寅さん観察日記#16「葛飾立志篇」

第16作 1975年12月27日 男はつらいよ 葛飾立志篇

冒頭の夢シーンは西部劇。夢シーンもだんだん手が込んできて面白い。
倍賞千恵子さん、何やっても似合うなぁ。

御前様の姪がとらやへ居候。この女性が寅さんの家庭教師となり、寅さんが勉強に目覚める。
そりゃこんな美人さんが同じ家に住んで勉強教えてくれるんだもの、頑張っちゃうよね。

しかし御前様もよりによって姪の居候先にとらやをご指名とは、なかなか残酷である。
御前様が何を考えているのか。実は一番謎な人物だ。
第一作目ではかなりひょうきんなイメージだったはず。

やっぱり前作から寅さんがすぐに理不尽な喧嘩をフッかける事がなくなった。
安心感アップ。

柴又に新しく赴任してきたお巡りさんが新キャラで加わる。
この人、どっかで見たなぁと思いながらしばらくして思い出した。
以前出てきた御前様の甥で、とらやの二階へ居候しに来る学生さんと同じ人だ!(ここでも御前様の親戚が。笑)
役柄に関係性はなく、別人として再登場。

帝釈天には子供のラクガキで似顔絵が描かれる。
オープニング映像でチラリと映ったけど、これ、今でも残ってないかなぁ。残ってたら見に行ってみたい。
(とはいえ寺に落書きはいけませんよ。)

マドンナ:樫山文枝
ロケ地:山形、大江町?酒田?
主題歌:キーG。歌詞パターン1

-------
【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?