ワイワイと推しの初「音楽ライブ」祝うワイ(名取さな 1st Live「サナトリック・ウェーブ」フラスタ制作記)
半年ぶりの記事更新となりました。
お久しぶりです、野良さぶれです。
筆者がnoteを動かす時はイベント感想を出す時ということで、今回は2024年9月19日に開催された『名取さな 1st Live「サナトリック・ウェーブ」』についての記事です。現地参加されたせんせえ、配信で応援したせんせえ、最高のライブを作り、支えてくださった関係者の皆様、そして名取。森羅万象の方々お疲れ様でした!
いつもは感想を先に書くのですが、お手紙でフラスタの話をした都合である程度文章がまとまっていたので、先にフラスタのお話からさせていただきます。(前回は感想だけ書いてフラスタ記事まで手が回らなかったのもある…)
※ 本記事に本編のネタバレは含みませんが、まだ観てない!という方はぜひどうぞ 観といたほうがいいですよ 『サナトリック・ウェーブ』は・・!
↓ 前回のフラスタ記事 ↓
まずは実際に会場へ贈らせていただいたフラスタのお写真から。
うおおおおおおおおおおおおおおおおお
良すぎ可愛すぎカッコよすぎ・・・!!
今回で名取へフラスタを贈るのも3度目になりますが、自分のイメージが形になり、目の前に現れる瞬間は何度体験しても感動します。「会場入りのために進まなければならない」というのでなければ、足を止めてもっとじっくり見ていたかった…(そんな中、うまくお写真を撮ってくださった方をたくさん観測しました!ありがとうございました!)
さて、これだけ綺麗に仕上げていただいたフラスタですが、実は…
最初に考えていたデザインと全然違うものだったんです
制作途中で多少変わるのはよくある話ですが、今回はコンセプト以外の構想をほぼ全て変更することになりました。ワイのミスで…
その他、山あり・谷あり・挑戦ありと期間中いろんな出来事がありましたので、備忘録も兼ねてここに残していこうと思います。
6/14~7/1|構想・ラフ作成
準備を始めたのは6月14日、1st Liveが発表された日からでした。
この時点でフラスタが贈れるかは決まっていませんでしたが、これまでの経験から「動くのは早いほうがいい」と分かっていたので、出来ることから進めていきます。
ー ー ー
まずは構想。現時点で判明している情報から印象に残ったのが「KVの配色」「バンド」「ライブ会場」の3つだったので、そこからヒントを得て図に起こしました。
最初に完成したイラストラフがこちら。
…いかがでしょうか?
完成品の面影はないこともない(?)ですが、ほとんど別物ですよね。
今回の開催場所である「EX THEATER ROPPONGI」は『Vの宴2024 feat.さなのばくたん。』のようなステージライトやトラス(骨組み)、ミラーボールがあるライブハウスだったので
ステージを模したフラスタを作って
ライブTの名取にギターを弾いてもらおう
というのが今回のコンセプトになりました。
ー ー ー
ある程度図に起こしたら、次はフラスタの情報を増やします。フラスタを見る人に「楽しい」「賑やか」なイメージを伝えるため、目に飛び込んでくる情報を多くしました。増やした情報はこんな感じ。↓
メモの時点で「無茶かな…」と思うのもありますが「できる/できない」は一旦忘れて、思いついたアイデアをとにかく書き出すようにしました。引き算はラフ提出前でも出来ますし、実現不可でも「こう見せたい!」というイメージ共有に繋げられるので、ここは出し得です。
ー ー ー
その後も色々足し引きして、デザイン案が決まったのが7月1日。
形にするのに時間が掛かりましたが、7月・8月はどちらも31日まであるので、まだ全然余裕がありました。
31日ある月(「大の月」と言うらしい)最高!
あとはレギュレーション告知を待つだけだな!ワハハ!
7/1|レギュレーション公開
7月1日の午後10時、レギュレーション公開。
デザイン案完成から半日後の出来事でした。早くない!?『ばくたん。』では早くても1月下旬告知の印象だったので、今回はかなり早く感じました。
こんなに早くレギュレーションが分かると思わず、読む前から大喜び。
一通り確認したら説明画像を作って各所へご連絡しよう…
と、思っていました。
…ん?
あれ?これって……
それでは事前に出したデザイン案をもう一度ご覧ください…
あ!
なんということでしょう。出したアイデアがほぼ全滅してしまいました。
あ、ほんとお!?
今年の『ばくたん。』で電飾フラスタを見て、今回チャレンジするつもりでしたが、完全に裏目に出てしまいました。
さらに「受付がフラスタのみ」になったことで小型ステージ案もお蔵入り。楽屋花(卓上花)も『ばくたん。』で型に縛られない自由な贈り物が出来て素敵だったので作ってみたかった…
7/1~7/2|再構想(+資料作成)・ご連絡
できないことは仕方ないので、すぐ再構想に取り掛かります。
トラスやライトは使えませんがコンセプトは変えたくなかったので、別の方法でステージ感を出せないか考えました。以下変更点 ↓
イラストパネルがあまりに万能で、あれもこれもパネル化しそうになりましたが、それだとお花が少ない&コストが掛かり過ぎてしまうので、ステージ部分はお花で構成することにしました。
また「トラス無しの長方形より円形にして名取(中央)から光ってるように見せる方が良いかなー」と思ったので、リース型に変更。
ステージ感は薄れますが、かといって長方形にしても左右に飾る装飾がなかったので、これはこれで良かったと思います。
ただ、ライト要素が減ってしまうことは問題でした。バルーンをメタリックに変えたりスターポイント(✨️←これ)で光沢を出しましたが、それだけだと今までと同じになってしまう… でも他に光らせる部分あるか…?
だいぶ悩みましたが何も思いつかず、ここは素直にお花屋さんに相談しようと決めました。
ー ー ー
今度こそデザイン案が決まったので説明資料を作っていきます。
これまでの経験から「説明が足りないのは当然ダメ、説明しすぎても全部伝わらない」と思ったので、画像1枚で把握できる資料作りを心がけました。
実際に提出したものがこちら。↓
前回(『ばくたん。』2024)は伝達漏れがないようにフラスタ上部・下部の説明で1枚ずつ作っていましたが、そこからかなりシンプルになりました。図があるものは添付、色もイメージしているものを塗ることでなるべく文字数を減らしています。(色は種類が多いので、ただ「ピンク」「黒」と書くより伝わって良かったかも)
作り方を変えた理由ですが、やっぱり今年3月に配信された『架空のフラスタデザインして楽しくなろうの会』の影響が大きいです。
そこでせんせえ方のアイデア・デザイン案を見られたのが、すごく刺激になったし、たくさんの学びに繋がりました。(デザイン案はnoteとかで公開されない限り見る機会がないので…)
今回の衣装やポーズ案は過去の朝イラスト2点を参考にしました。
特にライブT姿は、シャツのプリントを今回のデザインに変える以外迷うことがなかったのでかなりありがたかったです。本人はごきげんにダンシングしているだけですが、このイラストに救われた人がここにいます。
ギターの持ち方も、過去に持っているイラスト(ウクレレ説あり)があったのでこちらで確定。そういえば、この歌もいつか曲になる可能性あるんでしょうか?前例があるので0と言い切れないのがこわい
ー ー ー
ここまで完成したらいよいよ各所にご連絡。本格的に動き出します。
イラストは前回に引き続きよるみかん様にお願い致しました。
いつもと異なる時期であるにも関わらず、今回も丁寧にご対応くださり、イメージ以上にカッコよく可愛い名取を描いていただきました。仕上がっていくイラストを見ることが制作中のモチベーションにも繋がっていたので、どれだけ感謝をしてもしきれません。本当にありがとうございました!
そしてフラスタの制作ですが、今回は「はなしごと」様へご依頼させていただきました。あるフラスタを見てから「リース型を制作する際はこちらにお願いしよう!」と決めていたからです。
「あるフラスタ」とは、Mag🍆様が今年の『ばくたん。』で制作されていたハート型リースのフラスタです。リースのボリュームも造形も素晴らしくて、当時は立ち止まってしばらく見入ってしまうほどでした。
モチーフの形が整っていながらお花自体にボリューム(立体感)もあるフラスタいいよね いい・・・
ということで「はなしごと」様へすぐご連絡。
ディレクション担当の方にレギュレーションやお花のイメージ、だいたいの予算感を伝えて、制作先を探していただきました。質問にも丁寧に答えていただけたので、今後の動きが決めやすくて助かりました。
制作先も決めていただいたので、フラスタ制作一番の懸念点である「枠が埋まってて依頼できない問題」が解決されました。ここまでRTAのように急いできましたが、これでひとまず安心です。
さぁ、あとは打ち合わせをして持ち込み品を決めるだけだな!
8/21~8/31|打ち合わせ・持ち込み品調達
そこから時間は飛んで8月21日。
制作担当さまへ返信したメールがまさかの迷惑メールフォルダに紛れ込むというトラブルが発生してしまい、この日から打ち合わせ開始となりました。
幸い、返信したメールに最終デザイン確定日ともう1つの連絡方法が載っていたので、この日からでも準備が間に合いましたが、当時は仕事が爆忙だったので、少しでも確認が遅れていたらヤバかったと思います。ガチで。
ー ー ー
その後行われた打ち合わせですが、既に説明資料を共有・把握されていたようで、驚くほどテキパキと話が進み、およそ3往復程度のやり取りで最終デザインが確定しました。
「はなしごと」様にご紹介いただいた時からすごいお花屋さんだと思っていましたが、改めてプロの方のすごさを感じた瞬間でした。
そして完成したデザインがこちら ↓
まず、バルーンや布はお花屋さん側で用意していただけることになりました。バルーンは空気漏れや不良品が混じったり、配送中に破裂することがあるため、持ち込む際は予備も含めて購入するのですが、色やサイズ・在庫など色々調べないといけないことが多いため、とても助かりました。
そして、フラスタの問題だったライト要素のカバーとして【オーロラ素材】をご提案いただきました。「オーロラ」と言われるとあのエピソードを思い出すせんせえも多いかもしれませんが、そっちではなく折り紙セットで見かけるタイプのオーロラです。
今回取り入れたのは『オーロラローズ』と『オーロラバルーン』。
バルーンは引き続きお花屋さん側で仕入れていただき、筆者は『オーロラローズ』を探すことになりました。
ー ー ー
『オーロラローズ』とは名前の通り、オーロラのように光る花びらが特徴の造花で、カラーバリエーションが豊富なのに100均で購入できる神アイテムです。一時期SNSでも流行したとか。
これを上部(ステージ枠)と下部(観客席)にそれぞれ混ぜる想定で、
【ピンク・白:5本以上、その他:3本未満】を目標に購入、お届けすることにしました。
流行と言っても記事は2年前だし、通販を探せば買えるやろ…
売り切れ もしくは 入荷待ち
じゃあ店舗でお取り寄せすれば…
店員「ロット数が~~なので届くとしたら9月中~下旬ですねー」
・・・・・・
ということで、持ち込み期日の9月12日に間に合わせるため、セリアにあると言われる伝説の花を求め、地元の店舗を渡り歩く亡霊が誕生しました。
(キャンドゥやワッツにあるという情報も見たが、同じく通販売り切れ&地元に店舗なかった)
セリアを見つけては花を買い、またセリアを見つけては花を買い…を続け、
これだけのオーロラローズを集めることが出来ました!
ピンクが必要数に届きませんでしたが、在庫限りでこれだけ購入できたのはかなり運が良かったです。(どのお店の店員さんも「フラスタに必要で…」と説明するとすぐ在庫確認をしてくれたのがすごく嬉しかった)
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その他の持ち込み品も余裕をもって購入。
ペーパーフラワー購入の際、ショップ様と連携がうまくいかず遅れましたが、それ以外は問題なくお届けできました。
イラストパネルは前回に引き続き、安定の「プリオ」様へご依頼。
今回パネル数がこれまでで一番多かったのですが、それでも入稿から発送完了まで3日も掛かりませんでした。仕事がはやい!
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すべての配送が完了したのが9月14日。
気づけば1st Liveまで一週間を切っていました。いつもなら「やりきったぞー!!」と達成感に浸りながら当日までのんびり過ごすのですが、木・金お休みをいただく都合で仕事を前倒しで終わらせ、手紙も完成させなければいけなかったので、ヒーコラ言いながら当日まで過ごしました。マニアッテヨカッタ…
9/19|1stLive当日
そして迎えた当日。
フラスタの納品日が前日に変わったこともあり、既に完了のお写真は貰っていたのですが、やっぱりその目で見たくてソワソワしていました。
午後1時46分。
逃げない代わりにゲボ吐きそうな推しを見ながら入場。
地下に会場があるので、エスカレーターで下へ下へと降りていくのですが、1階のエスカレーター前と各階の廊下にずらっと並べられる形でフラスタがたくさんありました。
前述の通り、今回は「フラワースタンドのみ受付」だったはずですが、体感『ばくたん。』で見るフラワースタンドより多かったような気がします。
個人・複数人で贈られたフラスタ、フラスタ企画様、名取が関わったことのある団体・企業様、さらに海外ファン(!?)や厚木那奈美さんファン一同(!?!?)など、本当にあらゆる方面からお花が届いていて、推しがどれだけ愛されているかが伝わってきました。まだ見ていない or 当日見られなかった… という方はぜひ一度見て欲しいです。
そんな数あるお花たちの中に、筆者が贈ったフラスタもしっかり飾られていました。
あれ?
なんか納品写真の時より輝いてない!?!?
実はこちらと最初の写真は、納品連絡の際に共有されたもの(※SNSでの利用許可有)で、上から光が当たる配置でした。
フラスタがたくさん並ぶ以上 配置は選べないので、完成品が現地に届いたことを喜んでいたのですが… いざ入場してみると、そこには照明に照らされてキラキラと光るフラスタがありました。
ここまでレギュレーション変更による再構想に始まり、うまくいかないことが多かった制作期間ですが、最後に思い描いていたフラスタが見られたので「やり切って良かったな」と心から思いました。
推しが待つ会場の少し前で、写真よりもっと輝くキラキラに囲まれて現れたその人は、これから始まる公演が、最高の時間になることをまるで確信しているようでした。
~ 終 ~
追記 24.09.24
振り返り配信内で紹介されました。感謝(2:59:50~)
ミラーボールは調べたら20cmで¥1,380でした。(50cmでも1万円以内で買えるっぽい)(上のリンクAmazonになってますが音楽系専門店で買ってました)
お花じゃないお花(?)は宛名パネル横ならペーパーフラワーで、それ以外ならオーロラフラワーです。(ジュラ紀って言ってるから多分下か?)