危険?女子一人旅に出るのはなんで?故国喪失者の旅は続く。
こんにちは、旅する麦わら帽子です。 ちょっと今回は、自分の気持ちを書いてみようかなぁと思います。
こんな安全な国を出て、わざわざ危険に向かっていくの?とよく聞かれるのは旅人あるあるなのでは。
もちろん、刺激的で異なる文化を知る楽しさを知ってしまったからというのもある。
でも、私が旅する理由は主に、
故国喪失感。
うまく言えないけれど、これが1番しっくりくる言葉。私は自分の国を探しているのだ。私は日本で生まれ育ったので、故国は日本。それが何故外に出るのか、と疑問に思うだろう。
先日、小野不由美さんの魔性の子を久々に読んで、この言葉がストンと落ちてきた。
自分にぴったりの場所、自分が生きやすい場所がこの世界のどこかにあって、そこでこそ自分らしく、生きていけるのではないかという幻想。
それを求めて、私は旅に出るのではないか。
求めているのは非日常ではなく、限りなく日常なのではないかな、と思う。
きっとこの旅は終わらないし、これから先も日本で自分の故国を追い求めながら生きていく。
いつか私の故国を見つけることができるのだろうか。