未来に廃材をつなぐエコアート
神戸大丸に廃材で絵具をつくりエコアートを描くアーティストさんに会いに行きました。アーティストの名前は田村綾海さん。長崎出身の小柄な女性。今年、大学のゼミナールで取り組んでいる繊維から再生紙をつくるプロジェクトで立ち上げようと思っているクラウドファンディングへの協力依頼のため、神戸までいってきました。
旅が好きで、クラファンで購入したキャンピングカーで旅をし、そこで知った社会的課題を発信するための手段として課題にまつわる廃棄物から絵具をつくりアートを制作する。そんな彼女もソーシャルアントレプレナーのひとり。
僕のバイアスが入りますが、展示してあった作品を紹介させていただきます。
有明海のヘドロ
竹
長良川鵜飼の篝火に使われた松明と長良川の石や湧水
鹿の角・骨
コーヒーの麻袋
100年後を見据えて
彼女は一生懸命一枚一枚の絵への解説をしてくれました。社会的課題と言われているからといって安易に素材に手を出すのではなく、そこに関わる人たちとの対話を繰り返し、素材を考え、全てそこに関わるもので作品を作り上げていく。単純に廃材を絵具に変えているエコアートではなく、綿密なフィールドワークをもとに創りだされている。彼女と描く繊維ゴミ再生に関するアートはどんなものになるのだろう。すごく楽しみです。
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