寅さん観察日記#14「寅次郎子守唄」
第14作 1974年12月28日 男はつらいよ 寅次郎子守唄
おいちゃんが3代目へ。下條正巳さん。
後から調べてみると2代目おいちゃんの松村達雄さんも病気で降板との事。
長いシリーズでは仕方がない事とはいえ、とらやファミリーの大黒柱の重なる交代は寂しい。
寅のケンカ相手としてはタコ社長の腕に期待がかかる。
前半は赤ちゃんを置いて蒸発しちゃった親代わりで赤ちゃんを柴又へ連れて帰ってきちゃう寅さん。
後半は看護婦さんにいつものように一目惚れの寅さんの二本立て。
おいちゃんのバトンタッチが気になっちゃって、正直あまり話は頭に入ってこなかった。
九州・唐津の風景がいい。舟で行き来する港町の風景が風情があって印象的。
マドンナ:十朱幸代
ロケ地:九州唐津、呼子港
主題歌:キーG。歌詞パターン1
ピアノの音がバックでかすかに聴こえ、2番の歌い出しは渥美清ではなくアコーディオンのメロディになっていてモダンな雰囲気。
歌もどことなく憂いのある歌い方。おいちゃんのまたしてもの交代が少し歌に出ちゃってるのかなぁ。
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【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。
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