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キエフスキー郊外鉄道線 モスクワ↔︎キーウ(ウクライナの首都)を結ぶ直通鉄道
ロシアによるウクライナへの侵攻前は、モスクワとキーウの間の直接列車が運行されていました。
キエフスキー郊外鉄道線
ウクライナ語では、「Київський напрямок Московської залізниці」(キエフ方面モスクワ鉄道)。
ロシア語では、「Киевское направление Московской железной дороги」(キエフ方面モスクワ鉄道)と呼ばれていました。
一日に3から4回の列車が出ており、平均的な所要時間は13時間。列車のチケットはユーロでは60ユーロで購入可能でした。夜行列車もあり、2人部屋と4人部屋のコンパートメントを提供していました。
ウクライナ始発の場合「ウクライナ」号という列車が運行され、首都キーウからロシアの首都モスクワまでの距離872kmを12時間で運行し、途中でコノトープとブリャンスクで2回停車していました。
現在の状況
ロシアによる侵攻後、2023年6月現在、鉄道サービスは一時的に停止されています。現在の状況ではチケットの発行が一時的にできない状況となっています。公式サイトには、サービスの再開は後日の更新を待つ必要があるとアナウンスされています。
歴史
2つの首都を結ぶ路線は、モスクワのキエフスキー駅とカルーガ-2を結んでいます。この路線は、モスクワからブリャンスクまでの区間が1895年から1899年にかけて建設され、モスクワ-キエフ-ヴォロネジ鉄道の一部となりました。乗客輸送は1899年に開始され、初めはモスクワとブリャンスク間で1日に2本の列車が運行されていました。
画像は Электропоезд ЭД4М-0490 сообщением «Москва-Киевская - ст. Нара» ティッカーモスクワ鉄道のキエフスコエ方面を横断するED4Mです。