”努力はきっと報われる、俺らが証明”約2年、一緒に苦楽を共にした3人がApex世界大会に出場を決めたワケ ~SyanaMu編~

2024年8月24日 18:56

みなさんこんにちは！
e-sportsチームNOMURAYA STRIDERZ NAGANO広報担当です！
今回はSTRIDERZ Apex部門が見事日韓1位✨という結果を残し、世界大会に出場することが決定いたしました！🎉
前回に引き続き、今回はApex部門のIGL※1を務めるSyanaMu(しゃなむ)さんにインタビューを行いました！
少し長くなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです！

ー改めて、世界大会出場おめでとうございます！！IGLとして、自分のプレイだけではなくチームの司令塔という役割もあり、責任重大だったかと思います。そういう面で一番努力された点はなんでしょうか。
　他チームの研究です。基本的に自分一人で他チームの配信アーカイブを見て、コーチからも意見をもらいつつ研究していました。もちろん他チームも当たり前にやっていることではありますが、それを上回る努力をしようと常に心がけていました。結果的に、それが結果にも表れてきたのかなと感じています。ただ、その努力がすぐに報われるわけではなく、苦しい時期もたくさんありました。

努力をしても報われなければ、報われるまでやり続けるしかない

　プロリーグ序盤、自分たちは一生懸命努力しているつもりでも、なかなか結果が出ず、精神的にかなり厳しい時期が続きました。特にヒューズが流行っていた環境では、自分たちの戦略がなかなかうまく機能しなくて、足を引っ張られることが多かったです。
ーその辛い時期というのはどのように乗り越えたのですか？
　ワンちゃんを飼い始めたことです（笑）。試合の合間には、必ずワンちゃんに触れに行って、気持ちをリセットしていました。これ、割と真面目な話で、こういう競技をしていると自分なりの「ストレス発散法」がめちゃくちゃ大事だと思っています。それが出来ずにメンタルをコントロール出来なくなる人って多いと思うんですけど、僕は序盤のタイミングでこの方法を見つけたことで、メンタルを持ち直すことができました。

このチームが終わっても、プロとして何かを得てから卒業してほしい

ーそうして自分自身をコントロールできたことも素晴らしいですが、3人でその辛い時期を乗り越えたこともさらにすごいことだと思います。そうやって3人で長くやってこれた秘訣はなんでしょうか。
　お互いのことをよく理解しているからだと思います。先程お伝えしたように精神的に厳しい時期は喧嘩もかなり多かったです。でもそういう場面を経て、だんだんとお互いの扱い方が分かってきたんです。たとえば、あるメンバーが機嫌を悪くすることがあっても、どうすればそれを避けられるかを知っているから、無用なトラブルを防ぐことができる。だからもう喧嘩することもないですね。あと、特にRe1qz(れいあず)が成長したことも大きいです。最初の方は言葉遣いや、X(旧Twitter)での投稿にも逐一注意していました。それを何度も繰り返すことでだんだん直ってきて…その時から考えると、Re1qzは本当にめちゃくちゃ成長した。
ーそういうことってなかなか指摘しづらいじゃないですか。それを何度も繰り返せたのはなぜですか？
　社会に出たら、大変な思いをするじゃないですか。その状態で「はい、チーム解散」となり、全然別の業界で就職しないといけないとなった時、多分困りますよね。それだったら、今プロとして活動している間にプレイ面以外でも何かを得てから終わった方がいいなって思っていて、そう考えた時に、教えられることは教えていきたいなと。

夢を諦めなければ、28でもまだやれる

ー今回、世界大会に進出を決めて、何かまわりに伝えたいことなどはありますか？
　28でもいけるってことです。特にアラサー組には伝えたいですね。「夢を諦めなければまだいけるよ」って。海外は32,3歳のプレイヤーもいますし、30歳で世界王者になった方もいます。しかも、僕は年齢の割にApexを始めたタイミングが遅く、発売から1年後とかなんですよ。Noxi(のくしぃ)とRe1qzは発売初期からやってるので、経験としても差がある。そんな中でもこうやって結果を残せたな、とは思います。
ー年齢が高いと不利なのかな、とは思っていたのですが、そういう環境下でも通用した理由を教えてください。
　若い子達って強気なプレイや、撃ち合いが強かったりするんですけど、年齢を重ねると頭を使ってプレイするようになるんですよね。そのやり方が正しいとかではないですが、勝てない部分は頭で補うしかない。まあ反射神経も負けてはないんですけどね！でも結局はそれもどれだけの時間を費やすかだと思います。結局年取ってから出来なくなる人って、ゲームの時間が減ることだと思うので。結論、長時間プレイし続けることですね！

”諦めない”ということ

ーそれでは最後に今後プロを目指す未来の選手達へメッセージをお願いします！
「努力はきっと報われる」です。それだけでいいですよ。どんな壁にぶつかっても努力すれば夢は叶うって俺らが一番証明したと思います。2年間転け続けてもその分努力すれば全然いけます！

※1 IGL：「In game leader（インゲームリーダー）」の略称であり、チーム内における司令塔のようなポジション