収穫の秋 ナンバンギセル
冷涼地で熱帯植物をやっていて、失敗しないポイントの一つは、最低気温が何℃になったら取り込むか。
今は、高温性の物はやっていないので、一つの目安として0℃以上だったら良い位。
昨日の最低気温は4℃。
降霜や凍結は無かったものの、その時期が近付いている事を実感させる。
最近の傾向から、来月までは大丈夫なので、それまでに置き場所の検討や、受け皿の準備は行っておきたい。
さて、昨日水やりで回っていたら、ナンバンギセルの咲き終わった後残っていた鞘から、粉の様な物が舞ったのを確認した。
もしかしてと、良く見てみたら鞘が割れていて、そこから種子が出ていた。
それで、急遽収穫。
一昨日までは、宿主の長芋は、つるの先の方は青葉が残っていた。
それが、昨日の冷え込みで大分黄変が進んだ。
そうなると、これ以上待っても変わらない。
今、残っている未熟な鞘も枯れて終わり。
収穫してみたら、予想より多くの種子を得る事が出来て、一安心。
昨年は明るい緑色の種子で、未熟を心配した。今年は遠目で濃い緑色っぽい種子で、完熟している感じがした。
種子は、肉眼では殆ど埃ですが、拡大すると黄色で丸く、表面に皺が寄っていた。
これを室内で保管して、来年三月の播いても宿主に寄生する。
微細な種子で乾燥には耐えられない印象。それで採り播きでないと死んでしまいそうですが、そうならない所がこの植物のすごい所。
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