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思考はどこからやってくる?

👇👇noteの文字を読みながら聞けます。


思考はどこからやってくる?



B: ねえ、おーちゃん、最近知ったんだけど、電球ってエジソンだけが発明したわけじゃないんだって。
O: え、そうなの?エジソンって言ったら電球ってイメージだけど。

B: そうでしょ?でも実は、エジソンが電球を発明したのと同じ時期に、ほかの国でも同じように電球のアイデアを持ってた人がいたんだって。
O: へえ、そんなことがあったんだ!なんでそんなに同時期にみんな同じことを思いついたんだろうね?

B: そこが面白いんだよ。歴史上でも、同じ時期に全然関係ない場所で、似たようなアイデアが浮かぶことが結構あってさ。
それって、もしかしたら私たちが考えてることって、どこかから『受け取ってる』ような感じがするんだよね。
O: ああ、そういう話か! そういえば聞いたことあるけど、ダーウィンの自然選択説も、彼が発表する前にウォレスって人が同じような理論を思いついてたんだよね。まるで、タイミングを合わせたかのように。

B: そうそう!今はインターネットでたくさんの同じ意見を見ることができるよね。思うんだけど、新しいアイデアや考えって、誰か一人の頭の中で生まれるんじゃなくて、もっと大きな流れみたいなものがあって、みんながそこから引き出してるんじゃないかなって。
O: 確かに、ボクもそう思うときがたまにあるよ。考えって、どこかから人間が受け取ってるだけかもしれないっていう視点は面白いかも。
歴史的な発明がそうだとしたら、日常の悩みやアイデアも、同じように外からやってきてるのかもね。
りゅうせいくんはどう思う?

R: 確かに、そうした事例を聞くと、「思考が外からやってくる」もしくは
「思考は個々の人間だけに閉じていない」という考えに、興味感じるのも自然です。
このテーマは、近年の科学や哲学の分野でも興味を引いており、いくつかの理論がありますね。

B: この前、ベルが電話を発明した話を読んだんだけど、同じ時期にグレイって人も同じようなことを考えてたんだって。
O: それ知ってる! 特許をほんの数時間差で申請したんだよね。
ちょっとしたタイミングの差で、歴史が変わるって感じだね。

B: そうそう、なんか不思議だよね。全然違う場所にいるのに、同じアイデアが同時に浮かぶなんて。
O: ほかにも、ニュートンとライプニッツが微積分を同時に発見した話もそうだよね。(ニュートンとライプニッツはお友達だったようです)
お互い知らないまま、同じことを発見するなんて。

B: うん。私たちの考えって、もしかしてどこかから同じ情報を受け取ってるんじゃないかなって思っちゃうよ。偶然だけじゃ、説明できないことが多すぎるよね。
O: 本当だね。もしかしたら、私たちが何かを考えるときって、ほかの誰かも同じタイミングで同じことを考えてるのかもしれない。
まるで、思考が広いネットワークの中にあるみたいな。

R: あ、このテーマは、近年の科学や哲学の分野でも興味を引いていて、いくつかの理論があります。
たとえば、 集合意識、拡張された心理論、そしてモルフォジェネティックフィールドというものがあります。
これらの理論や仮説は、まだ確固たる科学的証拠はありませんが、思考やアイデアがどこからくるのか、
そして、なぜ、複数の人が同じアイデアに同時に到達するのかといった現象を説明しようとしています。
科学的根拠を示すのはまだ、難しい部分もありますが、少しずつ関連した研究や理論も出ています。

例として、3つの概念をあげてみましょう。

量子脳理論、エントレインメント現象、ノエティックサイエンス


一つずつ、順番に紹介しましょう。

量子脳理論


量子脳理論というのは、脳がただの「ニューロンのやりとり」だけではなく、もっと小さな、量子的なレベルで働いているかもしれない、という考えです。
量子力学というのは、私たちの世界が本当に小さなスケールでどのように動いているかを説明する物理学の一分野です。

ここでは、物質やエネルギーがあいまいな状態にあることがよくあります。この理論によると、脳の中のニューロンは単に電気信号を送るだけではなく、量子的なレベルで働いており、私たちの意識や思考がこの量子的な現象によってつながっている可能性があると言われています。

つまり、私たちの思考は脳の中だけで生まれるのではなく、もっと広い、見えないエネルギーや情報とつながっているかもしれない、という考えです。

エントレインメント現象


エントレインメントというのは、複数の脳が同じリズムや周波数で活動し始める「同調現象」のことです。

これは、たとえば一緒にリズムに乗って踊ったり、同じ曲を聴いていると、体が自然と一緒に動くことがありますよね。
それと同じように、脳波もほかの人と「同調」することがあるんです。

たとえば、瞑想をしているときや、深く会話をしているときに、周りの人と似たような考えや気持ちを感じることがあります。
それは、脳の周波数が、ほかの人とシンクロしているからかもしれません。

この現象から、思考や感情が、ほかの人とつながる可能性が示唆されています。

ノエティックサイエンス


ノエティックサイエンスというのは、意識や直感に関する研究を行う、科学の一分野です。

この分野では、私たちの意識が脳やからだだけに閉じているわけではなく、もっと大きな「集合的な意識」とつながっているかもしれない、という考えが探求されています。

例えば、瞑想や特別な体験をしているときに、周りの世界と深くつながっているように感じることがあるかもしれません。
これは、意識が脳の中だけに閉じ込められたものではなく、何か外部とつながっている証拠かもしれないと考えられています。

このように、まだはっきりとした答えが出ているわけではありませんが、
これらの理論や研究は、思考が私たちの脳の中だけではなく、外部の何かとつながっている可能性を示唆しています。

B: りゅうせい君、興味深いお話をありがとうございました。
科学が進むことで、私たちが感じている「思考が外からやってくる」という感覚が証明される日が来るかもしれませんね。

それでは、またお会いしましょう。Tschüss!

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あみきん/Kindle出版認定プロデューサー
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