【祝！】創立記念日【11周年】

2007年07月10日にMIXIで書いた記事です。

７月１０日はある会社が１１周年を迎えたであろう日です。
今から１１年前の１９９６年に業界を騒然とさせ、『噂の真相』にもあることないこと書かれてはいたものの、低迷しはじめていた業界からは好意的に見られていました。

この日記は僕の備忘録なので意味の分からないよい子はムリして読まないでね。

この物語はこの会社が潰れた２００４年の春から始まる。
僕はその当時ある会社で働いていた。
その会社には件の潰れた会社（仮に社名を悪世羅としよう）の出身者が４人もいた。
そして以前からそこで働いていた○Ｌさんが僕に向かって

「この会社には元悪世羅が４人もいるわね。
　さながら『悪世羅・フォー』と名付けようかしら。
　略して『ア・フォー』ね。
　滑稽だわ。ホホホホホホホホホホホホ」

と言い去っていった。
往年の「アイドル・フォーかよ」って言うネタではあったが確かにアフォーな事は数多くあった。
この数々の歴史を我々残された語り部達が後世に伝えていくのも、夢半ばで消えていった多くの同胞へのレクイエムになるのではないかと思い、あえて７月１０日に記すことにした。私にこの件を書くことへの勇気を与えてくれた○Ｌさんに改めてお礼を述べたい。

さてまずは写真の解説から。
雑誌「ＴＶ○ーマー」の記事です。今回はこの件にまつわるお話をしましょう。

さてさて左写真の記事の出典は１９９７年８月１日発売のＴＶ○ーマー8/15号からである。中山エミリが表紙を飾り、巻末のグラビアには「だっちゅ～の」でブレイク前の浅田好未が単独で載っている。
「人気ゲーム４０００本プレゼント」とはこの雑誌名「ＴＶ○ーマー」の名称を答えると抽選で発売前の人気ゲームソフトをなんと１０００本づつプレゼント予約されちゃうと言うお大尽でもあり、ありがちな企画であった。
そして日本中からわんさかハガキが届いた。届いた！届いたんですよ！！
ゲームソフトは発売に合わせちゃんとプレゼントされていった。ただ一つのソフトを除いては‥‥。

記事の中では「ポケットモンスター２」は１９９７年秋に発売予定になっている。しかし実際に発売されたのは１９９９年１１月である。
このＴＶ○ーマーと言う雑誌は１９９７年１２月末を以て休刊となり、当然「ポケモン２」の発売時にはセカンドインパクト後ということでこの件を申し送る人間もいなかったのが実情だ。

そして月日が流れた。
事務所移転のために引越隊は数々のお宝を見つけ出していた。
　会社ロゴ入りSPOON腕時計６０個
　会社ロゴ入りセットドライバー型キーホルダー３００個
　クりケ”Ｔシャツ　３０着くらい
　Ｈ＃Ｕ＝師匠の「でたとこバッジ」無数
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　等々
そして大量のハガキが再び日の目を見ることになる。
「あ～～～～どうしよう」
と引越隊の隊長は呟いた。
事はそう簡単ではない。
詳しく書けないがこういう当選者は発表に変えさせて頂きます系のプレゼント企画の場合ちゃんと送ったかのリストを当局が求めた場合は提出しなくてはならないのだ。
当然、その会社に１０００本のポケモン２を買い上げてプレゼントする余裕など無い。そんな金あるわけがない。

結局、リストはその場で適当に作ってハガキは処分した。
（あれ、どこかの国の年金問題みたいだ）

ここで最後に書き添えなければならない。
現代を生きる同胞に向けてである。
過去ではなく未来に生きるアフォセラーズに向けてである。

●年金記録はちゃんとチェックしにいこうぜ！
●誰もどこにも記録は残してないぞ。（きっと）
●そして年金だけでなく、厚生年金基金にも加入していたぞ！

僕の語り部としての役目はいつ終わるかは分からないが、忘れない様にまたどこかで書くかもしれない。
ただ当時の経営陣を糾弾するつもりは全く無い。
むしろ感謝すら感じていることを最後に記しておきたい。