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バッジを着けるだけで、誰かを救える。

こんにちは、「第三者向け痴漢抑止バッジ」の頒布活動を行っているきぃと申します。
「第三者向け痴漢抑止バッジ」に関してはこちらの記事をホームとして置いているのですが、簡単に言ってしまえば「被害当事者以外も抑止バッジを着けて、痴漢犯罪・痴漢被害が起きないようにしていこう」という活動です。

毎日めちゃくちゃ起こっている痴漢被害

痴漢、特に鉄道痴漢は、都市部の鉄道機関で毎日起きており、それこそ一日のうちに何十何百の被害が出ています。
しかも、たったひとりの痴漢の加害者から複数の被害者が出るのが当たり前な犯罪である上、その殆どが泣き寝入りで終わってしまうことをご存知でしょうか?
時間のない通勤通学時間帯だから、声を上げるのが怖いから、怖くていざ動けるようになったら犯人はもう去っているから、周囲に助けを求めても誰も助けてくれなかったから……
被害者の苦しい思いを押し潰すような現実が、犯罪を白日の下に引き摺り出すことを困難にさせているのです。

「自分は関係ないと」思っている男性の方も、考えてみて下さい。
もし自分より屈強な男性が、突然お尻や股間を触って来たら、すぐに適切な対処を取れますか?
恐らく多くの人が、驚きや恐怖で動けなくなってしまうことでしょう。
あまつさえ、大事な身体の内部にまで手を入れられてしまったら……?
相手の体液を服や身体に掛けられてしまったら、どうしますか?
こうして綴ることもおぞましいですが、それを平気でやってくるのが痴漢です。
地下鉄御堂筋事件中津駅での性的暴行事件なども、元は痴漢行為がエスカレートして起こった痛ましい事件です。
日本でも、周囲が痴漢を放置していたらまたこのような事件が起きてしまう可能性は充分に有り得るのです。
世の児童や若い女性は(少ないですが中には男性の被害者も)、そのようなおぞましい性犯罪者に狙われているのに、被害者ひとりに対抗させようというのはいささか酷なことだとは思いませんか?
認知の歪んだおぞましい犯罪者と怯える被害者という二者間の構図にしたままでは、いつまで経っても痴漢という性犯罪はなくならず、その被害から男性を恐れたり外に出ることもままならなくなるような被害者を生み出し続けることになります。

犯罪の抑止には、第三者の監視の目が必要

犯罪の専門家の方も、第三者の監視の目が必要と仰っていますが、データとしても監視カメラや青パトが増えたら犯罪が激減したという面白い情報があります。
であれば、車中でそれを担うのが何かといえば、私たち痴漢の当事者ではない第三者です。
電車の中で、「自分たちは痴漢を許さない、監視しているぞ」という意思表示を行う抑止バッジを着けている人々が少なくない数いれば、例え痴漢行為を働こうとやってきた性犯罪者がいても、おいそれと行為を行うことが出来ない筈です。
こうして電車の中の安全な領域を増やしていければ、鉄道に於ける痴漢を減らしていくことも可能ではないでしょうか?

勿論、この方法を確立し、痴漢のいない電車内を実現していくには沢山の方々の協力が必要です。
そのために、私はささやかですが第三者向けの痴漢抑止バッジを作って広めているにすぎません。
大切なのは、痴漢の現実を知った方が行動すること。
バッジを着けるだけでもいい。
それだけで、救える人がいる筈。
その一歩が、痴漢犯罪を撲滅するための大きな一助となると信じています。

もしサポートして頂けましたら、活動費として役立てさせて頂きます。