寅さん観察日記#6「純情篇」
第6作 1971年1月15日「男はつらいよ 純情篇」
とらやは江戸時代から続いておいちゃんで6代目というのが判明。
この作品あたりから寅さんの喧嘩っ早い凶暴性は少し落ち着きを見せる。
あるいはこちらが見慣れただけか。
「おばちゃんの従姉妹の嫁行った先の旦那の姪」というなんだか分からないくらい遠い親戚(=若尾文子さん)がとらやに居候してくる話。
(聞き取るために何度か巻き戻して再生しちゃったよ。笑)
全体的にはシンプルな回ながら、寅さんが爆笑を取ったり、ひろしの発言も増えたりしてとらやがアットホームな感じ。寅さんだけがとらやの主人公ではなく、皆が一つになってる。
さくらが少しずつ貫禄が出てきた。裏の工場の若連中の姉貴分という風情があり、これが良い。このシンプル回の一番の見どころなんじゃないかと密かに思う。
倍賞千恵子さん30才の頃か。この頃の30才はなんとカッコイイことか。
マドンナ:若尾文子
ロケ地:長崎・五島列島
主題歌:キーG。歌詞はパターン1
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【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。
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