sumikaはあらゆる人の幸せを願っている気がする

2018年2月。タワーレコード茶屋町店で僕はsumikaと出会った。
たまたま店内を歩いていたらsumikaの特集コーナーが組まれていた。
見れば『ヲタクに恋は難しい』のOPを歌っているという。
原作を知っていた僕は興味本位で「フィクション」を試聴してみた。

こんなにお洒落で楽しげに演奏するバンドがあるんだ。

そんな衝撃を受けた。
それから家に帰り、YouTubeで「Lovers」「ふっかつのじゅもん」「リグレット」「MAGIC」などを聴きあさり、2018年9月7日に「ミュージックステーション」で披露した「ファンファーレ」で完全に落ちた。 

おこがましくも、初めて「親友になれそうなバンド」だと思った。


思えばsumikaは不思議なバンドだ。

sumikaの曲は幅広く、ざっくり分けるとするとキラキラ系王道ポップsumikaと、反骨心ゴリゴリロックsumikaと、夜の街お似合いアダルティーsumikaとある(と思ってる)のだが、どの曲も親しみやすく、ノリがよく、僕の中に自然と溶け込んでいく。

sumikaの曲を聴いていると、どんな困難でも乗り越えられる気がするし、どんなに疲れていても、たちまち回復できそうな気がする。


なんでそんな気がするのか。
それはsumikaがあらゆる人の幸せを願って曲を作っているからなんだと僕は思う。
そんなふうにはっきりとsumikaが言っているわけではないんだけど。


sumikaはライブでこう語っている。

「泥だらけでもいい! 傷だらけでもいい!
 どんな表情でもどんな格好でも いい!
 いつだって俺たちはドアを開けてあなたの帰りを待っています。
 だから安心して いってらっしゃい!」


sumikaの曲は私たちを送り出してくれて、暖かく迎え入れてくれる。
そんな"場所"代わりになるのがsumikaなのだ。


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