「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」Division S 第8節
本配信
Division S 第8節 対戦カード
第1試合
【AWAY】FUKUSHIMA IBUSHIGIN vs 忍ism Gaming【HOME】
第2試合
【AWAY】Saishunkan Sol 熊本 vs 名古屋NTPOJA【HOME】
第3試合
【AWAY】DetonatioN FocusMe vs Good 8 Squad【HOME】
第1試合
FUKUSHIMA IBUSHIGIN vs 忍ism Gaming
現在4位とプレイオフオーダーに何としても入りたいIBSGと現在2位でここを勝ちプレイオフを盤石なものにしたいSNBの対戦。IBSGのオーダーはヤナイをリザーブに置く布陣となった。ベガはエドに対して少し厳しい部分もあるので、リザーブに回った形か。それに対してSNBは中堅にcosaにももち、大将にヤマグチを置く布陣となった。豪鬼戦やケン戦の勝率を考慮してこの布陣となったのか、ももちが確実にcosaに勝てる自信があったのか、理由はわからない。対戦相手としてももち大将という人読みを外したかった狙いもあるのかもしれない。結果としてはももちは勝利、ヤマグチは惜敗ということである程度作戦としては機能していたと考えれる。
先鋒戦
【IBSG】ササモ Cエド VS 【SNB】藤村 C豪鬼
結果:ササモ 2-0 藤村
前半戦でもあたった両者の対戦。藤村としてはリベンジ戦となる。試合展開はササモエド優勢で進んでいった。藤村豪鬼は地上からチャンスを狙っているが、ササモエドの中距離戦がうまくほとんどチャンスを作ることができていなかった。ササモエドもドリームコンボやリーサルミスなども目立つが上手くリカバリーしていき、ササモエドの勝利となった。
中堅戦
【IBSG】cosa Cケン VS 【SNB】ももち Cエド
結果:cosa 0-2 ももち
第8節で未だ勝率80%越えのcosaとSNBの対象として支えてきたももちとの対戦。お互いに歩きガードが上手いプレイヤー同士の対決となる。試合展開はももちエドペースで進んでいく。cosaケンの下がりに対して、ももちエドは強気な踏み込みを見せていき、ODゲージや体力ゲージのリードを作っていく。cosaケンも少し歩きガードだけではなく、通常技の置きを増やしているがももちエドのラッシュやフリッカーによって潰されてしまう。どのラウンドもcosaケンが前に歩かなければいけない時間が長く続いてしまった。最後はももちエドのドリームコンボを決め、ももちエドの勝利となった。
大将戦
【IBSG】翔 C豪鬼 VS 【SNB】ヤマグチ Cエド
結果:翔 3-2 ヤマグチ
IBSGの大黒柱としてチームを支えている翔と今シーズン初めて大将をまかされたヤマグチの対戦。試合展開はお互い一歩も譲らないギリギリに試合となる。ヤマグチエドの対空に相当の意識を割いており、翔豪鬼の百鬼襲に対して強気に対空を出していく。しかし、翔豪鬼の弾打ちによって、ヤマグチエドは中距離戦を上手く展開できない、翔豪鬼は波動拳から通常技を打ちにくい展開を作り、そこから踏み込んでいく豪鬼の強みを活かしきった動きができていた。その展開で翔豪鬼が取り切るかと思われたが、ヤマグチエドが対空の意識を途切れさせず、対空からチャンスを作っていき取り返していく。勝負の最終ラウンドの決まり手はバーンアウトした翔豪鬼にヤマグチエドが強気にフリッカーを貯めていったところを一点読みの垂直ジャンプが決まり、翔豪鬼の勝利となった。
最終結果【IBSG】30 - 10 【SNB】
第2試合
Saishunkan Sol 熊本 vs 名古屋NTPOJA
現在3位でプレイオフ圏内を守るために負けられない戦いが続くSS熊本と現在5位でここで勝てないとプレイオフがかなり遠のくNOJの対戦。SS熊本のオーダーは調子のいいひぐちを大将に置く布陣だ。おおよそ予測通りと言えるオーダーで、確実に点を稼ぎに来たと考えられる。それに対してNOJはふ~どに対して立川を出してきた。立川の使用キャラはMエドであり、Cエドに対して不利だと言われているため、あえて立川を出すことにより対策不足を狙ったと考えられる。結果としてNOJは厳しい結果となってしまった。
先鋒戦
【SS熊本】ふ~ど Cエド VS 【NOJ】立川 Mエド
結果:ふ~ど 2-0 立川
まさかのエドミラー戦。MエドはCエドが厳しいと言われているがHOMEであえて重ねてきた形になる。試合展開はふ~どエドペースで進んでいく。立川エドがゲージを使いながら攻めてくるが、そこを的確に対応できている。逆に立ち回りで厳しくなりがちな立川エドは、ジャンプやインパクトなどで中距離戦からの大きなリターンを狙わざるを得ない状況となっている。ふ~どエドのゲージ有利から有利を広げていく展開を立川エドが覆すことができず、ふ~どエドの勝利。
中堅戦
【SS熊本】ネモ Cベガ VS 【NOJ】大谷 Cケン
結果:ネモ 2-0 大谷
大谷が来ることが読めていたというネモと、負けられないプレッシャーがかかる瀬戸際を任された大谷の対戦。終始ネモベガペースで試合が進んでいった。先手をとりそのまま攻め倒していくネモベガのスタイルに大谷ケンが上手く対応できなかった印象。大谷ケンのシャドウライズに対する対処など、対策も見えたがケンの良さが出る場面が少なく感じた。最後に大谷ケンがシャドウライズに対する空対空からのSA3コンボを決めるが、ネモベガのSA1での切り返しでそのまま倒し切り、ネモベガの勝利
大将戦
【SS熊本】ひぐち Cガイル VS 【NOJ】KEI.B Cベガ
結果:ひぐち 2-0 KEI.B
今季未だに負けなしのひぐちとNOJピンチを任されたKEI.Bとの対戦。試合展開はひぐちガイルが立ち回りを完全に制圧しきっている。KEI.Bベガもどこかしらでワンチャンスつかみ、投げからの崩しでラウンドを取る場面もあるが、ひぐちガイルのODサイコクラッシャーにジャスパなど各種対応がうまく、ほとんどチャンスがない状態が続いた。KEI.Bベガもシャドウライズの釣りを駆使しひぐちガイルの守りを崩していくが、ひぐちガイルの被起き攻めでの勝負強さが光り、KEI.Bベガの攻めが継続できていない状態が続いていた。最終盤でもひぐちガイルの対応が上手く、完璧なラウンドでひぐちガイルの勝利となった。
最終結果【SS熊本】40 - 0 【NOJ】
第3試合
DetonatioN FocusMe vs Good 8 Squad
現在6位でここで勝てないとプレイオフへの目がなくなるDFMと現在1位を守るために下位との闘いでは負けられないG8Sの対戦。DFMのオーダーはまさかの板橋ザンギエフ大将という布陣を取ってきた。ザンギエフの天敵であるダルシムがいるチームに対してあえての大将という強気のオーダーだった。G8Sもこれには予想外だったらしく、初戦のナウマン戦はぎりぎりまでオーダーを吟味していた。とっさに出たであろうカワノは何とか勝利をしたため、立て直すことに成功したが板橋ザンギエフを止めることができず、結果はG8Sの惜敗となった。
先鋒戦
【DFM】ナウマン Cケン VS 【G8S】カワノ C豪鬼
結果:ナウマン 1-2 カワノ
初戦の勝利から勝利が遠のいているナウマンとこちらも3連敗中とそろそろ立て直したいカワノの対戦。前半戦でもあたっていたカードでナウマンとしてはリベンジ戦となる。序盤は準備不足で出てきたであろうカワノ豪鬼に対して、強気のインパクトなどの勢いで勝ち切る選択肢が刺さり、ナウマンケンが先制。しかしカワノ豪鬼もらしさを取り戻し、反応によるOD昇竜や被起き攻めに対する投げ暴れなどが決まり、カワノ豪鬼が取り返す。フルセットフルラウンドまでもつれた試合の最後はカワノ豪鬼のジャストパリィ読みが刺さり、ナウマンケンの焦ったインパクトをしっかり刈り取り、カワノ豪鬼の勝利。
中堅戦
【DFM】竹内ジョン Cラシード VS 【G8S】ぷげら Cベガ
結果:竹内ジョン 0-2 ぷげら
前回のベガ戦では勝利した竹内ジョンと未だ無敗のぷげらベガの対戦。試合展開はぷげらベガペース。ぷげらベガの中距離戦に対して竹内ジョンラシードが苦しめられていた。ダブルニーの存在と立大Pが竹内ジョンラシードの対応するリソースを奪っており、ぷげらベガの生ラッシュが通りやすくなっていた。ベガの火力出る場面も多くあり、竹内ジョンラシードの展開になる前にぷげらベガが倒しきり、ぷげらベガの勝利。
大将戦
【DFM】板橋ザンギエフ Cザンギエフ VS 【G8S】ガチくん Cラシード
結果:板橋ザンギエフ 3-1 ガチくん
勝利が遠い大将板橋ザンギエフと面白いと思ってでてきたガチ君の対決。序盤は板橋ザンギエフペースで進む。ガチくんラシードの立ち回りの技をラッシュ立大Pや立中Pなどでつぶしていき、立ち回りの強さで2セットを獲得していった。ガチくんラシードも中足ラッシュや差し返しからチャンスを作り、画面端での攻めで倒し切る場面も増え、1セット返していく。続く第4セットガチくんラシードが勢いに乗るかと思われたが、板橋ザンギエフの無敵技読みのSA1や画面端での読み合いで倒し切り、板橋ザンギエフの勝利となった。
延長戦
【DFM】板橋ザンギエフ Cザンギエフ VS 【G8S】ガチくん Cラシード
結果:板橋ザンギエフ 1-0 ガチくん
大将戦の連戦となる延長戦。板橋ザンギエフの対応の上手さが光る。立ち回りのさし返しやODダブラリからのSA2でリターンを取っていき、ガチくんラシードの展開になる前に勝利していった。