動物愛護の基本的なこと
ここでは、環境省の取り組みや動物愛護団体の運動がどのような活動をしているのから知ったうえで、ひとりひとりの市民として、殺処分を1匹でもなくすために何ができるかを考えていきたいと思います。
TNR活動 蛇口モデルとは?
地域猫活動
■里親問題……動物について何も勉強せず、命に対する責任感の無い状態で、「あ、カワイイ」のような一時的な衝動で里親になってはいけません。動物は新鮮な水、食べ物が必要です。排泄もしますし、いたづらもします。病気や事故もありえます。
何も知識がなくペットを迎え入れれば、思ったよりもお世話が大変だったり、高額な医療費がかかったり、高齢になり認知症の世話が発生したりして、そこに全く知識がなく許容範囲を越えればまた捨てられる。
また、お世話をする人間側も、病気になったり、事故に遭ったり、災害に遭遇することもあり得ます。高齢になったり、うつ病になったり、認知症になったりします。また、人間の事情で転勤したり、赤ちゃんが生まれたり、家族の環境も刻々と変わります。そういう中で、ペットを安定的に飼育できるかどうかは、周囲の人間たちの愛にかかっているのです。
■捨て猫問題と殺処分
上記の里親問題にも関係あるのですが、お世話できなくなった動物を保健所にもっていけば、本当に短期間で他の人に譲渡ができないと殺処分が待っています。
かといって、野原や山川、公園などに捨ててしまう人があとをたちません。特に猫は犬より多いようです。保健所にもっていけば殺されるので公園に捨てたとしましょう。その子は野良猫となり、誰かから餌をもらって命をつないだとしましょう。
そうすると、もっと大変なことが起きます。猫は猫同士、仲良くなり、子どもを産みます。それが2匹の状態が今度はいったい何匹になるでしょうか?
猫の繁殖力は予想以上に強いのです。こちらはさいたま市の情報です。
私はメス猫を飼っていましたが、その情動は言葉が通じなくてもわかります。避妊去勢をした状態であっても、そのような自然の欲求は現れるらしく、若い間は夜中のニャーニャーに物凄く悩まされました。
上記のサイトにあるように、「猫は交尾すればほぼ確実に妊娠」するのです。春・秋が発情期ともいわれますが、猫はいつでも交尾をすれば、4~8頭の子どもを産む可能性があるのです。
そして、その「子猫も生後6ヶ月前後で繁殖可能」
1匹のメス猫から生まれる子どもたちは
・1年後……20頭以上
・2年後にはその子たちがどんどん繁殖しますから……80頭以上
・3年後にはなんと2000頭以上になるそうです。
そうすると、殺処分される猫はどうなりますかね?
考えなくてもわかりますね。1匹の猫、オスでもメスでも、避妊去勢せずに捨てるということは、そういうことになる可能性を秘めているのです。
■虐待目当ての里親
ここではニュースを提示するのみにしたいと思います。このようなことが起こりえるということを知ってもらいたいと思います。Twitter上では、里親詐欺について、たくさんの警鐘が鳴らされています。