見出し画像

青春18きっぷで東京から片道5時間かけて長岡花火を見に行ってきた

今年の夏も青春18きっぷのシーズンに突入しました。というわけで青春18きっぷを購入し、長岡花火大会に行ってきました。

どうでもいい話ですが、今回はじめて青春18きっぷを定価で、しかもクレジットカードで購入しました。今までは金券ショップで購入したり、LINE Payのデビットカードで購入したりしていましたが、先日Viewカードが届いたので、人生初のクレジットカードでの買い物は青春18きっぷとなったわけです。

もっとどうでもいい話ですが、LINE PayのJCBのデビットカードについて、10月いっぱいで終了するとの連絡がありました。一度横浜駅で落とし、再発行した思い出のカードですが、もうサービスが終わってしまうようです。今後はVISA LINE Payを使うように、とのことでした。なんだか寂しい。


長岡まで5時間、普通列車の旅

というわけで、東京駅8:25発の快速アーバン高崎行きで、長岡に向けて出発です。

遠くに赤城山を望む。上越線、群馬総社・八木原間。

高崎からは水上行きに乗り換え。座席に余裕はありましたが、景色を眺めるために立っていました。そして運命の水上駅。ここでボックス席を確保できればいいのですが・・・

「まもなく水上です」とのアナウンスと同時にお客さんは立ちはじめ、ドア付近に移動。駅に着き、ドアが開いた瞬間にダッシュしていました。「大垣ダッシュ」ならぬ「水上ダッシュ」でしょうか。

※ 「大垣ダッシュ」とは、「大垣夜行」の後継「ムーンライトながら号」が早朝、終点の大垣に到着した際、接続の普通列車の両数が短いゆえに座席の争奪戦になったのです。その際に鉄道マニアを中心に階段を駆け上がったことから「大垣ダッシュ」の名がついたわけです。

ここでも私はあえて座りませんでした。立ちっぱなしのまま越後湯沢駅に到着し、お昼ご飯を食べるためにいったん途中下車しました。灼熱の中、駅周辺を散策しましたが、いかにも温泉街という感じでいい雰囲気でした。

なにか新潟らしいものを、とも思いましたが、思ったより時間がなく、駅構内の立ちそばで済ませることになってしまいました。

先日上野駅にもオープンした立ちそばの無人販売。ここ越後湯沢駅にもありました。

まずは宿泊先を死守

これは非常に難儀しました。
お得意のネットカフェ「快活CLUB」の「鍵付完全個室」の予約は当然のように埋まり、仕方がないから少し足を延ばして新潟駅周辺のホテルもあっさり満室。当たり前といえば当たり前です。

てなわけでまずは長岡をスルーし、信越線の古津駅までやってきました。ここから徒歩1.6kmのところに「快活CLUB 新潟程島店」があります。時刻はまだ15時30分をまわったところですので、今入店すれば多少料金はかさみますが、空いているだろうという考えです。案の定確保。

そして長岡駅に再び戻ってきました。すると・・・

ご覧の混雑。ニッチなたとえだと、日曜日昼間、渋谷駅山手線ホームのハチ公改札に降りるくらい混んでいます(細かい)。

お次は観覧場所の確保

今回は長岡警察署緑町交番とそのお隣の空き地?を利用させてもらいました。公式の観覧スペースではありませんので、この場で大々的におすすめですということはできませんが、有料観覧席とは土手を挟んですぐうしろのところになります。そのため、眺めは最高です。

実際にみた感想

正直言葉になりません。感動しました。

長岡花火について

1945年8月1日、長岡にアメリカ軍によって大空襲が行われ、一夜にして1,500人近い方が亡くなったそうです。それから1年。「長岡復興祭」が行われ、長岡の街は復興へと歩みを進めていきました。

現在では、毎年8月1日に合わせて花火大会を実施しているそうです。プログラムの冒頭には慰霊のための白い花火が打ちあがりました。

花火大会が終了、今日の宿へ、しかし・・・

長岡花火公式アプリの案内によると、長岡駅前の大通りの車道を封鎖、歩行者天国にして、そこに鉄道を利用する人を並ばせるようでした。列の長さを見る限り、どうやら新潟方面の在来線を利用する人の列が最も長いようにみえました。

・・・私が乗る方面ではないか。

臨時列車のおかげで、長岡発新潟方面行きの普通列車がおよそ15分に1本出ているとはいえ、列が15分間動かないことは確かです。ということで、私は長岡駅ではなく、一つお隣の北長岡駅を目指すことにしました。

距離にしておよそ5km。この道を40分かけて歩きました。いうまでもなく、とんでもない暑さでした。

新潟行き普通列車の車内は混雑。都心の鉄道で例えるならば、東京駅を夕方5時くらいにでる東海道線の下り列車くらい(伝わりませんよね)。おまけに満員列車に年に1度しか乗らない方々も大勢いらっしゃいますので、乗り降りにはさらに時間がかかります。まあ、仕方のないことではありますが。

ここで問題がありました。今日宿泊する「快活CLUB 新潟程島店」は古津駅から徒歩1.6kmほど。古津駅は無人駅で、駅前にはお店ひとつありません。11時を回った暗すぎる夜道を歩いていくなんて・・・と思ってしまい、結局タクシーを利用することにしました。

しかし古津駅より新津駅前の方がすぐに捕まるだろうと思い、帰りは新津駅まで信越線で行き、そこからタクシーでおよそ2.5kmの道を進みました。ちなみに料金は1,260円でした。

おまけ。宿泊場所を確保できなかったときに考えていたサブプラン

もし宿泊場所をどこも確保できなかったときのために、サブプランを2つ考えておきました。
1つはそのまま新幹線で東京に帰る。下手にホテルを探すよりも、学割の乗車券を買って家に帰る方が安いことも考えられました。

そしてもう1つは、新潟港を22時30分に出航する夜行フェリーで秋田に向かう。そうすると秋田港には翌朝5:05に入港しますので、そこから青春18きっぷでひたすら東京を目指す、というプランです。

ただこちらにしますと、先日の大雨で奥羽本線の運行状況が見通せず、絶対に明日中には帰らなければならない私にとってはリスクのあるものでした。

おまけに今日3日に新潟を発つ便は、船舶の整備の都合で欠航となっていましたので、いずれにせよ廃案です。
まあそれはともかく、今日は快活CLUBに宿泊です。明日は朝早く出発し、新潟駅周辺をぶらぶらしたのち、弥彦温泉に行こうと思っています。

【今日の収支】

交通費:¥2,590
食費:¥1,311
タクシー代:¥1,260
計:¥5,161


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは。

〈執筆:R〉

※ これは連載記事「日本半周旅行 in 2023夏」の一環です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?