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「システマのインストラクターになるにはどうしたらいいですか?」

コロナ禍前にダニールのセミナーに参加したとき、参加者さんのお一人がダニールに

「私は好きでシステマを練習しているが、どうやったらインストラクターになれますか」と質問されていたのを聞きました。

ダニールは微笑んでまず一言「練習を続ければ」と答えたと思います。

私自身は始めてまだ3年目?位でインストラクターになろうというような意志はその時は思いもしなかったので、多分同じくらいのシステマ歴だろう彼の意欲はすごいなと思って感心してたのを覚えています。

その質問は折に触れて思い出されていて、その後も私はインストラクターを目指していたわけでもないのですが、練習を続けることの大切さを毎回思い出されてくれる大変すばらしい言葉だなと思って心に残っていました。

因みに私はその彼の質問の後「食事するときはシステマはどう使いますか?」という質問をしてしまって、会場のみんなから失笑を買ったのを覚えています(笑)初めてマスターセミナーで質問したので緊張してしまって、頭真っ白でそれ位しか思いつかなかったのです(笑)しかしダニールは苦笑しながら「リラックスして、食べる」と答えた気がします。さらにその後意外にも沢山お話してくださって、ハスパ(復活大祭)の時の断食についてや、ミカエルが戦争に行った影響で体形が戻らくなってしまったこと(ミカエルは確かに大食漢ではありませんでした、前年の彼のセミナー後の飲み会でもいつもむしろ小食でケーキとかをそんなに食べなくて分けてくださったのを覚えています)、ダニールは摂食をしている事や、何を食べるかなどの話をたくさんしてくれました。ダニールの優しさに感謝の念が尽きません。

ところで、先日10月に熊本にダニールが来られた時に私もインストラクターを頂きました。

そのあとの東京であったダニールのセミナー「SYSTEA NEW ERA」では奇遇なことにインストラクターについてお話が詳しくあったといいます。私は申し訳ないことに参加することができませんでしたが、そのセミナーでダニールがスピーチされた内容を藏岡さんのブログで知りました。

非常に素晴らしいお話をシェアしてくださってありがとうございます。ちょうどインストラクターを取った直後だったので大変心に響き、また考える事も多かったです。

私はIITを取った時も、一か月くらい前までIITを申請するつもりがなかったのですが、いろんなことが重なって申請させていただくことを決めました。今回のインストラクターを申し込んだ時も本当に申請する日まで自分がインストラクターを申請するとは微塵も思ってなかったのですが、セミナー中に十秒くらいの間に決めなきゃいけない絶妙なタイミングが来て、ダニールが熊本に来てくださったこの機会にと、ダニールの笑顔に引っ張られるようにして申請させていただくことを選択しました。

ミカエルが別の機会にだったと思いますがシステマのインストラクターは「選択」だというようなことをおっしゃっていたことがあったと思います。だからいろんな幸運な機会と、推薦してくださるインストラクターの方に恵まれたのは事実なのですが、せめて自分の明確な意思でインストラクターになると、決めて選んでインスト申請はしたつもりです。

追いつき追いつき他のインストラクターさんたちの様な実力をつけてリードしていくつもりなのでしばしお許し願えればと思います。

現在少しずつ地元の熊本でリードをすることが増えてきました。するとインストラクターになった後あのダニールのセミナーでの質問の答えを改めて思い出しました。

「練習を続けていれば」

あの時の質問者さんがどなたで、今どこかでインストラクターをされているのかどうなのかも存じ上げないのですけれど、あの質問がずっと心に灯篭のようにともっていたからシステマの練習を続けていられたという事は何割かはあったんじゃないかと思って、秘かに感謝しております。もしこれを読まれているなら、お礼をいわせてください。ありがとうございます。

前述の藏岡さんのシェアの記事の中にもありましたが、システマの練習を続けていく、システマを継続的に学んでいくという姿勢はむしろインストラクターになった後が本番なんだなあと思っております。

私にとってシステマは何やっても相当楽しいので、続けることそのものに苦痛は少ないですが、一時期はやったピクミンの歌みたいに「そろそろ遊んじゃおうかなぁ~」なんて日も沢山ありますし、実際インストになって一か月にも満たないくせになんかやる気が出ないと思って自主練習をサボった日もあります(笑)


これからもできることをし、そして出来ないことをみとめ、なるだけなんとなく負荷を入れたりしながら、クラスに出てくださる地元の皆さんと一緒にシステマの練習をしていきたいです。

ダニールの言葉のように「練習し続ける」ものだと思うから、リラックスして楽しめるようにやっていきたいなと思います。

インストラクターになった際、あまりにもありがたい応援やエンパワメントを全国のシステマ者の諸先輩方、皆様方からXでいただいて、システマコミュニティの温かさに改めて驚きました。皆様にもうこれ以上ご迷惑をかけないように、謙虚にやってかねばならないなと姿勢が伸び続ける思いがします。

継続的に学び続けていく限りは、システマのトレーニングを通じて自分を知る、という事がシステマ内外の皆様のためになることにつながるようにしていければいいなと思っています。

文章は終わりです。読んでくださって、ありがとうございます。



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