名著「7つの習慣」を実践しやすく完全解説します
こんにちは、maruです。
スティーブン・R・コヴィー博士の自己啓発の名著「7つの習慣」を実践しやすく完全解説いたします。
この本をご存知でしょうか。
全世界3000万部のベストセラー。
世界中で知られているベストセラー中のベストセラーです。
僕もこれは大好きです。
めちゃくちゃいい本でして
もうここには、人生の答えが書いてあります。
『これを読んだら人生うまくいく』
素晴らしい内容が書いてあります。
が、めっちゃ分厚い。。。(T. T)
紙の本だと560ページあります。
読むのに大変でした。
大変なんですけど、ちゃんと理解したのかがわからない。
難しい本でもあります。
頑張って読んだけど
わかったような。。。
わかっていないような。。。
なにかすごいことが書いてあるのだが。。。
他に書き下ろした本がいくつかありました。
ページも薄い。
わかりやすく誰かが解説してくれていると思い、手にとって見たのですが。。。
やっぱり難しいと感じる。
さらにマンガで解説しているものも見つけました。
マンガのシチュエーションはわかるのですが、あとのちょっとした解説を読んでも、鮮明に理解することは難しかったです。
やっぱり、この本に書いてあることは難しすぎて理解が伴わないから行動に移せない。
と感じていました。
しかし、何度も、この『7つの習慣』の作品に触れているうちに
わかってきたのです。
そこで
この本を理解しようと苦戦している人
すでに諦めてしまっている人
のために、頑張って書くことにしました。
現実に行動に移した場合の例としても書いていきますので
少し長めの文章にはなりますが
是非、これが最後だと思って
頑張って読み切っていただきたいです。
実践に移せる内容になっていますので
最後までお付き合いいただければと思います。
前提:よい人格こそが重要
”まず前提として、成功には「人格」が重要”
コヴィー先生は
自己啓発書を徹底的に研究したという方なんですね。
そしていろんなことがわかってきたと。
わかったこととして、このように書かれています。
実りある人生には、基本的な原則があり、それらを自分自身の人格に取り入れて内面化させて初めて、真の成功、永続的な幸福を得られる
いろんな本を読んでわかったそうです。
すごくわかりやすいですね。
なんていうんでしょうか。
素晴らしい人間にちゃんとなって
それをやらないと
真の成功も、永続的な幸せも
つかめませんよっていうのはありますよね。
金銭的にうまくいって
起業して成功したといっても
人格がダメな人って中にはいるんですよ
ダメな人ってやらかしたりするんですよ
・成功したけど、薬物に手を出した人
・成功したけど、家庭が崩壊した人
これだと、真の成功、永続的な幸せとは言えないと思います。
何かをするためのテクニックの本は結構あるので、それを学ぶのは簡単。
でも重要で難しいのは「人格」を磨くことなんですよと。
どういうことかわかりにくいですが
要は、いい人間になるということですね。
すごく悪いことをしないで
世の中のために働けるような人になる。
そういう人間になるためにはどうすればいいのか?
これは「7つの習慣」という言葉のとおり
「習慣」です。
コヴィー先生は「習慣」というものが
人格をつくると言っています。
良い習慣を持っていれば
良い人格ができる
逆に言えば
悪い習慣を持っている人は
悪い人格になっていってしまう
ということが最初に語られています。
なので、この本の前提としては「良い習慣を持ちましょう」
ということなんですよね。
だから「7つの習慣」という本になっています。
良い習慣を身に着けて、良い人格をつくっていきましょう。
じゃあ、どんな習慣をつくればいいの?
習慣は「7つ」あります。
これが基本的な前提となっています。
成功するためのテクニックを学ぶのはけっこう簡単
でも、人格を磨くのは超難しい。
そのために、習慣を身に着けましょう。
それでは本題に入っていきます。
①第1の習慣:主体的である
いきなり難しい。
最初読んだ時、わかりませんでした。
翻訳の問題もあるんでしょうけど
正直言ってわかりにくい。
あなたは主体的ですか?
と聞かれて
はっ?
となってしまう。
自分が何を聞かれたのか
まったく想像つきません。
わからないときは
反対に、主体的でない人間ってどんな人なのか?
を考えてみます。
本書の文脈に照らし合わせていうと
主体的ではない人間とはどういう人なのか?
それは
「刺激に対してすぐに反応してしまう人」
というのを主体的ではない人というふうに
定義できるかなと思います。
これはどういうことかといいますと
就職すると貧乏になる!
大学なんて行かなくていい!
って言うと
主体的ではない人は、こう反応します。
は?????
とブチ切れて
なに言ってんだよお前!
マジ意味不明だ!
刺激と反応の間には
「選択」の余地があると書かれています。
刺激→「選択」→反応
刺激と反応の間に”選択の自由”があり
この「選択」の中には
①自覚②想像③良心④意志
などがあります。
刺激に対してどう反応するかというのは
じつは、我々一人一人が選ぶことができますよ。
選択の自由がしっかり行使できる人はどのように考えるか?
さっきの
就職すると貧乏になる!
大学なんて行かなくていい!
を例にしてみますと
ん??????
っと一回立ち止まるんです。
なんかヤバいこと言ってるぞ。
なんだ?
と思ってとりあえず話を聞く。
あーそういうことか。
たしかに一理あるな・・・
間違ってはいないかも
深い意味があって言ってるんだろ~
意図があって言ってんだろ~
というふうに考える(選択)
外部から刺激を受けた時に
どうやって答えるか?
それは人によって変わっていて
反応はじつは選べるということ
「主体的」っていうのがわかりにくいんですが
この言葉が紹介されています。
主体的な人はResponsibilityを持っていると
いうことです。
日本語でいえば「責任」ですね。
責任がある
責任感がある人っていうのは
主体的であるという表現に日本語だとなるのですが
Responsibilityを分解してみると
コヴィー先生が言っていることが
わかりやすくなります。
responseというのは「反応」のこと
abilityというのは「〇〇ができる」こと
Responsibilityというのは日本語では「責任」なんですが
英語の言語的な文脈でいうと「反応できること」
自分なりに「反応できること」というのが
Responsibilityなんです。
反応できる能力
反応に対する能力っていうのが
Responsibilityになるんです。
外部からいろんな刺激がくる。
それに対して
自分の意志で応えるのが責任なんです。
ここで【例】をあげてみます。
勤めている会社がリストラを決定したとして
Responsibilityがない人
つまり、責任感がない人はどうなるかっていうと
怒り出すんですよ。
クビにするなんてどういうことだ!
経営者は無能だ!
とか言って怒り出すんですよね。
これは反応を選んでいません。
Responsibilityというのはなくて
悪いインプットがあると
すぐに怒り出してしまう。
選んでないですよね。
そして誰かのせいにしてしまう。
責任感がないんです。
Responsibilityがないっていうのはそういうこと。
「反応に対する能力がない」ということになります。
責任感がある人
つまり、反応に対する能力が優れている人は
どうとらえるか?
最初はちょっとびっくりしますよね。
びっくりした後に
ちゃんと選びます。
リストラの理由っていったいなんなんだろうか?
ということを考える。
経営者がなにか失態をおかしてしまったのか。
あるいは
産業の構造的な問題なのか。
そういうことを考える。
私にできることはなんだろう?
というふうに考える。
これが責任感がある人
つまり、反応を選んでますよね。
ただ、怒るんじゃなくて
そこから自分の頭を働かせていって
じゃあ、自分はどうすればいいか?
というのをしっかり選んでいる。
これが「主体的」である。
つまり、責任感があるということが書かれています。
なかなか難しいですよね。
《主体的な言葉》
私は別の案を考える
私は他のやり方を探す
私は気持ちを抑える
私は効果的なプレゼンテーションができる
私は適切な対応を選ぼう
私は選択する
私は・・・・のほうがよい
私は・・・・しよう
《反応的な言葉》
私にできることは何もない
私はいつもこうやっている
あの人は頭にくる
そんなことが認められるわけがない
私はそれをやらなければならないのか
私はできない
私は・・・・しなければならない
・・・・でさえあったら
「主体性を持ちましょう」
この本やっぱり、いきなり難しいですが
これが重要な「習慣」になるわけです。
もう少し言い換えますと
生きていると、外部からいろんな刺激がきます。
その刺激に対して
自分の意志でちゃんと判断して行動しましょう。
というのが「習慣」として落とし込めるのかなと
思います。
世の中は刺激だらけです。
とくに情報化社会と言われていますので
生きてるだけでいろんな情報が入ってきます。
やらせや中傷だらけ
よくわからないこともたくさん書いてあったりします。
そういう情報がたくさんある中で
主体的であることは本当に重要性を増していると
思います。
本当にそれは正しいのか?
他の意見に流されていないか?
そして、自分に何ができるだろうか?
そういうことを、この情報の渦の中で考えられる人
そういう人間になっていくと
いい人格っていうのが磨かれていきますよ。
と、コヴィー先生は言っています。
反応は、あなたが選ぶということですね。
②第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
これは、さっきの「主体的であること」に比べると
シンプルで簡単な習慣です。
この本の中で語られているのは
あなたは自分が死んだとき
お葬式でどんな別れの言葉を
言われたいですか?
ということを
コヴィー先生は問いかけてきています。
皆さんはどのように言われたいですか?
例えば、イヤな発想だと
あいつは最後まで最低なやつだったよね。
だったらイヤですよね。
このようにイヤな想像をして
じゃあ自分だったらどんな死に方がしたい?
そこから考えて
終わりを思い描いて
どういう風に生きれば、その終わりをしっかり実現できるか?
ということを考えていきましょう。
というのが第2の習慣で書かれています。
理想の最後のために
今を頑張る、正しく頑張る。
今、自分がしていることは
あなたの理想の終わりにたどり着ける道に
なっていますか?
もし道が違うんだったら
選び直したほうがいいですよ。
後悔しない生き方をしましょう。
わかりやすくてすごく良いことを言っているなと
思いました。
③第3の習慣:最優先事項を優先する
これはとても現実的だと思います。
心に響く言葉ではないでしょうか。
しかし、現実としてなかなかできていないこと
でもあります。
本の中で
時間管理のマトリックスが出ています。
あなたが普段やっていることはどうなっているでしょうか?
というのが、この第③の習慣で問われています。
①緊急かつ重要である
すぐやらなきゃいけないし、しかも結構重要なこと
・なにかの危機対応
・緊急事態
・期限に追われている
こういったことが重要度も高いし緊急度も高いこと
コヴィー先生はどう言っているかというと
・ストレスがたまる
・燃え尽きる
こういうことばっかりやっていると疲れちゃいますよ。
長く生きていくのが大変ですよってことを言っています。
③緊急だが重要でない
これが普段結構多いかもしれません。
・電話
・メール
・接待
・催し物
無駄なことで忙しくなっている気がします。
コヴィー先生はどう言っているかというと
・短期的な視野に陥る
・八方美人に見られる
・危機管理をしなくちゃいけなくなる
・目標や計画を無意味に感じる
・周りに振り回され、被害者意識を強くする
・人間関係が浅くなり、壊れることもある
こういうことばっかりやっているとダメですよ。
実際にこういうことばっかりやっている人が多いと思うので
結構大変なことになっているかと思います。
④緊急でも重要でもない
こんなのも実際ありますよね。
・無駄な仕事
・雑用
・暇つぶし
・快楽だけが目的の遊び
やる意味がない事ですね。
コヴィー先生はどう言っているかというと
・無責任な生き方
・仕事を解雇される
・他者や社会に依存して生きる
この時間管理のマトリックスをみた時に
自分がどういう働きをしているのか?
考えてみましょう。
じゃあいったい何をやるべきか?
それは最後残っている部分です。
緊急ではないが重要なことをやりましょう
ということがこの本の教えになっています。
具体的には
・リスクの対策
世の中どうなるかわからないので
事前にリスク対策をしていく
・人間関係づくり
人間関係を育てていきましょう
・新規事業
緊急ではないが、やったほうがよい
・勉強する
・リラックスをする
こういう時間の使い方や
仕事を増やしていくことで幸せになれると
この本は書いています。
コヴィー先生はどう言っているかというと
・ビジョン・視点
・バランスがよくなっていく
・規律がしっかりする
・コントロールできるようになる
・危機が少なくなっていく
緊急ではないが重要なことをやっていきましょう
そしてこの本の毒舌なんですが
賢い人は③と④を避けますよ。
振り返ってみますと
重要じゃないことは「やらない」んです。賢い人は。
②しか基本やらないように心がけましょう。
この本のなかでは質問が提示されています。
もしも日頃からやっていたら
ポジティブな結果をもたらすこととは
何だと思いますか?
もしダイエットやったほうがいいと思うんだったら
やったほうがいいですよね。
他にも運動・勉強・読書など
自分がコレやったほうがいいと思っているなら
それはあなたがやるべきですよということが
この本に書かれています。
具体的には
「緊急ではないが重要度が高いこと」
これをやっていきましょう
というのが第3の習慣で語られています。
結構、多くの人が心に響く内容になっているかと思います。
④第4の習慣:Win-Winを考える
これも結構シンプルはお話になっています。
Win-Winを考えるということが書かれています。
これは人間関係のお話になってきます。
今までの3つの習慣は内面的なことでした。
自分がどうするのか?
自分がどう動くのか?
が問われていました。
ここからは社会の広がりの部分になってきます。
何かを相手といっしょにやるんだったら
自分も得をするし相手も得をする。
そういうことをやっていきましょう。
もしそうならないんだったら
取引はやめましょう。
自分だけが得をするようなことはしてはいけない。
相手だけが得をするようなこともしてはいけない。
自分と相手が得をするようなことを
しっかり模索していきましょう。
得=徳
もしそれが難しいようでしたら
今回はごめんなさい(No Deal)
といいましょう。
⑤第5の習慣:まず理解に徹しそして理解される
これはかなり難しい内容です。
7つの習慣でもっとも困難だと思います。
コヴィー先生もこの難しさを認めています。
言ってることはシンプルで
「相手を理解しましょう」ということです。
表面的なものではなく
相手の身になって話を聞きましょう。
そしてその後に自分を理解してもらいましょう
ということなんです。
なかなかできませんよね。
この本ではこういうことが書いてあります。
これはわかりますね。
でもそういうことはやらないで
そうではなく
相手の身になって話を聞きましょうということです。
「傾聴」ということ自体がとても難しいことでして
本もたくさん出ているようですけど
本を読んだぐらいではできるようにはならないくらい
難しい技術です。
これは本当に難しい。
いつもできるわけではないですね。
じゃあどうすればよいか?
は、この本には書いていない。(T. T )
他人のことを理解するのは難しいことだけど
相手が自分のことを理解するのも難しいはず。
そのことは知っておきましょう。
傾聴のはじめの一歩になるのではと
個人的には思います。
⑥第6の習慣:シナジーを作り出す
このお話はシンプルです。
1+1=2だが
シナジーが起こると
1+1=1000になる
というお話です。
自分と異なる人との関係では
全体の利益を最大化できるようなことが起こるということが
書いてあります。
世の中では、自分と異なる人間を排除しがちですが
その違いがじつは武器になるということです。
だから、自分と異なる人間からは学ぶ価値がある
というのが第6の習慣です。
⑦第7の習慣:刃を研ぐ
私たちは包丁みたいなものです。
使えば使うほど切れ味は鈍くなる。
だから自分を磨いて再生しましょうというのが
第7の習慣で語られています。
そこで4つの側面が書かれています。
①肉体の再生
運動する時間がないなんて言ってちゃダメだよ。
カラダが鈍っていく。
自分のカラダをメンテナンスしていくことが重要ですよ。
②精神の再生
これは人によってかなり違うと思いますが
コヴィー先生は「聖書を読み祈る」と精神が回復すると
書いてありました。
人によっては音楽・旅行・運動・睡眠・制作・消費など
ストレス解消になります。
何をすれば精神が回復するのかしっかり考えていきましょう
ということが書いてあります。
③知性の再生
勉強しないと知性は鈍る。
世界は変化していて、古い知識・常識はジャマになる。
武器にならないので勉強をして刃を研ぎましょう
ということが書いてあります。
④つながりの再生
周囲の人との関係を広げ深めていきましょう。
時間をかけなくてもできることでして
今自分の周りにいる人
家族・同僚・部下・隣人・友人・・・・
もっといい関係を作っていきましょう
ということが書いてあります。
これらをしっかりメンテナンスして
育てていきましょう。
バランスよく磨いていくことが重要であると
書かれています。
まとめ
良い習慣を作り人格を磨こう!
そうすれば人生は幸せになる。
この7つの習慣はとても難しい
とくに傾聴やシナジーを作り出すのは
難易度高いと感じています。
コヴィー先生も全部はできていないのなかと^^
でも難しいからこそ、挑戦する意義があるとも
思えます。
7つを極めて習慣化するのは
一生かけてできるかどうかわかりませんが
1つずつ挑戦していきたいと思っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。