
【イベントレポート】IRカンファレンス2024分科会に登壇!決算説明会資料の日英同時開示のポイントを解説
2024年12月24日、日本IR協議会と日本経済新聞社共催の「IRカンファレンス2024」が大手町プレイスホール&カンファレンスにて開催されました。
ストリームラインの分科会登壇は今年で三年連続となります。今年は、デザイン部マネージャー・平林が「英文開示義務化目前!資料作成のプロが教える、決算説明資料 日英同時開示のコツ」をテーマに講演しました。会場にはIR担当者を中心に多くの業界関係者が集まり、講演内容に熱心に耳を傾けていました。

分科会では、2025年4月のプライム市場における英文開示義務化を見据え、以下のような実践的なポイントを弊社の具体的な事例を交えながら解説しました。
資料作成の理想的なスケジュール体制
翻訳を見越した和文の作成ポイント
言葉に頼らない表現方法
編集しやすいデザインルール
質疑応答のハイライト
講演後には参加者からさまざまな質問が寄せられました。その一部をご紹介します。
Q:機械翻訳を使う際、どんなツールを選べば良いでしょうか?
A:辞書登録機能を備えたツールを選ぶことが大事です。 また、翻訳会社と日英対照表を共有することで用語の統一性を確保できます。さらに、逆翻訳機能や使いやすいUIを備えたツールを選ぶことで、社内での利用もスムーズになります。
Q:ガントチャートのスケジュールはどの粒度で設定すべきですか?スライド1枚ごとに決めるのでしょうか。
A: スライド単位ではなく、章単位や内容のまとまりごとなど小分けしてスケジュールを立てるのが現実的です。優先的に進められる部分を先行させることで、全体の進捗を効率化できます。
Q:有価証券報告書や半期報告書も日英同時開示の義務化対象になりますか?
A: 2025年4月からの義務化の対象ではありません。ただ、将来的には同時開示の対象となる可能性はあると考えられます。
参加者特典「無料診断」が好評
今回の分科会では、参加者特典として「無料IR資料診断」を提供しました。この診断では、参加企業のIR資料をレビューし、構成の改善やデザインの工夫といった具体的な改善提案を行います。
過去に無料診断を活用された企業からは「実際の資料を元にプロのアドバイスを受けられる機会は貴重」といった声が寄せられており、好評いただいております。
分科会参加者の声(アンケートより抜粋)
参加者からは以下のような声が寄せられました。
英文開示の対応に向けて、日本語資料の改善を行う視点が印象的だった。(印刷業/総務部門ご担当者様)
日本語の改善が英文資料作成に必要なことは認識していたが、デザイン面からのアプローチは新鮮だった。(金融/IRご担当者様)
表現やレイアウトのコツなど、資料作成時にすぐに実践できるポイントを多く学べた。(サービス業/IRご担当者様)
未来を見据えたIR資料作成支援
ストリームラインは、これまで150社以上のIR資料作成を支援してきた実績を活かし、今後もウェビナーやセミナー形式などでの情報発信を検討し、より多くのIR担当者の方々に役立つ支援を目指してまいります。
弊社のIR資料作成支援サービス「LEAD」は、決算説明会資料や中期経営計画書、事業計画及び成長可能性に関する事項などの投資家向けのIR資料作成を総合的に支援するサービスです。IR資料作成や日英同時開示義務化に向けた準備に課題を感じている方は、ぜひ弊社にお気軽にご相談ください。