、茨城県はダントツでトップに立っています。首都圏のスーパーでも茨城のメロンが多く売られていますので、ぜひご確認を!

水郡線の支線に乗って全線走破

結局5分の遅れで列車は水戸駅に到着。ここから水郡線の旅になります。

カラフルな気動車がお出迎え

半年前も水郡線に乗って水戸〜郡山の遠路を走破しました。今回はもう一つの方面へ行く水郡線に乗車します。

水郡線には支線があって、上菅谷駅から本線と分岐して常陸太田を目指します。車両も本線のと同じなので乗り間違えが起きそうです…。

上菅谷始発常陸太田行に乗り換え
ノビノビ座っても文句は言われない

と思っていたら、案の定間違って常陸太田行に乗ってしまったお客さんがいました。旅慣れしていないとこんなインシデントも起きてしまいます。

水戸から40分弱で目的地の常陸太田駅に到着しました。これにて水郡線は全線走破できました。オシャレなつくりの駅舎に思わずうっとり。

常陸太田駅駅舎

ここ常陸太田では日本最古の地層が発見された場所だそうで、その時発掘した地層の一部が剥き出しに展示されていました。

約5億年前のものだそう

僕はこのあとすぐに引き返してしまいましたが、駅周辺の町も面白そうだったので、また来ようと思います。

田舎駅(失礼)あるある、駅舎がキレイ

ぶらぶら散歩とパシャパシャ撮り鉄

水戸駅に帰ってきました。時刻は13時前、お腹が空いてきました。今日は久しぶりに駅そばを利用したいと思います。

ちょうどフレッシュひたち色(青)がいた

4・5番ホームにある「そばうどん水戸」では茨城らしい「納豆そば」を出しています。僕自身納豆ご飯は大好きなのですが、納豆を使った他の料理に手を出したことはありませんでした。ここは一つ、チャレンジしてみます!

納豆そば

結果、普通に美味しかったです。つゆと納豆が絡んでうま味が向上し、蕎麦とよく合いました。臭みもそれほどなかったので、とても食べやすいと思いました。ぜひご賞味ください♪


さて、あとやりたいことは「昼酒」の一つだけ。しかしまだそれを実行するには早いので、駅の外でぶらぶらお散歩をしていようと思います。

目指す先は水戸駅の西の方にある「千波湖」です。水戸駅から徒歩にして十数分の好立地。お散歩にはちょうどいい距離です。

…と、道中に常磐線の線路をまたぐ歩道橋を発見!ほぅ、ここからちょっと良い写真が撮れそうだぞ。写真というのはもちろん鉄道写真、今度は撮り鉄に転身です。

歩道橋からの眺め
手前の水場が千波湖

歩道橋とはいえ階段近くに広いスペースがあったため、僕一人いるだけなら邪魔にはならなさそうです。アプリで列車の走行位置を確認し、待ち構えます。

大体10〜20分はそこにいました。撮りの方は“本職”でないので何ともいえませんが、まあ自分の中では良い写真が撮れたと思います。

撮り鉄・テラヲは大変満足し、歩道橋をあとにして千波湖を散歩しました。願わくば日本三名園である偕楽園に行って三名園コンプを果たしたかったのですが、それは名物・梅の季節に実行することにします。

水面が近い
また来るよ〜!!

茨城の地酒を浴びる(!?)

さあいよいよ僕が今日一番やりたかったこと、昼酒をします!!

半年前、水戸駅を訪れた際に駅ナカに「いばらき地酒バー水戸」という茨城地酒を楽しめるお店を見つけ、以来とても気になっていたのです。今日はそちらにお邪魔したいと思います。もちろん、呑みに行くのです。

酒瓶の提灯がかわいい

一人で酒屋に入るのは初めて。ドキドキしながらも、意を決して入店!目の前にはズラ〜っと並ぶ地酒たち。これぞ絶景。

※あまりの高揚で店内の写真を一切撮ることなく終わりました。詳しくはWEBでご覧ください(逃げ)。

それでは待望の昼酒といきましょう!!昼間から酒、しかも日本酒とは生意気な大学生です。

今回はお店のイチオシである「3種飲み比べおつまみセット」を選択。試飲用のケースが店内にあり、そこに専用のコインを入れることで酒が出てきます。1杯につき1枚です。料金は1,000円、1杯だけの試飲も300円で用意されています。

肴はイカと玉こんにゃくと筑波巻

選んだお酒、一つは忘れてしまいましたが残りの2つは「富士大観」と「副将軍」を選択。副将軍(徳川光圀の愛称)とはいかにも茨城らしいですね。60mlのぐい呑み3つ、大体1合分呑める計算です。

ニコニコ顔のぐい呑みがかわいい

どのお酒も飲みやすく、どのおつまみも美味しかったです。あまりに酒がうますぎたたため、テラヲさんは合間に水を飲むことを失念。ただでさえ酒に弱い体に濃いアルコールが回ってしまいました!!

こりゃいかんと水を何杯も飲んでアルコールを薄めます。そしてお店が〆として用意しているお出汁をぐい呑みに注ぎ、お口をさっぱりさせてなんとかその場を凌ぎました。いやぁ、お恥ずかしい…。

〆のお出汁

ここでは茨城の地酒も購入できます。せっかくなので一本買うことにしました。人生初の日本酒購入です。

買ったのは「森嶋」というお酒。なんでもあまりのおいしさに「一人一本制」になった逸品だそうな。


ふわふわ状態になりながらもスマホ片手で特急券を予約。日本酒の洗礼を受けながらも、いつも通り平然と乗車します。何かあるとすれば、それは顔が赤いことくらいでしょうか(笑)。

酔った体をシートに預けていると、いつの間にか眠ってしまいました。気づいた時には柏駅を通過していました。気分は悪くありません。なんなら帰宅後は夕食で檸檬堂を飲みました(笑)。


平日に出かけて酒を呑む。大人の階段を一つ登れた気がしました♪

《おしまい》

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