「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」Division F 第9節
本配信
Division F 第9節 対戦カード
第1試合
【AWAY】Yogibo REJECT vs Belc FAV gaming【HOME】
第2試合
【AWAY】広島 TEAM iXA vs CAG OSAKA【HOME】
第3試合
【AWAY】Crazy Raccoon vs VARREL【HOME】
第1試合
Yogibo REJECT vs Belc FAV gaming
プレーオフ確定しているRCとプレーオフの目がなくなったFAVの対決。消化試合のように見えるが、RCの1位が確定したわけではないので、現在2位のCRに追いつかれないためにもRCはできる限り得点していきたい。FAVとしてもチーム未勝利のまま終わるわけにはいかないだろう。RCのオーダーはAWAYでは活用しずらい鶏めしダルシムが控えに置く無難な構成だ。RCとしては奇抜な手を取る必要はないので、妥当な判断だと思う。それに対してFAVもおおよそ予想通りともいえるオーダー。ジャパンプレミアでの決勝でときどケンがLesharエドに勝利していることもあり、ここでぶつけてきたと考えられる。結果としてRC40pt獲得ということでほぼ1位抜けが確定となった。
先鋒戦
【RC】あきら Cキャミィ VS 【FAV】ts C豪鬼
結果:あきら 2-0 ts
インタビューで豪鬼に負けたことを忘れていたあきらとキャミィ戦の集大成を見せるというtsの対決。試合展開としては立ち回りは互角ではあるが、起き攻め被起き攻めの読み合いをあきらキャミィが勝っていた印象。特に無敵技がすべて通っており、起き攻めに置いてなかなかts豪鬼主導の読み合いにならなかった。ts豪鬼も立ち回りで差し返しなどうまい部分を見せていたが、あきらキャミィの勝負強さがそれを上回り、あきらキャミィの勝利となった。
中堅戦
【RC】ときど Cケン VS 【FAV】りゅうせい CJP
結果:ときど 2-1 りゅうせい
前年度のチームメイト同士の対戦であり、前半戦でも対戦している組み合わせになる。序盤はときどケンの画面端の継続力によりJPの良さが活きない展開になり、ときどケンがその勢いのまま取得。だがりゅうせいJPがときどケンの攻めるタイミングで逆に押し返し、ダメージを取る展開に変わっていき、りゅうせいJPが取り返す。勝負の最終ラウンドではときどケンがらしい勝負強さを見せる。起き攻めでの読み合いでODアムネジアや柔道の読み合いを制していき、ときどケンの勝利となった。
大将戦
【RC】Leshar Cエド VS 【FAV】りゅうきち Cケン
結果:Leshar 3-1 りゅうきち
初戦負け以降負けなしのLesharと前節やっと初勝利となったりゅうきちの対戦。第1セットはりゅうきちケンの攻めの勢いでとっていった。その後の試合ではLesharエドの対応が上手く、りゅうきちケンが崩し切れない展開が続いた。Lesharエドの強さはドリームコンボの精度と差し返しの上手さに起因するものだと感じていたが、被起き攻めの選択肢の上手さも異常だと感じる。毎回効率のいい防御の選択ができており、ダメージを受けても相手の大きなリターンにはつながっていない。リターン勝ちする展開を作りやすく、この試合も決してりゅうきちケンが崩せていないわけではないが、Lesharエドの有利状況が長く続いた要因だと思う。さすがの試合展開でLesharエドの勝利となった。
最終結果【RC】40 - 0 【FAV】
第2試合
広島 TEAM iXA vs CAG OSAKA
両チームともここでの勝利がプレーオフへ大きな一歩になる重要な一戦。3位5位との直接対決であり、大きく勝てば3位争いから一つ抜け出せる可能性もある。IXAのオーダーは一番受けとして安定するじゃじぃ豪鬼をリザーブに置く布陣でレアキャラ揃いのIXAらしい布陣だ。それに対してCAGの布陣はひびきのリリーに対して今季初登場のフェンリっちJP、ひかるAKIに対してGO1のキャミィを出すという強気にサブキャラを当ててきた。結果としてはGO1キャミィの活躍もあり、CAGの辛勝。CAGは微かながらプレーオフの可能性を残す結果となった。
先鋒戦
【IXA】ACQUA Cブランカ VS 【CAG】えいた C豪鬼
結果:ACQUA 2-0 えいた
お互いに中盤以降勝てていないACQUAとえいたの対戦。試合展開はACQUAブランカがえいた豪鬼の弾を主体とした牽制をかいくぐり、攻めを継続していた印象。むしろえいた豪鬼があまり攻める展開を作れていない。ブランカ一度触ってしまえば、倒し切るような攻め継続にえいた豪鬼が崩しきられてしまい、ACQUAブランカの勝利。
中堅戦
【IXA】ひびき Cリリー VS 【CAG】フェンリっち CJP
結果:ひびき 2-0 フェンリっち
ひびきリリーに対してでてきたのは前期ぶりの登場となるフェンリっちJP。試合展開はフェンリっちJPが立ち回りは有利に進めているが、久々のJPで各種判断をフェンリっちがミスしている印象。ひびきリリーがフェンリっちの下がりに対して、大足やラッシュ2大Pから攻める展開を作れている。ひびきリリーの攻めを対応できるようになり始め、フェンリっちJPが持ち返すと思われたラウンドでひびきリリーの思い切ったCAがヒットし、ひびきリリーの勝利となった。早期決着すべきだと判断したひびきリリーの選択が勝利につながった。
大将戦
【IXA】ひかる CAKI Cマノン VS 【CAG】GO1 Cキャミィ
結果:ひかる 2-3 GO1
IXAのエースひかるとCAGのピンチに満を持して登場したGO1キャミィとの一戦。第1セットのひかるAKIの攻めに対応したGO1春麗がセットを取得。第2セットでてきたひかるマノンも退け、GO1キャミィがリーチ。しかし、再度出てきたひかるAKIが弾や弱蛇頭鞭の中遠距離戦から、前歩き多めの近中距離に切り替えてきた。その近距離戦での高速の読み合いでは練度の差がでてきており、そのままひかるAKIが2セット連取。フルセットフルラウンドまでもつれ込んだこの試合の結末は、極限の展開でGO1キャミィが押したインパクトをヒットさせたGO1キャミィの勝利となった。
延長戦
【IXA】ひかる CAKI VS 【CAG】GO1 Cキャミィ
結果:ひかる 0-1 GO1
直前の試合でインパクトの噛み合いから負け、納得がいかない様子のひかると先ほどの試合で出し切ったような風貌のGO1の対戦。試合展開はひかるAKIが強気で攻めてくるなか、バーンアウト中のGO1キャミィの対応の上手さが光る。第一ラウンドで流れを引き寄せたGO1キャミィが再度ひかるAKIを退けての勝利。
最終結果【IXA】20 - 25 【CAG】
第3試合
Crazy Raccoon vs VARREL
ほとんどプレーオフが確定しているCRとここで勝ってプレーオフ出場を引き寄せたいVLの対戦。CRのオーダーはキャミィがいるチームには出ずらいどぐらをリザーブに置く無難な布陣。プレーオフを確定させるには10ptでいいので、ここで外しに行く必要もない。それに対してVLは大将のボンちゃん豪鬼に調子のいいマゴを合わせてきた。結果として、マゴがストレートで勝利しVLが30pt獲得。次節IXAとの直接対決で勝利した方がプレーオフ出場となる。
先鋒戦
【CR】shuto C豪鬼 VS 【VL】だいこく Cガイル
結果:shuto 2-0 だいこく
前節の勝利からCRに流れを呼び込みたいshutoと負けられないVLの先鋒を任されただいこくの対戦。試合展開は終始shutoペース。shuto豪鬼の多彩な攻めから繰り出される大きなリターンをだいこくガイルは対応することができておらず、shuto豪鬼の相手の手癖を狩るような行動も上手くハマり、いい展開のままshuto豪鬼が勝利した。
中堅戦
【CR】かずのこ Cキャミィ VS 【VL】もけ C春麗
結果:かずのこ 1-2 もけ
CRは40pt獲得すれば1位の可能性が残る場面を任されたかずのこキャミィと前節もキャミィに負けているが出てきたもけの一戦。序盤はかずのこキャミィ優勢で進んでいく。かずのこキャミィのストライクに対して、もけ側があまりいい対応ができてない。中盤からもけ春麗のストライクに対しての対空もでてくるようになり、かずのこキャミィも攻めあぐねている印象。対空から攻めの起点を作り、もけ春麗がかずのこキャミィを追い詰める展開になっていき、もけ春麗が勝利した。
大将戦
【CR】ボンちゃん C豪鬼 VS 【VL】マゴ Cジュリ
結果:ボンちゃん 0-3 マゴ
お互い煽り合っていたボンちゃんとマゴの対決が実現。ここでの勝利がVLの命運を握る一戦。試合展開はマゴジュリ優勢。ジュリの通常技のリーチを生かした立ち回りが上手く、守備が特徴的なボンちゃん豪鬼から画面端でダメージを取っていく。ダウンを取られてもジャストパリィで即座に切り返し、マゴジュリが不利な時間がほとんど存在しなかった。まさかのストレート勝利という内容でマゴジュリが勝利していった。