【長期旅行最終日】青春18きっぷでフェリーに乗って宮島へ。お読みいただきありがとうございました
毎日必ず、「明日は何時何分の列車に乗る」と決めてから寝るのですが、この旅行で初めてそれに乗り遅れました。7時20分に小倉を出る普通列車に乗ろうと思っていたのですが、起きて時計をみると7時40分。新幹線に飛び乗れば追いつくかもしれませんが、もう諦めます。
旅行終了について
東京を発ってから今日は17日目。いい加減疲れてしまいました。ここまで私のつたない文章にお付き合いいただいた方がいらっしゃったこと、RSSリーダーでこのマガジンを購読してくださった方がいらっしゃったことも承知しています。この旅行は体力のない私にとって初めての長期旅行であり、想像通り過酷な旅行でした。このnoteは好き勝手書いているだけなのであまり負担ではありませんが、何しろ体力が持ちません。食事に洗濯、ゲストハウスに泊まれば騒音には特に気を配らなければなりません。
3週間前まではあんなに楽しみにしていたのに、もう疲れてしまいました。九州と東京の自宅という物理的な距離も疲労とかかわっているのかもしれません。申し訳ありませんが、今回の日本半周旅行は、ここ岡山にて終了とさせていただきます。旅行の初日に「西日本は沖縄を除く全都道府県踏破」と宣言していましたが、結局鹿児島・宮崎・鳥取・三重の4県は訪れることができなかったのが非常に心残りです。
最終日の旅行を開始
矛盾するようですが、最終日だと思うとなんだかさみしくもあります。しかし、ひとまず今日は関門海峡をくぐって本州に戻ります。
本当になんとなく、ですが、四国よりは九州の方が居心地がよかったように思います。気のせいでしょうか。九州には8日間いたことになります。
私が乗る予定であった美祢線と山陰線は、今年(2023年)6月の大雨によって、現在一部区間で代行バスによる輸送が行われているとのこと。実は徳山駅の改札を出てこの看板を見るまでこのことを知りませんでした。危ない。
中国山地を越えるのはあきらめ、先日広島に行った際に時間の都合で訪れることができなかった宮島に行こうと思います。
宮島へJRで行くとなると、宮島口駅から200mほど離れた桟橋からフェリーに乗る必要があります。
宮島フェリーに乗船
本州から宮島にわたるフェリーは、JR西日本と松大汽船の2種類。
今日の私は青春18きっぷを利用していますが、実はこのうちJR西日本が運航するフェリーは青春18きっぷで乗船することができます。青春18きっぷで乗ることのできる船は全国でもここだけ。
かつて、国鉄は全国各地でフェリーを運航していましたが、その大部分は廃止となり、JRに受け継がれて現在も運航を続けるのはここ宮島フェリーのみです。
JR西日本が運航する宮島フェリーは、およそ15分に1本出ていて、かなり便利です。
宮島に上陸。言わずもがな、日本三景のひとつであり、厳島神社は世界文化遺産。すごい島です。
厳島神社を見学
300円をおさめて中へ入ります。海に浮かぶ神社は壮観です。
今日はやや暑いですが、都心のような酷暑ではなく、島にはとんぼも飛んでいて、秋の訪れを感じさせました。
宮島は奈良公園のほかに鹿がいる島としても知られています。あまり数はいませんが、観光客が餌を与えている様子が非常に気になりました。
鹿に餌を与えることは禁止されているのです。
宮島には人力車もあります。もちろん私は乗りませんが、ふらふら歩いていたらちょうどうしろから私を追い抜いていきました。そのときにちょうど私の真横にもみじ饅頭の自動販売機があり、車夫の方が「これほんっとおいしい。私もよく食べたものです」とおっしゃっていました。もちろん私に話しかけたわけではありませんよ。
それをいわば"盗み聞き"した私は260円を投入して冷たいもみじ饅頭をさっそく購入。抹茶味を選びましたが、あんが絶妙に冷えていて、最高。
先日広島を訪れた際にもみじ饅頭を購入し、旅行中に食べ終えてしまいましたが、今日もまた買っていき、家で冷やして食べようと思います。
今日は旅行の最終日ということで、これまで繰り越してきた分、予算にやや余裕があります。私は「カキ」と「ウニ」という言葉に非常に弱く、「焼きガキ」の看板を見つけたとたんに吸い寄せられてしまいました。
目の前で焼いてくれて、レモン汁・ポン酢・しょうゆをお好みでかけてそのまま軒先で食べるスタイル。私はレモン汁をしっかり、しょうゆを数滴垂らすだけにしました。
これが大成功。カキの味をしょうゆで殺すことなく、しっかり味わうことができました。もちろんおいしかったです。
家族用のお土産として、生もみじとお箸を購入。お箸はお名前を彫っていただき、自宅に郵送しました。
※ これは予算から除外させてください
【今日の収支】
残高をほとんど残さずに旅行を終了できたら恰好がつくな・・・などとぼんやり考えていましたが、無駄に使う必要もないので、このくらいにしておきます。
旅行は終了となりますが、このマガジンでの連載はもう少し続きます。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは。
〈執筆:R〉
※ これは連載記事「日本半周旅行 in 2023夏」の一環です。
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