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快速東岸和田行きに乗ってみた

ここは天王寺駅。阪和線、大阪環状線、大和路線の3路線が乗り入れるターミナル駅である。今日は夜遅かったので地上ホームから出る快速和歌山行きに乗ろうとした。電光掲示板を見てみるとその1本前の電車の行き先がいつもと違っていた。快速の東岸和田行き。普段関空・紀州路快速か快速和歌山行きしか使わない私にとっては珍しい行き先であった。WESTERの時刻表で見かける機会はあるが、実際に駅の電光掲示板で見るのは初めてだった。東岸和田行きは地下ホームである15番のりばから発車する。私は急いで乗り場へ向かった。

快速 東岸和田の文字

 15番のりばに入線してきた電車の行き先を見るとそこには東岸和田という文字が。初めて見る行き先に私は思わず写真を撮った。
 私は電車に乗り、東岸和田へ向かった。

 さて場所は変わって東岸和田駅。乗ってきた電車は回送となり車庫へ引き上げられる。この回送列車、行き先は日根野ではなく鳳なのだ。つまり折り返すことになる。
 私は和歌山の人間なので先ほど天王寺で見た快速和歌山行きが到着するのを待つ。駅の電光掲示板を見ていると快速の和歌山行きは1番のりばから発車する。私はこれを疑問に思った。快速系列の電車は大抵2番のりばから発車する。特急電車の待避をするためだろうか。
 回送列車が中々発車しないのを疑問に思っていると、2番のりばに普通和歌山行きが入線してきた。この時、私の疑問は解決した。
 前述のとおり回送列車は1番のりばから鳳へ向かう。そのためには1番のりばから渡り線を使わなければならない。そして渡り線を使うには東岸和田へ入線してくる普通和歌山行きを待たなければならない。回送列車が1番のりばにいるために普通電車は2番乗り場に入線するしかない。回送列車が発車し、空いた2番のりばに快速和歌山行きが入線してくる。これで東岸和田駅において2番のりばに入線してくる快速和歌山行きの謎が解けた。