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北海道の秘湯・吹上温泉で自炊ジンギスカン&雪見風呂を堪能【連載2025冬8】

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風邪ひいた(!)

零下7℃の旭川よりおはようございます。今朝目覚めたらなんと鼻水が止まりません。3日前、長万部の居酒屋で熱燗を4合ほど飲んで喉がやられ、それ以来ずーーっと喉の痛みを感じていましたが、今日になって鼻までダメになりました。ネットカフェ特有のホコリっぽさも影響しているものと思われますが、とりあえず旭川駅前のツルハドラッグでベンザブロックを買い、イオンでのど飴を購入。
たまっていた楽天ポイントを大放出して金銭的負担はゼロでしたが、精神的な負担は増大。

本日の行程は、まず富良野線で南下、美馬牛駅から四季彩の丘まで片道1.9km徒歩。列車でもう少し進んで中富良野駅からファーム富田まで片道1.7km徒歩。合計7.2kmの道のりを、7kgあるリュックを背負って歩くというもの。

ただでさえ体力がない、風邪っぴきの体をこんなに酷使するわけにもいきませんので、大変残念ですが、四季彩の丘をパスすることにしました。まあ去年の夏行きましたし、いいかというわけです。

夏はこんな感じでした。遠くの十勝岳まで見渡せます。本当に半端なくきれいでした。

ファーム富田へ

中富良野駅のコインロッカーに荷物を預けて歩くこと1.7km、ファーム富田に到着。普段でしたら7kgのリュックで1.7kmなんて朝飯前なのですが、体調不良につき、なるべく体に負担をかけないように、300円を払って荷物を預けました。

なんといっても、歩いているだけで景色がいいのが富良野の魅力。

美馬牛駅から四季彩の丘までの1.9kmも苦にならないほどきれいな景色だったろうに…とちょっと後悔。

奥には十勝岳。雲をかぶっているものの、雄大さは十分伝わってきます。

ファーム富田に到着。冬でオフシーズンですので、韓国人観光客を乗せた観光バス1台と、日本人アベックを乗せたレンタカーがちらほら。そこに男1人、乗り込んでいくわけです。

入り口の写真を撮り忘れた(これは昨年夏のもの)

四季彩の丘をパスとしましたので、時間はべらぼうにあります。ということで撮り鉄。私のレンズは倍率が高くないので、このくらいでご容赦。望遠レンズも持っているのですが、荷物になるのでやめてしまったのです。

夏は手前の広いスペース一面に色とりどりの花が咲きます。

ちなみにこの構図、富良野一帯のラベンダー産業が潰れかけていたちょうどその頃に、国鉄のカレンダーに採用されて、一躍富良野ブームに。ラベンダー産業も復活を遂げたというのです。もちろん写っている車両は当時とは違いますよ。

・・・というのは売店2階にある資料館の完全なる受け売りです。

そしてお昼時。歩いてきて喉がかわいきました。売店をうろうろしていると、「北海道産男爵いも使用!サクサクコロッケ」と「缶ビール(クラシック)」の文字を見つけたらもう考えは1つ。のどのアルコール消毒です。クラシック、最高。

風邪っぴきだというのに。

なにはともあれ、中富良野駅に戻って列車に乗り、上富良野駅にやってきました。ここからが今日のメインイベントと言っても過言ではありません。

の前に、スーパーとセコマをはしごして、食料をいろいろと買い出し。今夜と明朝に備えるのです。

秘湯・吹上温泉で自炊

上富良野駅前から町営バスに乗り、山道を進むこと30分。

視界の悪い山道を進み、標高もどんどん上がっていきます。

大雪山国立公園に入り、「吹上温泉保養センター 白銀荘」に到着です。ここは今回の3週間の旅行の中でもトップクラスに楽しみにしていたところなのです。

とはいえものすごい山奥。バスで到着した途端口から自然と出てきた言葉は「ヤバいところに来てしまった…」。

風邪っぴきくんなので、まずは夕食をしっかり食べることにしました。夕飯はというと…これです。

野菜ジュース以外はすべてセコママーク入り。

先ほど上富良野で列車とバスの接続時間をべらぼうに多く見積もっていたので、買い出してきたわけです。

ここ「吹上温泉保養センター 白銀荘」には自炊設備が整っていて、フライパンはもちろん、や菜箸やフライ返し、おたまやホイッパーまで、各種調理器具が勢揃い。炊飯器は大きめのが2台も。ガスコンロは20分50円で使用できて、食器も大小様々豊富。大きい冷蔵庫も2つあり、電子レンジにお湯のポットまで。

ただし調味料は一応ないことになっていますので要注意です。

今回はこれを使って自炊しようと考えたのです。

しんしんと降る雪の中、ジンギスカンをいただきます。もやしくらい買ってきて一緒に炒めればよかったと思いましたが、ここのキッチンの勝手がわからなかったので、最低限の設備で焼けるこのジンギスカンしか買わなかったのです。ただ思ったより設備が整っていたので、次回来るときはもっと工夫できそうです。

そして入浴。写真を撮れないのが本当に惜しいくらい、素晴らしい温泉でした。露天風呂は熱い浴槽と、積もった雪を溶かして冷ました浴槽など、3つ。写真はHPをご覧ください…。

風呂上がりといえばもちろん・・・こうです。
左側の「スルメソーメン」なるおつまみは、地元・富良野の「江戸屋富良野店」さんのもの。富良野に本社を構える珍味屋さんだそう。

もれなくクラシック。

寝床は2段ベットがずらりと並ぶドミトリースタイル。ありがたいことに私は下段を割り当てられました。

22:00消灯厳守ですので、これにておやすみなさい。また明日。

【次の記事】


今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは。

〈執筆:R〉

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