寅さん観察日記#49「寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」
第49作(特別編)1997年11月22日 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇
マドンナ:浅丘ルリ子
渥美清さん没後に公開された、過去作のリバイバル作品。
オープニングとエンディングに満男が少し出てきて作品にいざなう。
オープニングは出張で地方(富士五湖辺りかな?)に営業に出ている満男が駅のホームで電車を待ちながら寅さんを思い出すシーンから。
この憂いの目つきが吉岡くんならではだなぁ。
そして八代亜紀さんが歌うオープニング曲へと。
なぜ八代亜紀さんだったのかな。キーも全く違って思いっきり下げてある。
それゆえ、違和感しかない。
渥美清さんの録音で良かったと思うのだけれど。。
本編はリリーさんの沖縄の話(1980年8月公開、第25作)の再演だ。
冒頭の夢シーンはカットされていた。
寅さん観察日記#25を読み返してみると、リリーさんからの手紙で仕事がうまくいっていない事を察知して沖縄へ飛ぶというストーリーのようだが、今作でははっきり病気である事が手紙に書かれている。
#25を見た時の筆者の勘違いだったか、あるいは未公開シーンなどを使って少しストーリーを変えてあるのか。
赤いハイビスカスの花言葉は「常に新しい美」「勇敢」だそうだ。
最後に満男が少し出てきて、またいつか叔父さんの事を思い出すだろうというニュアンスで終わる。
このリバイバルシリーズが続くことを思わせたが、リバイバルは実質これ一本のみであった。
山田洋次監督、この作品が本当にお好きなんだろうな。
筆者のベスト3には入らないんだけども、観客の数だけ好きな作品があるというのも、偉大なシリーズの証であろう。
ロケ地:沖縄
主題歌:キーE。歌は八代亜紀さん。
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【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。
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