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「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」Division S 第10節 

本配信

Division S 第10節 対戦カード

第1試合
【AWAY】Saishunkan Sol 熊本 vs DetonatioN FocusMe【HOME】
第2試合
【AWAY】忍ism Gaming vs 名古屋NTPOJA【HOME】
第3試合
【AWAY】Good 8 Squad vs FUKUSHIMA IBUSHIGIN【HOME】

第1試合
Saishunkan Sol 熊本 vs DetonatioN FocusMe

現在2位のSS熊本とプレーオフの目がなくなったDFMの対戦。SS熊本としては20pt以上でプレーオフ進出が確定する。SS熊本のオーダーは好調のひぐちを大将、ネモを先鋒に置く布陣。ネモに対して板橋ザンギエフを出す可能性が高いと踏み、ひぐちガイルに対してザンギエフを被せられないようにしている可能性がある。DFMはそのSS熊本の誘いに乗る形で先鋒に板橋ザンギエフを出してきた。大将戦には竹内ジョンに任せる形になった。結果としてSS熊本は10ptとなり、この段階ではプレーオフは確定ならず。ほかチームの結果次第となった。

先鋒戦

【SS熊本】ネモ Cベガ VS 【DFM】板橋ザンギエフ Cザンギエフ
結果:ネモ 2-0 板橋ザンギエフ

この緊張感のある最終節で因縁のネモ板ザンが勃発。お互いに覚悟が決まった顔をしている両者の対決。試合展開はネモベガがODゲージを強気に使い、画面を押していき、回復のために下がりながら立ち回る展開。板橋ザンギエフはその過程でダメージを取られてしまっている。板橋ザンギエフはうまく入れ替えることもできているが、ネモベガの端の脱出が上手く、端が機能していなかった。その展開を板橋ザンギエフは崩すことができず、ネモベガの勝利。

中堅戦

【SS熊本】ふ~ど Cエド VS 【DFM】まちゃぼー C豪鬼
結果:ふ~ど 1-2 まちゃぼー

SS熊本は勝てばプレーオフ確定になる一戦を任されたふ~どのエド。対するはDFMを支え続けたまちゃぼーの対決。試合展開は両者拮抗。序盤はふ~どの下がり対応する動きとラッシュから攻める動きを組み合わせに、まちゃぼー豪鬼が苦戦している印象があった。しかし、中盤以降ふ~どエドのラッシュや置きの技に対しての差し返しを見せ、豪鬼の強さである火力を押し付けていった。フルセットフルラウンドまで行ったこの試合はまちゃぼー豪鬼がバーンアウト上等の攻める展開を作り、押し切っていった。最終戦でもDFMのエースの強さを見せたまちゃぼー豪鬼の勝利となった。

大将戦

【SS熊本】ひぐち Cガイル VS 【DFM】竹内ジョン Cラシード
結果:ひぐち 2-3 竹内ジョン

SS熊本としては大将戦の勝利がプレーオフ進出の条件となった一戦をまかされたのはチーム最年少のひぐち、対するは竹内ジョンのラシードとの対決となった。試合展開は一進一退。遠距離の戦いになると竹内ジョンラシードの溜めワールやODワールなどがあるため、中距離での地上戦がメインとなる。終始竹内ジョンラシードのSA2が大きなダメージにつながっておらず、大きな読み合いはひぐちガイルが制している。しかし、細かいダメージの取り方や勝負の弾抜けなどがヒットし、なんとかラウンドを返している。フルセットフルカウントまでもつれたこの試合は最終局面で追い詰められた竹内ジョンラシードが弾抜けSA3を決め、そのままの勢いで逆転。竹内ジョンラシードの勝利となった。

最終結果【SS熊本】10 - 30 【DFM】

第2試合
忍ism Gaming vs 名古屋NTPOJA

現在4位のSNBとプレーオフの目がなくなったNOJとの対戦。SNBとしてはどの点数でもほかの結果に左右される展開になるので、できる限り点数を稼いでいきたいところ。SNBのオーダーはいつものヤマグチ藤村ももちの布陣。AWAYではジョニィを出しづらい。それに対してNOJはヤマグチエドにもっちー豪鬼を出してきた。もっちー豪鬼は同キャラメインと思われたがここでエドに出すという裏切りのオーダーを見せる。もっちー大谷の勝利があり、このオーダーは正解だったと考えられる。SNBとしてはももちが粘ったものの20ptとプレーオフの可能性を残すものの、厳しい結果となる。

先鋒戦

【SNB】ヤマグチ Cエド VS 【NOJ】もっちー C豪鬼
結果:ヤマグチ 0-2 もっちー

SNBの勝負の一戦先鋒を任されたのはヤマグチ。対するはここでエドに出てきたもっちーの豪鬼。試合展開はもっちー豪鬼ペースで進む。もっちー豪鬼の地上戦の行動が上手く通り、ヤマグチエドが終始体力不利を取られる展開になる。ヤマグチエドは緊張も見られ、珍しいミスも多く見られた。ヤマグチエドが不利状況を覆すことができず、そのままもっちー豪鬼の勝利となった。もっちーにはうれしい初勝利となった。

中堅戦

【SNB】藤村 C豪鬼 VS 【NOJ】大谷 Cケン
結果:藤村 0-2 大谷

ここで勝ってプレーオフの可能性を広げたいSNB。中堅を任されたのは藤村豪鬼。対するは以前はSNB所属だった大谷ケン。試合展開は大谷ケンの被起き攻め時のOD昇竜や暴れなどのリターン重視の行動や、攻めているときの前歩きからの投げや中足など、強気の行動をし続け藤村豪鬼がリターン負けしている印象。藤村豪鬼もらしくないリーサルミスが2回ほどあり、緊張が見える。藤村豪鬼のいい部分も出ていたが、大谷ケンの強気ボタン押しを食らってしまい、大谷ケンが勝利していった。

大将戦

【SNB】ももち Cエド VS 【NOJ】KEI.B Cベガ
結果:ももち 3-0 KEI.B

勝てないとプレーオフ進出の目がなくなる一戦を任されたのは大将ももち。対するはNOJのリーダーKEI.B。序盤はももちエドの動きも硬く、ミスしないプレーを意識していたが、1セット取得すると落ち着きを取り戻した。そののちの展開はももちエドの対応が上手く、KEI.Bベガが終始厳しい展開を強いられていた。ベガの火力を生かし、KEI.Bベガもラウンドを返すこともあるが、終始ももちエドをリードしていた。その展開のまま、ももちエドの勝利となった。

延長戦

【SNB】ももち Cエド VS 【NOJ】立川 Cマノン
結果:ももち 0-1 立川

最終版SNBの勝利で可能性が広がるので負けたくない延長を任されたももちエド。NOJから出てくるのは一先に特化したキャラともいえる立川のCマノン。試合展開は立川マノンの圧にももちエドがやや委縮していた。コマ投げが要所のコマ投げが決まり、立川マノンの勝利となった。

最終結果【SNB】20 - 25 【NOJ】

第3試合
Good 8 Squad vs FUKUSHIMA IBUSHIGIN

現在1位のG8Sと現在3位のIBSGとの対戦。G8Sはプレーオフが確定だが3位の可能性もあるためポイントはほしい。IBSGも10ptでプレーオフが確定するがもし得点が取れないとプレーオフ出場がなくなるという負けられない一戦。G8SのオーダーはYHC‐餅ダルシムを先鋒で出す今までないオーダーを組んできた。当初10ptで確定させることができたので、ベガを出したい組み合わせを2つ用意することで確実にベガを出す戦略を取ってきたのだと考えられる。それに対してIBSGは素直にベガ2枚で勝負しに来た。結果としてヤナイがプレーオフを確定させ、ササモの中堅、延長戦勝利で順位を2位に挙げることができ、IBSGとしてはいい結果となった

先鋒戦

【G8S】YHC-餅 Cダルシム VS 【IBSG】ヤナイ Cベガ
結果:YHC-餅 1-2 ヤナイ

この大一番の初陣を任されたのはYHC-餅ダルシムとヤナイベガ。ここでの結果が後続のプレッシャー左右する重要な一戦。ヤナイベガのダルシム対策が上手く、ダルシムのヨガファイアをODサイコクラッシャーで抜け、伸ばした手足には差し返しを当てるという立ち回りを見せてきた。YHC-餅ダルシムも差し返されずらい立大Kやフロートからの空中機動をメインに立ち回り、時折ラッシュスラからリターンを狙う立ち回りだった。次第にYHC-餅ダルシムがあまり立ち回りでダメージが取れなくなり、ヤナイベガがベガの火力と攻め継続を生かしてダメージを積み重ねていく。不利な展開で焦ったYHC-餅ダルシムのスラがめり込んでしまい、ヤナイベガが勝利となった。

中堅戦

【G8S】ぷげら Cベガ VS 【IBSG】ササモ Cエド
結果:ぷげら 0-2 ササモ

順位をかけた試合となった中堅戦を任されたのは唯一全勝中のぷげらと後半調子を伸ばしてきたササモの対戦。試合展開はササモエドの対応にぷげらベガが攻めあぐねている印象。ぷげらベガの触りたい通常技への差し返しやダブルニーに対しての反撃が上手く、ぷげらベガ側が振れる技が少なくなっていった。ぷげらベガもラッシュを増やし触る時間を増やしていったが、ササモエドがこれも上手くいなしていき、ダメージにつなげることができなかった。優位な展開を継続しつづけたササモエドの勝利となった。

大将戦

【G8S】ガチくん Cラシード VS 【IBSG】翔 Cベガ
結果:ガチくん 3-1 翔

順位を決定させる重要な一戦を任されたのはお互いのリーダーガチくんと翔。試合展開はガチくんラシードの立ち回りが上手く、翔ベガは上手くダメージを獲れない展開が続いた。SA2での体力リードを作られてしまう場面も多くあり、翔ベガとしては苦しい展開が続いてしまった。返したラウンドもサイコマインからの起き攻めが通ってしまっただけで、立ち回りは大きく有利になっていなかった印象だ。ガチくんラシード有利の流れは変わらず、最後のラウンドもガチくんラシードが画面端で押し切る形で、勝利していった。

延長戦

【G8S】カワノ C豪鬼 VS 【IBSG】ササモ Cエド
結果:カワノ 0-1 ササモ

IBSGとしては順位を決める重要な延長戦。G8Sは今回リザーブだったカワノ。それに対してIBSGはササモエドを出してきた。試合展開はササモエド優勢。カワノ特有の逆択が少ないことを察したのか打撃を重ねる展開が刺さり、ササモエドが攻めてカワノ豪鬼を倒していった。

最終結果【G8S】20 - 25 【IBSG】

最終順位

1位:Good 8 Squad
2位:FUKUSHIMA IBUSHIGIN
3位:Saishunkan Sol 熊本
-----プレーオフ圏内-----
4位:忍ism Gaming
5位:名古屋NTPOJA
6位:DetonatioN FocusMe


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