寅さん観察日記#31「旅と女と寅次郎」
第31作 1983年8月6日 男はつらいよ 旅と女と寅次郎
マドンナ:都はるみ
夢シーンは江戸時代のお尋ねモノ寅次郎とおかっぴきのヒロ(ひろしさん)の話。
演劇の舞台上での芝居仕立てになっていて新鮮だ。日本髪を結っているさくらがキレイだ。
スポットライトを浴びているさくら、もっと観たいぞ。
寅が満男に言ったセリフ「他の人になくってね、おじさんにあるもの。それは暇だよ。」そのとおり!
寅さん帰宅後の喧嘩シーンは満男の運動会に寅が俺が行くと言ってぶつかる話。
全員いつもの切れ味なくフワッと終わる。なんだろう、この感じ。
寅さんとタコ社長の喧嘩が挨拶程度になっている。
寅さん、新潟で素性分からず有名歌手の京はるみ(都はるみ)と出会う。
京はるみさんはステージを放り出して寅さんと佐渡島へ渡っちゃう。すぐに京はるみと分かるが知らないフリをして佐渡島を探検。
寅さん版ローマの休日だ。
新潟で走ってる路面電車が江ノ電と同じカラーに見えた。江ノ電の流用かと思ったけど調べてみてもそのような情報は出てこなかった。たまたまか。
舞台は柴又。
隣のタコ社長が秘書を雇った!景気向上か。名前はゆかりさん。
ウォクーマンを聞く寅さん!
時代の移り変わりを感じるなぁ。
舞台が柴又に移ってからは特にびっくりするような展開は無し。とらやではるみさんがちょっと歌ったりするシーンは出てくるんだけど。
京はるみに彼氏がいる事を知りまた旅に出る。
全体を通して、鼻歌から本気歌唱まで都はるみの歌がたっぷり聴ける回でした。
そういえばこの頃の寅さんは随分大人しくなったかな。
今回は全体がゆったりした話だったので、余計にそう感じたのかも。
ロケ地:新潟、
主題歌:キーG。歌詞パターン1。
歌のイントロで口上から入るのは久しぶりかも。これこれって感じ。
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【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。
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