「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」DivisionS 第6節
本配信
Division S 第6節 対戦カード
第1試合
【AWAY】FUKUSHIMA IBUSHIGIN vs Saishunkan Sol 熊本【HOME】
第2試合
【AWAY】忍ism Gaming vs Good 8 Squad【HOME】
第3試合
【AWAY】名古屋NTPOJA vs DetonatioN FocusMe【HOME】
第1試合
FUKUSHIMA IBUSHIGIN vs Saishunkan Sol 熊本
現在3位、4位対決となるこの一戦。プレイオフ圏内を目指すならば、負けられない一戦となる。IBSGのオーダーは翔を先鋒に置き、cosaケンが大将に立つ布陣となった。IBSGとしては大将にふ~どエド、もしくはひぐちガイルと予測のしやすく、調子のいいcosaケンを大将に置いたのだと思う。これに対してSS熊本は翔豪鬼にネモベガ、ヤナイベガにふ~どエドを当ててきた。IBSGとしては翔にネモをあててきたことが意外だったようで、おそらくふ~ど読みをしていたと考えられる。SS熊本としてはヤナイの手持ちがベガ、マリーザでふ~どのエドがどちらでも対応できるので、ヤナイとふ~どの組み合わせを選択したと思われる。この布陣が功を奏し、SS熊本は今節大量得点ができた。
先鋒戦
【IBSG】翔 C豪鬼 VS 【SS熊本】ネモ Cベガ
結果:翔 1-2 ネモ
IBSGを支えてきたエース的存在の翔とSS熊本リーダーのネモの対決。基本的には翔豪鬼が立ち回りで押している状況になる。ベガの立大Pに対してのジャスパなど翔らしい対策もでており、盤石ともいえる内容で1セット目を取得。しかし、後半ネモベガの力強い攻めが翔豪鬼の守りを崩し始める。豪鬼の体力のなさとベガの火力が相まってネモベガの致命的な攻撃が当たってしまうと一瞬でラウンドを取られてしまう。翔豪鬼も立ち回りでダメージを細かく取っていくが、1ミスで大リターンを取られてしまう展開になり、リターン負けしてしまった。最終ラウンドもサイコマインからのODサイコクラッシャーがヒットしてしまい、ワンターンで倒し切られてしまった。火力の高いベガの行動を押し付け続けたネモベガの勝利となった。
中堅戦
【IBSG】ヤナイ Cベガ VS 【SS熊本】ふ~ど Cエド
結果:ヤナイ 0-2 ふ~ど
前回のナウマン戦での勝利から勢いに乗りたいヤナイとSS熊本の大将を張り続けたふ~どが中堅戦での対決となった。試合はふ~どペースで進む。ふ~どは他のエド使いと違い、前に出ながら戦っていくのが特徴でベガの守りの弱さをついていく展開となっている。ふ~どエドのラッシュ弱攻撃から有利な状況を作っていき、ヤナイベガの立ち回りを窮屈なものにしていく。最終局面でついにラッシュを止める場面が出てきたが、対応間に合わずふ~どエドが勝ち切っていった。
大将戦
【IBSG】cosa Cケン VS 【SS熊本】ひぐち Cガイル
結果:cosa 2-3 ひぐち
cosaもひぐちも両者とも現在負けなしで絶好調な選手同士の対決。序盤はガイルに対してもcosaらしいじっくり立ち回りながら相手の技に対してさし返すという動きが機能し、ひぐちガイルを完全に封殺し2セットを先制した。ひぐちガイルもインターバル後から動き方を変更。自分から積極的に前に歩いて攻撃を当てに行く動きが上手く機能し、cosaケンに対して体力リードをとり、そこから守る展開を作れていた。cosaケンも体力リードを取られるとどこかで勝負しなければならなくなり、苦しい展開になってしまった。cosaケンはその展開を打開することができず、ひぐちガイルが3セット連続取得で逆転勝利していった。
最終結果【IBSG】0 - 40 【SS熊本】
第2試合
忍ism Gaming vs Good 8 Squad
現在1位2位のチーム対決。ここで勝った方がプレーオフ確定に大きな一歩となるので重要な一戦となる。SNBのオーダーはエド2枚を先鋒中堅に置き、藤村豪鬼を大将に置く布陣となった。ジョニィマリーザはぷげらベガやYHC-餅ダルシムなど厳しい相手も多いので、今回はリザーブに回った。これに対してG8Sは片方のエドをYHC-餅ダルシムが担当するが、もう片方を誰が対応するかという問題がある。今季のSFLではエドに対しては豪鬼を出すことが定石となっていることもあり、今回はカワノ豪鬼が担当した。ぷげらが今回控えに回ったのはおそらくジョニィ担当だったと考えられる。結果としてSNBの大勝となったが、SNBがオーダーを読み切っていた結果だと考えられる。
先鋒戦
【SNB】ももち Cエド VS 【G8S】YHC-餅 Cダルシム
結果:ももち 2-1 YHC-餅
第1節でも対戦していた対戦カード。ももちとしてはリベンジ戦となる一戦。前回の対戦ではももちエドがYHC-餅ダルシムの牽制技に近づく機会がほとんど作れず、厳しい展開となっていたが、今回は牽制に飛びをかみ合わせたり、牽制の隙間にラッシュを通したりしてももちエドが追い詰めている時間も多くあった。YHC-餅ダルシムもジリ貧になることを感じてか、積極的にスラなどで前に出るように動きを変更していたが、近距離での読み合いでもももちエドがリターン高めの立大Pなどを当てて、有利に進めていった。YHC-餅ダルシムの守備をかいくぐっていったももちエドの勝利。
中堅戦
【SNB】ヤマグチ Cエド VS 【G8S】カワノ C豪鬼
結果:ヤマグチ 2-0 カワノ
最近のSNB好調を牽引しているヤマグチと前節初敗北となってしまったがここで持ち直したいカワノの対戦。試合展開は互角の展開となったが、勝負どころをヤマグチエドが勝っていた印象。カワノ豪鬼が得意としている日起き攻め状況での逆択の選択しを全く被ダメすることなく、ヤマグチエドが対応できていた。カワノ豪鬼もどっしりとした立ち回りから百鬼襲からの奇襲などで上手くリターンを取っていっていたが、地上はヤマグチエド優勢で進んでいた。勝たなければいけない読み合いを勝っていったヤマグチエドの勝利となった。
大将戦
【SNB】藤村 C豪鬼 VS 【G8S】ガチくん Cラシード
結果:藤村 3-1 ガチくん
なぜかG8Sの重要な場面では藤村がいると言わんばかりの去年から含めて三度目の対戦。試合展開はお互い拮抗した展開となった。ガチくんラシードは豪鬼の波動に対してODワールや溜めワールを見せることで波動を抑制し、通常技の振り合いまでもっていくことができている。藤村豪鬼もそれに対応する形で要所でヒットした立大Pや中足からリターンを獲得していった。ガチくんラシードがバーンアウトしてしまうことも多く、苦しい展開が長く続いてしまっていた。細かい有利を積み重ねてい行った藤村豪鬼の勝利となった。
最終結果【SNB】40 - 0 【G8S】
第3試合
名古屋NTPOJA vs DetonatioN FocusMe
現在5位6位とここでの勝者が上位対決に食い込める可能性がでてくるため、お互いに負けられない対戦となる一戦。NOJのオーダーは立川を大将に置く布陣となった。DFMにはエドに対して、有利と言える組み合わせがないので、誰が来ても対応できるということだろう。それに対してDFMのオーダーもおおよそセオリー通りの組み合わせを当ててきていた。DFMとして困る立川エドに対しては、攻めが得意な竹内ジョンラシードに任せる布陣とした。
先鋒戦
【NOJ】大谷 Cケン VS 【DFM】板橋ザンギエフ Cザンギエフ
結果:大谷 2-0 板橋ザンギエフ
名試合メーカーの大谷と現在4連敗中でそろそろここで勝利が欲しい板橋ザンギエフの対戦。試合展開は終始大谷が立ち回りのペースをつかみ、板橋ザンギエフを近づけさせない立ち回りで1セット目を取得。板橋ザンギエフも負けじとさし返しやラッシュ止めからダメージをとっていく。2セット目の終盤で板橋ザンギエフがリーサルコンボミスをしてしまい、そこから大谷ケンが逆転勝利。緊張の中でミスをしないということの難しさを再認識させてくれる試合だった。
中堅戦
【NOJ】KEI.B Cベガ VS 【DFM】まちゃぼー C豪鬼
結果:KEI.B 0-2 まちゃぼー
今季SFLで多くの豪鬼と対戦しているKEI.Bと現在DFMのエースとなっているまちゃぼーとの対戦。試合展開はまちゃぼー豪鬼が優勢に進めていった。要所要所でKEI.Bベガの打撃や攻めがヒットしているが、ほとんどの攻撃をまちゃぼー豪鬼が凌ぎ、リターンに変えていった。まちゃぼー豪鬼の対応がよすぎて、KEI.Bベガも攻めあぐねているような時間が長くなってしまっていた。まちゃぼー豪鬼の安定した立ち回りでのそのまま勝利となった。
大将戦
【NOJ】立川 Mエド、Cマノン VS 【DFM】竹内ジョン Cラシード
結果:立川 3-2 竹内ジョン
この試合の20ptが今後の運命を握るといっても過言ではない一戦。ここで同世代の立川と竹内ジョンの対決。試合展開は序盤2セットは立川エドの正確な対応や竹内ジョンラシードの多彩な攻めなど、お互いのいいところ出る展開で1-1となった。ここで立川がMエドからCマノンに変更。立川としてはマノンの対策不足を狙ったのかもしれないが、竹内ジョンラシードはマノンに対しても素晴らしい試合展開を見せる。試合展開を見て厳しいと判断したのか立川は即Mエドに再度変更。その後の展開は立川エドペースとなる。竹内ジョンラシードの画面端の攻めをほとんど崩れず凌ぐことができており、置きの通常技も上手く利用できていた。勝負所も立川が勝ち切る展開が多く、立川の勝利となった。