日本語は難しい

突然ですが、皆さんは日本語以外に話せる言葉や読み書きができる言葉はありますか?

僕は昔から国語は好きだけど英語はとても苦手でした。
理由としては否定分や疑問文、さらには過去形や未来形はたまた現在進行形など、表現によって変わっていく文法や多すぎる単語などを覚えるのがとにかく大変で英語のテキストを開いて読み解こうとしても完全に思考が停止する…なんてのが常。

なので、なんでこんな複雑怪奇な文字が世界的に使える言語になってんねん!日本語でええやん!シンプルやん!!
なんて風に考えていました。

中学で英語を学び出して既に10年近く経過した今、改めて英語を学ぼうと友達にお勧めされた本を元に勉強を再開しましたが当時よりも理解はできるものの、やはり動詞の変化系などが多く正直原型留めてないやん、なんやねんコレとよくその本を教えてくれた友達に愚痴っています…

話は少し戻りまして、僕は英語よりも日本語の方がシンプルで全然簡単な言語だと思っていましたし、
何故広がらないのかと常々思って思って訳です、ただ僕も20数年生きてきた中で日本語は国際的に見ても普通に難しいぞと聞いたことがチラホラ…。
そこで実際に調べてみたところ、アメリカの外務省という機関の調査により世界各国の言語の習得難易度(この場合の習得とは話せて読める事を指します。)を低い方からカテゴリー1〜5で振り分けがされているデータを見つけました。
日本語は最高難易度のカテゴリー5に含まれているとの事…

ちなみにカテゴリー1にはフランス語やイタリア語などの英語に類似性のある言語が登録されています(アメリカ目線だからそりゃ似た言語は容易いですよね)。
さてさてカテゴリー5に属する我等が日本語はなぜ難しいのかですが、理由としてはいくつかあるようです。
それも言われるとなるほど納得となってしまう理由が…

理由その1、漢字の音読みと訓読み
最初っからあちゃー…です、なんも言い返せない。
物心ついた時から割と当たり前で忘れがちですが確かにコレは難しい、例えばですが【日】の字を一つとっても読み方は
音読みでニチとジツの2つ、訓読みでヒとカの2つがあります。それだけじゃなく特殊な読み方もたくさん…1日と書いてツイタチと読んだり、日中とかいてニッチュウ、日向と書いてヒュウガなんてのもあり日常で知っているからなんの違和感もなく使ってましたが確かにコレは難しい…。

理由その2、必要語彙数が多い
必要語彙数とは簡単に言うと日常会話を行う上で知っている必要のある言葉の事を指し、英語ではコレが大体2600〜2700語との事、正直この数字だけでも十二分に多すぎると感じますが、それに比べて日本語の必要語彙数は大体4〜5000語と言われているそうです。
約1.5倍の量、そりゃ難易度も上がりますよね…
更には日本人は言葉遊びが好きな国民性を持っているそうで日夜新たな言葉が生み出され、日常に溶け込んでいます。
最近だとほら、マジ卍とかパリピなんかも一応新しい言葉という事になるんじゃないでしょうか…?

理由その3、主語が略されてしまっている
どういうこと?ってなりますよね。僕もなりました。
例えばですが、「何が食べたい?」と聞いたとします、確かに主語はありませんので誰に聞いているのかはわからない分ですがなんとなく誰かに聞いているんだなと思えるし全く違和感は感じません。
ただこれを英語に訳した場合は下記のようになります。
「Want do you want to eat」
どこかから参上しましたyouの言葉・・・このように英語に訳す場合はまず主語を含む形にしない限り文が正立しなくなってしまうのです。
思えば、学生時代の翻訳の時間よくこの主語を書く忘れたりした記憶があります・・・皆さんはどうでしたか?
英語の場合だと文の構成として【主語+動詞+目的語】が絶対的に(古くからの慣用句を除いて)必要になります。
ほかの国の言語も基本的には主語は略すことはできませんしロシア語などは主語が理略されているそうですが、これは動詞の活用や変化で主語がはっきりしている為という条件があるそうです。

理由その4、オノマトペが多すぎる
擬態語・擬音語といわれるもので一応各国にそれぞれ存在し、英語なら訳170前後、中国語で訳300ちょっと存在するそうです。
これに対し日本語のオノマトペは日常会話で600以上、学術的には5000語以上存在するそうです。
そりゃ無理ってはなしですよね・・・

理由その5、方言の多様性。
方言と聞いてあ~となる人もいるかもしれませんが日本には47の都道府県が各都道府県での方言があったり同じ都道府県内であっても北や南、特定の地域などで全く違った方言を使っていることがあります。
僕も学生時代に修学旅行の民泊で沖縄のご家庭にお世話になったことがありましたが、そのうちのお父さんはその地域でも特に沖縄の外国人と呼ばれるくらい方言が強くほとんど何を言っているか聞き取ることができませんでした。
もちろん英語などでも訛りなどもありますが、日本のそれは国内でも分らないようなものも多いため、日本国外の方からすれば全く持って意味不明、複雑怪奇な言葉に聞こえるのも無理はないってものですよね。


さて、話が長くなってしまいましたが以上が日本語は難しいと各国から言われてしまう理由の説明でした。
内容としては僕自身もネットで簡単に調べたものを僕なりに言い換えたりしたものですのでどこまで正しいかわかりませんので、無責任な話ですがぜひとも一度皆さんも調べてみてください。

さて、思ったよりも長い記事になってしまいましたので今回はこの辺で・・・。
次回は今回の日本語は難しいという話からの派生として僕が日常で思った言葉の違いについて書いてみようと思います。

今回も読んでいただきましてありがとうございました、また次回もよろしくお願いします。

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