寅さん観察日記#17「寅次郎夕焼け小焼け」
第17作 1976年7月24日 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
冒頭の夢シーンは人食いザメとの戦い。ジョーズが公開された直後だろうか。
(調べてみるとジョーズの一作目は1975年公開でした。やっぱり。)
寅さん、飲み屋で無一文の爺さんを連れて帰って2階に住まわせちゃう。
何て事はないいつもの人情劇かと思いきや、ここから転がるように話が展開。
見ていてグイグイと惹き込まれる。
古書店の店主役で大滝秀治さん登場。
過去作では信州?のお坊さんの役でチラリと出てたはず。
役者さんが何度も違う役で登場するのがこのシリーズの特長なのかな。
ストーリーが練られていて大変面白かった。
今までで一番恋バナ要素は少なく、登場人物たちの魅力溢れる物語が展開。
日本昔話的でもあり、大人も子供も楽しめるエンターテイメント作品の傑作だ。
あっという間の2時間でした。
マドンナ:太地喜和子
ロケ地:兵庫県龍野市
主題歌:キーG。
歌詞は1番はパターン1だが2番は変化。
♪アテもないのにあるようなそぶり〜
(確か初出。パターン3とする)
-------
【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?