人生会議/ACP(Advance Care Planning、アドバンス・ケア・プランニング)
ACP(Advance Care Planning、アドバンス・ケア・プランニング)とは、将来自分が望む医療やケアについて、あらかじめ考え、話し合い、計画することです。健康なうちから、もしもの時に備えて自分の意思を家族や医療提供者と共有するプロセスを指します。
この計画は、万が一、病気や事故などで自分自身の意思を伝えられなくなった場合に、自分の意志に沿ったケアが受けられるようにするためのものです。
ACPの主なポイントには以下のようなものがあります。
自分の価値観や希望を明確にする:自分にとって何が大切か、どのような治療やケアを受けたい(受けたくない)かを考えます。
代理意思決定者の指名:将来、自分が意思決定ができなくなった際に、自分の代わりに意思決定をしてもらう人を選びます。この人は家族や親しい友人など、信頼できる人物が適任です。
意思疎通:自分の希望や計画を、家族、友人、医療提供者と共有します。これにより、彼らがあなたの意志を理解し、尊重してくれるようになります。
文書化:話し合った内容や決定事項を文書にしておくことが大切です。これにより、必要な時に意思が正確に伝えられるようになります。
ACPは、自分自身だけでなく、家族にとっても精神的な負担を軽減する効果があります。自分の意志が事前に明らかにされていれば、家族は困難な状況の中で、どのような決断をすればよいかを判断しやすくなります。
ACPは一度きりの活動ではなく、人生の様々な段階や健康状態の変化に応じて、定期的に見直しと更新が必要です。
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