「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」Division F 第4節
本配信
Division F 第4節 対戦カード
第1試合
【AWAY】CAG OSAKA vs 広島 TEAM iXA【HOME】
第2試合
【AWAY】VARREL vs Crazy Raccoon【HOME】
第3試合
【AWAY】Belc FAV gaming vs Yogibo REJECT【HOME】
第1試合
CAG OSAKA vs 広島 TEAM iXA
現状の1位2位との対戦になるので、勝利チームが1位になることが確定している一戦。ここで勝つと大きくプレイオフに近づくので、是が非でも勝ちたいところだろう。CAGのオーダーに関して、GO1の手持ちの春麗キャミィがひびきリリーを出しやすいことから、リザーブに回ったと考えられる。CAGはチーム全体としてもひびきリリーが出やすい組み合わせが多く、チーム全員がひびきリリー対策を必要になったことだろう。それもあってリリーが被せずらいであろうフェンリっちブランカを大将に置いたのも納得できる。対するIXAのオーダーはインタビューで、CAGのオーダーは意外だったと言っていた。おそらくCAG側がGO1を出して、リリーの位置を確定させにくる戦略だと予測していたと考えられる。GO1春麗がでてきていたらひびきリリーを被せ、えいた豪鬼にはじゃじぃ豪鬼をあてていたと思う。想定外の中でも対応していったIXAの地力の高さがうかがえる試合だった。
先鋒戦
【CAG】うりょ Cジェイミー VS 【IXA】ひかる CAKI
結果：うりょ 0-2 ひかる
今季オンリーワンジェイミーとして存在感を出しているうりょとIXAのエースとしてチームを引っ張るひかるの対決。AKIジェイミーというプロシーンではめったに見ない組み合わせが実現した。ひかるAKI側から被せているので、AKIが行けるという判断なのだろう。AKIの遠距離での紫煙砲が機能しやすく、AKIが攻める展開を作りやすいということだろう。それに対してうりょジェイミーは飛びや無影蹴などを合わせることを狙っていたが、ひかるAKIのしのぎが上手く崩し切ることはできなかった。うりょジェイミーの強気な読み合いなど良さも出ていたが、ひかるAKIの攻めと判断の良さがそれらを跳ね返し、ひかるAKIの勝利となった。
中堅戦
【CAG】えいた C豪鬼 VS 【IXA】ひびき Cリリー
結果：えいた 1-2 ひびき
前節初戦にて完璧な試合展開を披露したえいたとCAG戦でのキーマンとなるであろうひびきとの一戦。リリーは風を貯めることができれば、結構戦えるということで出てきたのだろう。えいた豪鬼としてはいかに風を貯めさせないかがカギとなる。序盤はえいた豪鬼が豪鬼の火力を押し付けることに成功し、先制。インターバルを挟んだひびきリリーが動きを変更し、コマ投げを多めにしてくような動きになっていた。その勢いのままセットを取り、試合はフルラウンドフルセットまでもつれ込む。最終ラウンドはバーンアウトし、追い詰められたえいた豪鬼がひびきリリーの飛びに対して完璧な回答を見せ、逆に追い詰めるがひびきリリーの冷静な対空からの展開で逆転。ひびきリリーの勝利となった。えいた豪鬼としてはほぼ勝ち確状況だったがために悔しい敗戦となっただろう。
大将戦
【CAG】フェンリっち Cブランカ VS 【IXA】ACQUA CJP
結果：フェンリっち 3-0 ACQUA
現在絶好調で本来のリーダーGO1からリーダーを任せられたフェンリっちと現在負けなしでこちらも調子がいいACQUAの対戦。お互いにJPブランカ使いであり、お互いの手の打ちは理解している同士の対決になる。試合展開は今まで通りラッシュを駆使して積極的に攻めるフェンリっちブランカをACQUAJPが受ける形となった。フェンリっちの中段や生ラッシュからの攻撃がヒットしており、ACQUAJPはフェンリっちブランカの攻めを凌ぎ切れず押されているシーンが多く見られた。さらに耐えきっても打ち返しの通常技をジャスパされるので、攻めが継続し続けてしまっていた。その流れを押し返すことができず、フェンリっちブランカのストレート勝ちで勝負ありとなった。
延長戦
【CAG】フェンリっち Cブランカ VS 【IXA】ひかる CAKI
結果：フェンリっち 0-1 ひかる
お互いのチームのエース同士の対決。どちらも攻撃力もあるため一先向けのプレイヤーである。結果はまさかのダブルパーフェクトでのひかるAKIの勝利。AKIの火力が存分に出た形になった。
最終結果【CAG】20 - 25 【IXA】
第2試合
VARREL vs Crazy Raccoon
現在４位５位につけているチーム同士の対決。ここでの勝利は上位勢への足掛かりになるので、大勝を狙っていきたいところではある。VLのオーダーは水派キャミィに対してでてくるのが豪鬼２人のどちらかだと絞れるので、大勝に置きやすいと思う。もけ春麗が誰が来るかが確定させずらく、有利な展開にもしずらいので、今回はリザーブに回ったのだろう。CRのオーダーも結構まっすぐなオーダーで地力が試される対戦になった。CRは現在０勝３敗と振るわないボンちゃん豪鬼を大将に出すという強気なオーダーを行ったが、これが結果としていい結果に働いた。ボンちゃんの活躍にも期待してきたい。
先鋒戦
【VL】マゴ Cジュリ VS 【CR】かずのこ Cキャミィ
結果：マゴ 1-2 かずのこ
今回調子がよく未だ無敗のマゴとこちらも無敗でCRを支えているかずのこの対決。試合展開はかずのこキャミィ優勢に進んでいる。キャミィの小技のリーチがジュリのリーチより長く、ジュリが打ち返しの小技を打ちずらい組み合わせになっている。マゴジュリの置きの行動に対してもストライクが噛み合ってしまい、マゴジュリのやりたい行動を抑制していく。この展開のままかずのこキャミィが押し切るかと思われたが、マゴジュリのキャミィ対策が身を結び、なんとか１セットを取り返す。展開が変わるかと思われたが、さすがはかずのこキャミィ。変わらず有利な展開を押し付け続け、かずのこキャミィの勝利。
中堅戦
【VL】だいこく Cガイル VS 【CR】どぐら Cベガ
結果：だいこく 1-2 どぐら
前節大将戦でのストレート勝利から勢いに乗りたいだいこくと、こちらも前節大将戦でチームを救ったどぐらの対決。ベガのODサイコクラッシャーが弾抜け性能があり、ガイルが弾を打っているだけでは勝てない組み合わせ。試合展開はお互いにジリジリした試合展開になる。ベガというよりどぐらの守備の上手さが前面に発揮された試合展開になった。だいこくガイルが基本的にはペースを握っているように見えたが、どぐらベガが飛びガードや起き攻めの選択しをほとんど通さず、少しずつ相手のリソースを削るようなプレーが目立った。崩しが弱いガイルにとってはここまで攻めが通らないとなかなかまとまったダメージが取れない。逆にベガは一度触れば火力がでるので、その部分の差が際立った。だいこくも起き攻めは防げているが、どぐらペースを崩せず、どぐらベガの勝利。
大将戦
【VL】水派 Cキャミィ VS 【CR】ボンちゃん C豪鬼
結果：水派 0-3 ボンちゃん
前節では豪鬼に勝利している水派と0勝3敗と調子が未だ上げれていないボンちゃんの対決。水派キャミィの強気な攻めとボンちゃん豪鬼の守りがどちらに傾くかが注目の試合。実際の試合展開はボンちゃん豪鬼ペースで進んでいった。ボンちゃん豪鬼はさし返しされないために空振る技は小技のみしており、置きの小技と中足から着実にダメージを取っていき、起き攻めでは水派キャミィの強気な読み合いをさせず、事故らない試合展開を意識していた。水派キャミィを完全に対応しきったボンちゃん豪鬼の初勝利でCRが0-40の完勝。
最終結果【VL】0 - 40 【CR】
第3試合
Belc FAV gaming vs Yogibo REJECT
現在最下位に沈むFAVとCRが40pt取ったので、食らいついていかないといけないRCの対戦。FAVのオーダーとしてはtsケンが意外だった。もともとtsはケンでの強豪プレイヤーだったので、可能性はもちろんあったが、本当に出してくるのかという感想を持った。考えてみるとFAVは鶏めしダルシムを出さないようにすることと、エドに対しては豪鬼よりケンが行けると考えているのかもしれない。RCは相当以外だったようで、若干オーダー宣言までに時間がかかっていた。結果として、Lesharが何とかカバーした形になり、RCのオーダーの変更はなかったと考えられる。あきらキャミィの初陣もあったが、ついにSFLの予測できないオーダーという面白い部分が顔を出し始めた。
先鋒戦
【FAV】ts Cケン VS 【RC】LeShar Cエド
結果：ts 1-2 Leshar
現在勝利がなく、チームとしてもなんとか勝ちたい初戦を任されたtsと、今季大将でチームを支えているLesharが先鋒での対決。試合展開の序盤はtsケンの激しい攻めとLesharエドにもミスが目立ち、1セット目はtsケンが押し切る形で取得。しかし、インターバルを挟みLesharエドが持ち直す。Lesharエド持ち前の守備の上手さが目立つ形で、完全にtsの動きに対応し、そのままLesharエドの勝利となった。
中堅戦
【FAV】りゅうせい Cベガ VS 【RC】ときどCケン
結果：りゅうせい 1-2 ときど
唯一チームで得点を取っているりゅうせいとときどの対戦。試合展開はときどペースで進み、1セット目はときどが圧倒的な攻めの展開で取り切った。2セット目でも同じようにときどペースで進んでいくが、起き攻めの展開など勝たないといけない部分でりゅうせいベガが読み勝ち、2セット目を取得。
インターバルを挟んだときどケンが冷静さを取り戻し、ジャンプからの展開でりゅうせいベガに有利の展開を作り出していった。そのままときどケンが押し切りときどの勝利。
大将戦
【FAV】りゅうきち Cケン VS 【RC】あきら Cキャミィ
結果：りゅうきち 2-3 あきら
相当な実力の持ち主でありながら未だ勝利のないりゅうきちとついに初陣となったあきらキャミィの対決。どちらもアグレッシブなプレイヤーなので、攻めを通し切ったほうが勝つような展開が予測される。守り方もお互いに強気な暴れや無敵技を打ち合う展開となり、激しい試合となっている。あきらキャミィはODゲージもSAゲージすらもいとわない攻め継続など強気の選択を見せ、りゅうきちケンも無敵技暴れやキャミィの逆択を恐れない打撃。ねなど、意地と意地とのぶつかりあいのような試合だった。勝負の決まる最後のシーンでも無敵技も喰らえない体力で打撃を重ねていったあきらキャミィに軍配が上がった。
最終結果【FAV】0 - 40 【RC】
本節まとめ
上位4チームが団子になる展開で接戦となっている。5位のVLもここからの巻き返しは十分ありえるが、FAVに関しては相当厳しい対戦を強いられることだろう。DivisionFはホームの勝率が高く今回もHOMEが全勝という結果になっている。DivisionFはHOMEで負けないこととAWAYでいかに粘れるかが重要になってくるだろう。次節も楽しみにしたい。