人間の創造性を拡張する、AIライティングツール「apnea」の開発秘話
ストリーツ株式会社は、テレビや雑誌、新聞などのコンテンツ制作をサポートするAIライティングアシスタントツール「apnea」を開発し2024年4月にリリースしました。代表取締役である田島 将太が、開発の裏側について語ります。
ローカルメディアの課題解決からスタート
そもそも「apnea」の開発が始まったきっかけは、ローカルコンテンツ制作の省力化・低コスト化でした。
「もともと私は地域の情報流通の課題解決に取り組んでいました。その中で、ローカルなコンテンツ制作にも何らかの価値を生み出せないかと考えていたんです。ちょうどその頃、AIの言語モデルが登場し、これを活用すれば低コストで記事が作れるのではないかと思いついたのがきっかけですね」
従来、ローカルコンテンツは読者数に上限があるため、制作コストに見合わない場合が多いのです。しかしAIを活用することで制作コストを下げられれば、これまで日の目を見なかったようなコンテンツも増えていくのではないか。そう考え、まずはプロトタイプの開発に着手しました。
「作ってみたところ、これはローカルコンテンツに限らず、メディア業界全般で活用できる可能性があると気付きました。そこから方向転換して、人間の作業を補助するAIライティングツールとして開発を進めていきました」
人間の創造性を“拡張“するツールへ
「apnea」のミッションについては、次のように考えます。
「よく生成AIは人間の仕事を奪うのではないかと言われますが、私たちはむしろ逆だと考えています。AIを活用することで、人間がより良いコンテンツを生み出せるようになる。つまり、生成AIで人間の創造性を“拡張“することが私たちのミッションなんです」
現在「apnea」が提供する主な価値は、記事制作にまつわる煩雑な作業の自動化です。たとえば、1時間分の取材音声もわずか数分で文字起こしが完了。これにより、ライターはもっとクリエイティブな仕事に集中できるようになります。
「今はまだ、人間の作業を“補助“するところから始めています。ただ、生成AIの性能はめざましい速度で進化していますから、将来的には人間だけで作るよりも質の高いコンテンツが作れるようになるはずです。その実現に向けて開発を続けているところです」
リアルな現場の声に耳を傾ける
生成AIの技術革新のスピードは速く、常に先を読みながら開発しています。数ヵ月悩んでいた課題が、新しいモデルの登場で一気に解決したこともありました。
一方で、現場の声を製品に反映することも欠かせません。実際にapneaを試験導入しているユーザーの意見や、UXデザインの専門家からのフィードバックには熱心に耳を傾けています。
「やっぱり技術者だけで開発していると、現場の人が使いづらいと感じる部分に気付けないんです。実際に記事を書いたり編集したりしている方々の意見は本当に参考になります。リリース後も皆さんからのフィードバックを積極的に取り入れて、使い勝手を磨き上げていきたいですね」
目指すは“最強の執筆環境”
今後の展望もさらに意欲的です。過去記事からの自動学習機能、Webメディア特化の分析ダッシュボード、先進的な機能を備えたCMS、ユーザーコミュニティの立ち上げなどを構想しています。
「メディア業界のDXを包括的に支援していきたいと思っています。将来的には、記事の制作から配信、分析までを一気通貫でサポートできる“最強の執筆環境“を提供できたら。そうすることで、良質なコンテンツがもっと世の中に溢れるようになると信じています」
「生成AIはまだ新しい技術だけに、難しそうとか怖そうと感じる方もいるかもしれません。でも好奇心を持って、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう。私たちと一緒に色んなトライをすることで、きっと皆さんの仕事がもっと楽しくなるはずです」
生成AIの活用で変わり始めたコンテンツ制作の現場。その最前線にいる皆さんがより創造性を高めるためのサポートができるよう、「apnea」は進化を続けます。
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